2021.04.13  2021.04.09|店舗デザイン

美容室の内装で費用を出し惜しみすると失敗する?失敗しないためのポイントを紹介

美容室の内装で費用を出し惜しみすると失敗する?失敗しないためのポイントを紹介

「美容室開業に向けて費用やコンセプトを決めていきたい。失敗したくないのですがどんなことに気をつけたらいいでしょうか」というお客様への記事です。

当記事では、美容室開業に必要な知識として
・美容室の内装相場
・美容室のコンセプトの決め方
・美容室の機能面を意識した内装の決め方
についてお伝えしていきます。

結論から言いますと、美容室開業に失敗したくないのであれば、とことん内装にこだわりを持って作り上げていきましょう。

内装をデザインするときは、金額を理由に妥協してはいけません。

なぜなら「勿体ないから」という理由で内装費用を出し惜しみしてしまうと、コンセプトを上手に再現できないからです。

コンセプトそのものはしっかり決めているのに、内装や外観を通して表現、演出できていなければ、顧客にコンセプトは伝わりません。

結果、ファンになってくれる顧客が増えず、リピーターが増えないという悪循環に陥ってしまいます。

『売上の8割は2割のリピーター』という法則(パレートの法則)があるとおり、美容室の経営をプラスにしていくにはリピーター取得は必須です。

美容室開業を失敗したくなければ、内装費用は出し惜しみしてはいけません。

当記事ではその理由についてできるだけ分かりやすくお伝えしていきます。

美容室の内装の相場は?

美容室の内装の相場は?

美容室の内装を手掛ける際の費用は、おおよそ坪単価20万〜40万です。

美容室の広さが30坪だった場合、約600万ほどかかる計算になります。

よって美容室の内装費用は『坪単価×広さ』で予測できるものだと覚えておきましょう。

床材や壁材など、こだわる部分が多くなればなるほど、内装費用も上がります。

美容室の内装はどこにこだわる?

美容室の内装はどこにこだわる?

美容室の内装でこだわるべきポイントは次のとおりです↓

・床材や壁紙
・おしゃれな鏡台
・コンセプトを表現するための小物
・機能面を重視したコンセントの配置

それぞれお伝えしていきますね。

美容室の内装こだわりポイント①雰囲気を演出する床材や壁紙

1つ目のポイントは、床材や壁紙です。

床、壁は「美容室の印象を左右する」といっても過言ではありません。

ですから、利便性(掃除がしやすい、傷がつきにくい)だけでなく、見た目や質感など、コンセプトに合うものを選ぶことがカギ。

とくに床は、種類によって機能面が大きく変わると理解しておきましょう。

美容室に合った、床の種類と機能面を簡単にお伝えしていきます↓

[フローリング]
・肌触りが良い
・湿度調整機能がある
・汚れが取りにくい
・すぐシミになる

[磁器タイル]
・質感が良い
・清潔に保てる
・掃き掃除が簡単
・人や物の重みに耐えらる
・ワックスがけがいらない
・ハサミを落としたときに刃こぼれしやすい
・材質が硬いので長時間立っていると疲れやすい

[長尺シート]
・価格が安い
・汚れが落としやすい
・掃除やメンテナンスがしやすい

[塩化ビニールタイプ]
・傷に強い
・種類が豊富
・デザイン性が高い
・価格設定が幅広い

[モルタル]
・断熱性がある
・掃除がしやすい
・高いデザイン性
・ハサミを落としたときに刃こぼれしやすい
・材質が硬いので長時間立っていると疲れやすい

美容室の内装こだわりポイント②大きくおしゃれな鏡台

美容室の内装こだわりポイント②大きくおしゃれな鏡台

2つ目のポイントは、おしゃれな鏡台の設置。

おしゃれかつ、大きめな鏡であるとなおベストです。

顧客は長時間、鏡の前に座ることになりますよね。
鏡そのものは、顧客の目に長く留まるものでもあるので、内装と一貫性のあるデザイン性の高い鏡を選びましょう。

また、ただ単におしゃれで大きな鏡を設置すれば良いということではありません。
鏡を通して、店内の”見られたくない部分”をカバーできるよう考えて設置しましょう。

例えば、鏡越しに
・スタッフルームでの談笑が丸見え
・他の顧客と目が合ってしまって気まずくなってしまう
・スタッフがこっそりレジに隠れてスマホをいじっている様子が見えてしまう
など。

