2017.03.22 2020.07.31|新規開業ノウハウ
脱毛サロンを開業する前に知っておきたい大手に対抗する利益を上げる方法
独立して脱毛サロンを経営しようとしている方や、すでに開業されている経営者の方は、大手が9割を占めるこの業界で利益を上げる手法をご存じでしょうか。
販促活動においても自店舗周辺の美容系店舗と連携すれば、大きな集客効果を見込めることができます。大手に負けずに利益を出す方法をここでご紹介していきます。
目次
消費者は大手に安心感がある
大手に負けないといっても、さすがに資金力と人員力では到底敵いません。大手脱毛サロンに集客を取られないようにする取り組みが大切です。
脱毛サロンは大手と中小でもそれほど差異がないと確信して起業している経営者の方もおられるでしょう。しかし、消費者はそう取りません。
「大手だから安心」という特に理由もない印象が出来上がっています。理由もないと述べましたが、確かに「大手だから…」というフレーズは逆に選ばれる理由になっていますね。
集客というのは文字通り、お客様を集めることです。集客が上がると売り上げも向上し、利益の確保につながります。大手にはテレビCMや電車の中吊り広告などの膨大な量と芸能人を組み合わせて、無料体験後の初回料金もお得感を出しています。
これには何をしても勝てそうにありませんが、一番重要なのは、本当に脱毛を希望している消費者が何を求めているかということを理解することです。
検索エンジンを活用し、消費者が何を求めているかを追求する
中小零細店舗が集客率を高めるには、大手にないものを追及することが肝心です。大手脱毛サロンはWEB上でも広告を出している以上、店舗側は何もしなくても集客を見込めます。
そこには付け入る隙はまだまだあります。広告から訪問する人もいれば、検索サイトから自分で調べる人もいます。スマホ社会となっている現状で、インターネットを活用している人は年々増加しています。
インターネットは自分で調べることが可能となりますので、検索エンジンで上位に表示されるサイトなら、WEB広告よりも集客効果が高くなります。
消費者は検索エンジンで脱毛サロンについて調べるときに、「自身が通える場所」「料金」「痛み」を調べることが多いはずです。
顧客として自店舗の周辺地域で脱毛を考えている消費者にターゲットを絞ります。ホームページ上で先に述べたキーワードを徹底的にUPします。
さらに、「勧誘」というキーワードもホームページ上に果敢に取り入れます。これは消費者からすると、大手は初回料金が安い分、長期高額プランに強引に勧誘されないかという不安からきます。
この不安を取り除けるのは地域密着型の中小零細店舗ならではの利点です。
質問にも真摯に答え、料金プランを見える化し、勧誘は一切しない旨を明記します。少しでも消費者の不安を取り除けると、自店舗の顧客に変わってくれる可能性が高くなります。
地域密着型をアピールし、周辺美容系店舗と合同キャンペーンを打つ
脱毛サロンで集客を上げるにはその他の美容に携わる、ネイルサロンやエステサロン、美容院などと連携し、地域で合同キャンペーンを開催するのも効果的です。
エステには行くけど、脱毛はちょっと怖いと感じている女性も多いはずです。これらの業態はともに顧客を奪い合う訳ではありませんので、自店舗を紹介してくれることに抵抗はありません。
むしろ、個別に販促キャンペーンを打つ場合、20%オフなどをすると、集客効果は上がりますが、利益も下がります。
ところが、複数の業態を訪れるとそれぞれ10%オフという企画があると、消費者は合計の会計でお得な割引サービスが実感でき、店舗側も販促コストを下げられるということにもなり、利益の確保がしやすくなります。
このように消費者と店舗、お互いにメリットが生まれます。
キャンペーンにチラシを活用する
キャンペーンを告知するのはチラシが効果的です。各店舗の詳細がそれぞれ反映されると消費者の注目を浴びます。他業種間の合同キャンペーンはなかなかお目にかかれませんので、口コミにも期待ができます。
チラシにはクーポン券を添付し、各店舗で使えるようにし、チラシを捨てられないようにもします。新聞折り込みチラシはもちろんのこと、地域情報誌やタウン誌にも広告を掲載し、集客率向上を目指します。
広告となると経費がかかります。経費をどうやって振り分けるか、季節ごとに持ち回りにするかなど、
詳細は詰めていかなくてはなりませんが、口コミやSNSで拡散を狙いやすく、販促が一度で終わらないのでかかった経費を十分に回収できる効果を期待できます。
再来店に繋げるためにも顧客の満足度を上げる
どれだけ集客をしても、顧客が再度来店してもらわないといけません。一度限りでは利益につなげることができません。そのためには顧客の満足感を得る必要があります。
やはり大手の方が良かったと言われないためにも、従業員の教育を徹底し、地域密着型ならではのアットホームで親しみやすい雰囲気を作り、顧客の不安を取り除いてあげることに注視しましょう。
顧客の満足度を上げるには、技術面ではもちろんのこと、接客態度のサービス面、それに美容に関わるので衛生面などの清潔感は常に気を配るようにしましょう。
「汚い」「不潔」というレッテルを貼られると、悪い口コミは良い口コミよりも強く印象付きますので、清潔感には注意してください。
まとめ
大手脱毛サロンに負けないように利益を上げるには、消費者が知りたい情報をホームページで細かく提供し、周辺の美容系店舗と連携して顧客を満足させることです。
それにより集客率が上がって売り上げが向上し、販促コストも抑えられて利益の確保を実現することが可能となります。
監修者
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IDEAL編集部
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