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2017.08.26|店舗運営ノウハウ

飲食店の内装デザインに効果的な”陰陽”が作り出す魅力を紐解く!

飲食店の内装デザインに効果的な”陰陽”が作り出す魅力を紐解く!

飲食店には、業態の種類も多いですが、内装を見ると、日本の伝統を活かしたもの・西洋的なもの・自然の要素を入れたもの・モダンなものなど、数えきれないほどのデザインがあります。


そんな中で、どうしたら魅力ある内装を演出できるのか、一つの例を参考にしながら考えて見たいと思います。

飲食店の内装はなぜ大事?

どんな店舗でも、壁や床やインテリアなど内装のデザインは大事ですが、飲食店では特に大きな要素となっています。それはなぜでしょうか。


顧客が飲食店に入ると、まずテーブルに案内され、食べる物を注文します。注文したものが運ばれてくるのにはある程度時間がかかりますから椅子に腰かけたまま待つことになります。特に混んでいるときは待ち時間がもっと長くなります。その間、顧客は同席している者同士でおしゃべりをするかもしれませんが、同時に飲食店内を見渡しながら、店内がどんな様子になっているか観察するでしょう。


もしそのような時に、極端な場合を例にとると、飲食店の壁に何も飾りがなく、その他のインテリアもぱっとしないものだったら、顧客はどういう気持ちになるでしょうか。たぶんそのつまらない内装と同じで、つまらない気持ちになることでしょう。そしてつまらない気持ちになった顧客は、せっかく料理がおいしくてもその良さを十分に味わうことができなくなってしまうのです。

食べ物は舌だけでなく目でも味わう

これは心理的な作用が働いているからで、目から入って来る美的要素が人の食欲に与える力は大変大きいものです。気が付かないかもしれませんが、旅行に行って旅館に泊まり、そこで夕食を取った時のことを思い出してください。特に日本の伝統的な旅館での体験が良い例になるかと思います。


日本の伝統的な旅館の料理は大抵10品くらいあり、それぞれすてきな器やお皿にきれいに盛られていますね。でもよく見るとそれぞれの料理の量はほんのわずかだったり、それほど手の込んだものでなかったりすることが多いのです。でもとてもおいしく感じると思いませんか。それは食事をするときは、舌だけでなくきれいな盛り付けを目でも楽しんでいるからです。


飲食店の内装についても同じことが言えます。駅の立ち食いそば店のようにとにかく食べることだけを目的とした飲食店は別として、そうではない飲食店、つまり他の人と食事を楽しむために訪れる飲食店では、内装はとても大切な役割を果たします。


では、どんな内装だったら魅力溢れるものになるでしょうか。オーストラリアのヨットハーバーにあるレストランを例にとって考えてみましょう。

ボート小屋を改築したレストラン

オーストラリアのメルボルンのウィリアムズタウンというヨットハーバーには「アンカレッジ Anchorage」というレストランがあります。アンカレッジとは碇(いかり)の意味ですが、ここは昔ボート小屋として使われていたところです。ボート小屋の風貌をそのまま残し、レストランの後ろには昔ボートに乗るために使われたデッキがまだ残っています。


そのデッキにはテーブルと椅子が置かれそこでも食事がとれるようになっています。また、デッキから先は海になっていますから、海を挟んで遠くにメルボルンの市街地の高層ビル群が見渡せ、素晴らしい景観を造り出しています。


このレストランがデザイン面で工夫していることは、内装にも昔のボート小屋の良さをできる限り残していることです。例えば床には昔のままの木材が使われた個所もあり、きしむ音さえ聞こえてきます。天井はなく、屋根裏が見えるようになっています。その屋根裏との空間に大きな梁が何本か張られ、その梁の上には本物のボートが置かれているのです。もちろん飾りとしてですが。

古い建物と対照的なモダンなインテリア

このような古びた良さに反し内装は大変モダンです。例えば白く塗った格子の入った窓や超近代的な照明器具などです。そして置かれているテーブルや椅子も大変モダンです。全体として古さと新しさがうまく調和し、ロマンチックな雰囲気を作り出しています。


こうしたロマンチックな雰囲気をさらに盛り上げているのが、ヨットの舵や海をイメージした飾り物が飾られていることで、初めてこのレストランを訪れた人は誰しも、一歩レストランに入ったとたんにその美しさに思わず感嘆の声をあげてしまうほどです。


アンカレッジの内装では、古さと新しさを見事に調和させて素晴らしい雰囲気を作り出していますが、もしこれがすべて古めかしいものを使っているとか、反対にすべて新しいものを使っているとかしたらどうでしょうか。想像してみてください。

“陰陽”が作り出す神秘的な魅力

一見不思議な気がしますが、相反するものには陰陽の効果があり、調和を造り出す役割を果たしているのです。つまり、古いものは新しいもののおかげでさらに古く見え、反対に新しいものは古いもののおかげで更に新しく見えるため、お互いの良さが引き出されることになります。


アンカレッジの内装のように「古い/新しい」の他にも、陰陽には、たくさんの組み合わせがありますが、その他にも、例えば「軽い/重い」「粗い/なめらか」などがあります。


例えば「軽い/重い」だったら「紙風船/石瓶」とか「羽毛/岩」とかの組み合わせが考えられ、それにマッチしたものを店内に飾ったり、「粗い/なめらか」だったら、店舗内の一つの壁の一部に表面が少し粗い赤レンガを使いアクセントにし、壁の他の部分にラミネートした白黒の素敵な写真をいくつか飾れば、壁の粗さとラミネートした写真のなめらかさが陰陽になります。イマジネーションを活かして素敵な陰陽を考えてみてください。

まとめ

待ち時間が発生し、他の店舗より顧客が長時間滞在する飲食店。そんな飲食店には顧客を飽きさせず、食欲を刺激するような素敵な内装が必要です。


陰陽は中国で生まれたコンセプトですが、デザインの手法として効果のあるものです。その良さを活かして、魅力的なインテリアを考えてみてください。

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