見せたくない裏方の部分が鏡越しに見えることがないよう、考えて設置することが重要です。

細かいと感じられるかもしれませんが”顧客の居心地の良さ”は、こういう小さな部分から配慮していくものだと理解しておきましょう。

美容室の内装こだわりポイント③店舗のコンセプトにアクセントを効かせられる小物

3つ目はコンセプトにアクセントを効かせられる小物を置くことです。

具体的にはインテリア、照明といったものだけでなく、
・観葉植物
・ウェルカムボード
・受付に置く小銭トレー
・待合室のソファに置くクッション
・施術中に提供するドリンクのコップ、コースター
などの細かい部分です。

一見見られていないようなモノだとしても、コンセプトに合った小物を取り入れましょう。

内装設計だけでは、コンセプトや世界観を最大限に表現できないからです。

美容室の内装こだわりポイント④機能性も重要!電源等のコンセントは多めに!

美容室の内装こだわりポイント④機能性も重要!電源等のコンセントは多めに!

4つ目のポイントは、美容室としての機能面に注目することです。

結論、電源やコンセントの数は多めに設置しましょう。

美容室だけではありませんが、一度手掛けた内装はそう簡単にはやり直せません。

「ここにもコンセントを設置しておけばよかった!」
「ここにしか電源がないからレイアウトを変えられない!」

といった事態にならないためにも、よく計画を練って内装設計していくことが重要です。

美容室は雰囲気作りも機能性も両方重要

美容室は雰囲気作りも機能性も両方重要

美容室として失敗したくないのであれば、お金を理由にして妥協してはいけません。

コンセプトに合った雰囲気作りと機能面はともにこだわり抜いて作り上げるものです。

妥協したデザイン、妥協した内装、外観、インテリアなど。

「失敗したくないのに、妥協してしまった」といった経緯は、必ず美容室そのものに表れてしまいます。

例えば
・床材はこだわったのにインテリアは妥協して雰囲気に合わないものを選んだ
・待合室のソファにだけこだわって、施術用のイスやテーブルは安物にした
など。

妥協する点が多ければ多いほど、顧客はファンになってくれません。

なぜなら、一貫性のない美容室では「居心地が良くない」と感じてしまうからです。

であれば、顧客は”より居心地の良い美容室”へと流れてしまいます。

美容室のコンセプトをしっかり表現できる内装を目指そう

美容室のコンセプトをしっかり表現できる内装を目指そう

美容室のコンセプトをしっかり表現したいのであれば「これだ」と思うデザインになるまで設計を続けていきましょう。

そして設計したとおりに、とことん再現していきましょう。

できる限り費用を抑えたい気持ちは十分理解できます。
ですが、美容室を作り上げることは何度もできることではありません。

美容室を開業するのに失敗したくないのですよね。
であれば、納得いくまで内装デザインはこだわり抜きましょう。

まとめ:美容室として”おしゃれ”な空間を作る鍵はコンセプトにあり

まとめ:美容室としておしゃれ”な空間を作る鍵はコンセプトにあり

美容室を開業したいとお考えのお客様へ、コンセプトの決め方、内装のこだわるべきポイントについてお伝えしてきました。

顧客が美容室に求めているのは、施術スキルだけではありません。

・好みの雰囲気か
・リラックスできるか
・清潔感を感じられるか
・その場にいて心地良いか

顧客の立場になって考えてみると、理解しやすくなるのではないでしょうか。

美容室としての空間を作り上げるのに「費用が理由で妥協はしてはいけないな」と。

「美容室の内装の決め方や考え方について理解できました。ですが開業手続きってやることが多くてきちんと進められるか不安です」

このような悩みを抱くのであれば、ぜひIDEALにご相談ください。

多くの美容系店舗の開業に携わってきたIDEALであれば、そのようなお客様の不安や負担を減らせるかもしれません。

IDEALでは、
・デザイン設計
・内装工事の施工
・お店のパンフレット作り
・お店のWEBサイト作り
を、お受けいたします。

理想的な美容室が出来上がるよう、悩みや疑問点に一つ一つ対応いたします。

まずは一度、ご相談してみてはいかがでしょうか。

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監修者

IDEAL編集部

日本全国の美容室・カフェ・スポーツジム等の実績多数!
店舗づくりをプロデュースする「IDEAL(イデアル)」が運営。
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