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2018.06.25|新規開業ノウハウ

美容室を開業するなら知っておきたい助成金制度

美容室を開業するなら知っておきたい助成金制度

店舗賃貸の初期費用、内外装工事費用に設備費用、さらには広告宣伝費に人件費と、美容室の開業には多額の資金を要します。銀行などに融資を受けて補える分には限界がありますし、できれば「借金」という形で元手を増やすのは避けたいところです。そこで、活用したいのが、国からの「助成金」制度です。


助成金の受給のためには、申請期限や詳細条件などクリアすべき要件が多々ありますが、利用できれば開業や経営のサポートになることは確かでしょう。ここでは、美容室を開業する際に利用できる助成金制度についてご紹介します。

助成金について正しく理解しておこう

助成金とは、厚生労働省が管轄して取り扱っている「支援金」を指します。助成金と補助金はどちらも国からの支援金であるため、混同されがちですが、補助金の所管は経済産業省です。まずはその部分の違いを理解しておきましょう。


助成金のもっとも大きな特徴が「返済不要」ということです。福利厚生や労働者教育など、雇用の安定や充実を達成する目的で、2017年度段階では実に50種類以上の助成金が用意されています。つまり、助成金は、美容室経営者などにとってメリットがたいへん大きな制度なのです。


国からの支援では、ほかにも「公的融資」などがありますが、返済が必要な点で助成金とは異なります。スムーズな開業や経営の安定化のために、積極的に助成金制度を活用しましょう。(※1)


※1.【助成金活用ガイド】

助成金をもらえる条件

助成金の申請条件は細かく定められています。まずは、自分が条件を満たしているかどうかを確認しましょう。条件は6つあります。


1つ目が「雇用保険の適用がある事業所の事業主であること」です。助成金の財源は雇用保険料であるため、納得のできるしくみになります。


2つ目が「審査協力」です。助成金を受けるためには、審査を通過しなければいけません。その審査に協力することが、条件となっています。


3つ目は「支給または不支給の根拠となる、審査に必要な書類等の整備および保管」です。審査に必要な書類とは、たとえば就業規則などが挙げられるでしょう。


そして、4つ目が「支給や不支給を決する審査の必要書類等の提出を、管轄労働局等から求められればすぐに場合に応じること」です。


5つ目が「管轄労働局等による実地調査の受容」、最後の6つ目が「申請期間を厳守すること」になります。(※2)


※2.【資金調達BANK】助成金とは?申請条件・申請から受給までの流れをわかりやすく解説


受給のためには、就業規則の作成や雇用保険などの加入が最低限必要になってくることを把握しておくことが重要です。

美容室の開業で使える助成金

美容室開業時に注目したい助成金のうちの1つ目は「地域雇用開発助成金」です。この助成金には、労働力が不足している地域における新規事業所開設や、その地域に住む人員の雇い入れを促進するという目的があります。


そのため、受給条件が「地域に住む求職者を、常時雇用の雇用保険一般被保険者として、3人(創業の場合は2人)以上雇い入れること」などと定められているのです。この場合は、ハローワークなどの紹介を通じて雇い入れなければいけません。この「地域雇用開発助成金」は、最大で1年ごとに3回まで受けることができます。


対象地域(同意雇用開発促進地域、過疎等雇用改善地域または特定有人国境離島地域)で美容室の開業を考えているなら押さえておきたい制度です。(※3)


※3.【厚生労働省】地域雇用開発助成金(地域雇用開発コース)


2つ目は「両立支援等助成金」です。これは、家庭と職場の両立支援や女性が躍進できる職場づくりを行う事業者に対して給付される助成金になります。優秀な人材に長く働き続けてもらうための職場環境を目指して活用してはいかがでしょうか。(※4)


※4.【補助金ポータル】東京都美容院で活用できる補助金・助成金5選


そして、3つ目が「キャリアアップ助成金」です。こちらの助成金は、非正規雇用労働者のキャリアアップのための取り組みを行った事業所が対象とされています。「正社員育成コース」「健康診断制度コース」など、2017年時点では、取り組みの目的別も8つものコースが用意されている点も注目です。(※5)


※5.【厚生労働省】キャリアアップ助成金

基準や条件は高い頻度で変わるので注意

助成金の受給条件は、原則として毎年変更されます。そのため、古い情報をベースにして計画を進めてしまうと、申請期間内に申請できないといったリスクの発生も否定できません。また、年々、助成金の対象となる取り組みの枠が広げられて行っている制度もあります。


前年度の段階では助成金給付の条件に当てはまっていなくても、今年度は当てはまるといったケースも十分ありうるのです。助成金の申請を検討するのであれば、古い情報をあてにせずに、その都度自分で調べるようにしましょう。

助成金を活用して経営を有利に

助成金の給付を受けるための手続きは複雑なものが多い傾向です。条件に当てはまるかをひとつひとつ検討するだけでもかなりの労力を消費することもあるでしょう。しかし、手続きが大変だからといって助成金の受給をあきらめてしまうのは、あまりにももったいないです。


美容室を新しくオープンして健全な経営を行っていくために、利用できる助成金は活用してみましょう。助成金の利用の有無だけで経営状態に差が出ることも多いため、前向きに利用を検討してはいかがでしょうか。

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