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2017.05.17|新規開業ノウハウ

店舗設備の大切さを知ろう!換気・空調・排水の基礎知識

店舗設備の大切さを知ろう!換気・空調・排水の基礎知識

店舗を設計する際、デザインや家具、什器などに目が行き勝ちですが、本当にいいお店にする為には設備設計の知識も必要となってきます。
入り口のドアから隙間風が入ってきて冷暖房の効率が悪くなったり、トイレの位置が遠くにあるレイアウトのために余計に床工事の金額が掛かってしまったりと、設備設計の良し悪しが内装工事にもたらす影響は少なくありません。
実際の設計や工事は設備のプロに任せるとして、ここでは最低限知っておきたい設備の知識をお伝えします。

換気設備の基礎知識

換気設備と言われると、換気扇などの排気をする機械を想像する方も多いのではないでしょうか?
住宅などでは機械による換気は換気扇のみで、空気の入れ替えとして窓を開けることも多いと思います。
しかし飲食店では、必ずしも窓を開けて換気が出来るとは限りません。
折角静かな雰囲気のお店にしても夜の繁華街で窓を開けていたら雰囲気が台無しになってしまいます。
そのため、特に飲食店では換気設備が大切な要素となってきます。
換気とは「給気(室内に入ってくる空気)」と「排気(室外へ追い出す空気)」の2つに分かれます。


この2つのバランスを保ち、室内の空気を快適な状態で維持することが換気設備の最大の目的です。
次に換気を行う方法を見ていきましょう。
大きく分けて3種類あります。

1. 第1種換気方式

給気と排気の両方を機械式のファンで行う方式です。
そのため給気と排気のバランスを細かく調整することができ、室内の空気をより確実に快適な状態に保ちます。
しかし給気と排気の両方で機械を使うため、導入コストが高額になったり電気代がより多くかかったりします。

2. 第2種換気方式

給気側は機械式のファンを使用し、排気は排気口などから自然に行う方式です。
機械で無理やり空気を送り込み、室内の空気を外に押しやるイメージです。
この方式は飲食店や住宅などでもあまり使われることは無く、主に無菌室や手術室などに使用されていた方式です。

3. 第3種換気方式

給気を給気口などから自然に行い、排気側に機械式のファンや換気扇を設置する方式です。
昔ながらの街の飲食店などで多く使用されています。
第1種換気方式より導入コストも電気代も安く抑えることが出来ます。
しかし、給気と排気のバランスを一定に維持することが難しく、入口の扉や窓から隙間風が入ってきてしまうこともあります。
そのため室内の温度を一定に保ちにくくなり、空調機器にも余計な負荷が掛かってしまいます。

店舗ではほとんどの場合、第1種換気方式か第3種換気方式が採用されます。
また、給気と排気のバランスは従業員の作業量にも影響してきます。
排気が弱いと厨房機器から出る油を含んだ煙を吸いきれず、壁や床などに油が付きやすくなってしまい、掃除をすることが大変になります。
特に床の油付着は滑りやすくなる大きな原因となり、転倒事故などにも繋がります。

空調設備の基礎知識

店舗は間仕切りなどが少なく、住宅などに比べて比較的広い空間となります。
そのため一般的には業務用の空調機器を使用することが多いです。
特に厨房内は火を使用することに加え、その中で人が作業を行うため、空調能力はより大切になります。
空調機の種類は大きく分けて3種類あります。

1. 天井埋込みカセット形

吸い込み口と吹き出し口が一体となっており、天井内に埋め込まれるタイプです。
必要な物を本体と室外機、それらを繋ぐ配管と電源だけのため、省スペースで設置することが出来ます。
1つの本体から最大で4方向に吹き出すため、全体的に万遍なく温度を調整したい場所などに用いられます。

2. ダクト形(天井ビルトイン形)

吸い込み口と吹き出し口が独立しており、自由にレイアウトできることがこのタイプの大きな特徴です。
本体から吹き出し口までをダクト管で繋ぐことにより、スポット的ではありますが、1台の機械で何箇所かを同時に冷やしたり暖めたりすることが出来ます。
厨房内で人がずっと立っている場所などの近くに吹き出し口を設置したりすると、効率的に快適な厨房空間が作れます。

3. 露出設置タイプ

天井吊り形、壁掛形、床置き形の3タイプがあります。天井内に埋め込み必要がなく、設置が比較的簡単に手早く行えます。

これら3つのどのタイプでも、能力の合ったものを選定すれば性能の差はほとんどありません。
目的なニーズに合った空調機器を選びましょう。

排水設備の基礎知識

排水設備も工事費用をコストダウンするための大きな要因の1つとなります。
排水に関しては、機械の力などは使わず、配管に一定の勾配をつけて流していくのが一般的です。
主に排水管は床の下を通ってビルや施設などの大元の排水管へと接続されます。
トイレやシンクなど排水を必要とする機器が大元の排水管から遠いところにある場合、一定の勾配をつけようと思うと、その分床を上げなくてはいけなくなります。
床を上げることは工事の金額も増え、天井も低くなってしまいます。

まとめ

店舗を作り上げている設備はこれら以外にもたくさんありますが、比較的分かりやすく、工事金額などへの影響も大きいものについて説明しました。
店内のレイアウトやデザインを考える際は雰囲気などだけを意識するのではなく、設備も考慮したレイアウト設計を行うと良いでしょう。

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