2021.04.27|店舗デザイン
“おしゃれな内装のカフェをつくる鍵は○○にあり!あなたが思う”おしゃれ”とは?”
「おしゃれなカフェを作りたい。どんな風に内装デザインを決めていけばいいのでしょう」
というお客様への記事です。
当記事は、実店舗をとおして”おしゃれ”な内装をつくるヒントをお伝えしていきます。
先に少しだけヒントをお伝えしますね。
カフェをおしゃれな内装にしたければ”手順”を踏むことです。
その手順とは
①「こんな風におしゃれにしたい」と具体的にイメージする
②イメージに近い店舗を見つけ、実際に見る、行く、感じる
③コンセプトを固めて、再現したいイメージとマッチングさせる
といったステップです。
初めてのカフェ開業で、デザインをサクッと決められる人は中々いません。
まずは「こんな雰囲気が良いな」と大枠を決めて、少しずつ、細かく決めていければOK。
そのための材料を集めるために、上のステップについて解説していきますね。
目次
”おしゃれ”をより具体的にしましょう
まずは”おしゃれ”を具体化しましょう。
おしゃれと感じる基準は人によって違います。
ですから、お客様が感じる”おしゃれ”を、まずは全て書き出してみるのです。
例えば「海外風のカフェっておしゃれに感じるよね」と思うなら
・赤い屋根に白いレンガでできた外観
・木の素材を活かしたテーブルやイス
・マットテイストなコーヒーカップやお皿
をイメージしてみる。
または「あえてクールでかっこいい雰囲気なカフェもおしゃれだよね」とするなら
・ビンテージ風のソファやイス
・ブリキやアイアン(鉄風)のアイテム
・観葉植物で緑とアースカラーを組み合わせる
といったように、ブルックリンスタイルな内装にすることもできます。
「こんなカフェにしたい」と考える前に、まずは”おしゃれだと感じる雰囲気やデザイン”を書き出してみましょう。
デザインを1つに絞るのは後々やっていけばいいのです。
実店舗をイメージとしてあげてみましょう
”おしゃれ”を具体化できたら、実際にお店を見てイメージを固めていきましょう。
理想とするお店を
・見つけて
・見に行って
・雰囲気を感じる
というステップになります。
・スターバックス
・無印良品
・Egg's Things
を例にして挙げてみましょう。
あえてカフェ以外の店舗も紹介していきます。
それぞれの
・雰囲気
・内装の色合い
・BGM
・照明
・インテリアの配置
について、お伝えしていきますね。
"おしゃれ”を演出しているいい例①スターバックス
まずはスターバックスです。
[雰囲気]
・落ち着ける
・センスが良い
・仕事がしやすい
・ゆったり過ごせる
・毎日来ても飽きない
[内装の色合い]
・木目を活かしている
・茶色やグレーなどのアースカラーが多い
[BGM]
・スローな洋楽が多い
・作業する人にとってホワイトノイズになりやすい曲
[照明]
・間接照明
・ダウンライト
・デザイン性の高い照明
[インテリアの配置]
・複雑な動線にならないよう配慮されている
・ソファーゾーンやデスクゾーンなどひと目みて分かりやすい
ご存知かもしれませんが、スターバックスの内装は統一されていません。
各店舗、それぞれの地域性を活かし、訪れるターゲットに合わせて作られています。
"おしゃれ”を演出しているいい例②無印良品
次に、無印良品の”おしゃれ”を分解してみましょう。
生活用品でお馴染みの無印良品ですが、おしゃれな空間作りのヒントがたくさん隠れているんですよ。
[雰囲気]
・落ち着ける
・”和”テイスト
・”自然体”を感じられる空間
[内装の色合い]
・明るめの木目でナチュラル感を演出
・コーポレートカラーの”エンジの色”を差し色にしている
[BGM]
・透明感ある曲
・リラックス効果のある曲
・水や風などの自然音と音楽が融合したようなやさしい曲
[照明]
・店内全体が見渡せるような明るさ
・商品が魅力的に見えるよう配置されている
・店内の入り口と壁の明るさをあえて強くしている
[インテリアの配置]
”無印のアイテムで生活している様子”をリアルに感じられるよう配置されている
"おしゃれ”を演出しているいい例③Eggs'n Things
最後にEggs'n Thingsです。
[雰囲気]
・”明るい素朴”な雰囲気
・アットホームさが感じられる
・ハワイの”ローカル感”を演出
・誰でも温かく出迎えてくれるような空間
[内装の色合い]
・全体的に”やさしい”色合い
・観葉植物で、緑を差し色にしている
・明るい木目と白いファブリックがベース
[BGM]
・ゆったり、くつろげるような優しい曲
・ウクレレの音やフラダンスを連想させるような曲
[照明]
健康的な明るめの照明
[インテリアの配置]
開放感が感じられる、余白を意識して配置されている
"おしゃれ"の定義が定まったら、開業したいカフェのコンセプトを考えてみましょう
「こんなカフェにしたい」と少しずつ決めていければ、あとはコンセプト決めです。
コンセプトは「こんなカフェです」とアピールできる”軸”となる部分。
コンセプトが決まれば、カフェのデザインが自然に決まります。
なぜなら、カフェの内装を決めることは、すなわち「コンセプトを表現する」ことと同じだからです。
コンセプトを上手に表現できれば、それが『おしゃれなカフェ』になるのです。
まとめ:カフェの内装をおしゃれにするにはコンセプトがカギ
カフェの内装が決められないお客様へ、おしゃれな内装にしていくためのヒントをお伝えしてきました。
カフェの内装をおしゃれにするには、手順を踏んで少しずつ決めていくことです。
その手順とは
①「こんな風におしゃれにしたい」と具体的にイメージする
②イメージに近い店舗を見つけ、実際に見る、行く、感じる
③コンセプトを固めて、再現したいイメージとマッチングさせる
といったステップだとお伝えしましたね。
お客様が”おしゃれ”だなと感じる要素をひとつずつ書き出し、具体化していきましょう。
そしてその要素を踏まえ、おしゃれだと感じるお店を実際に目で確かめましょう。
他のお店をリサーチする時は、
・「なぜ〇〇な雰囲気を感じるの?」
・「どうしてコレはオシャレに見えるの?」
・「どうやったらこんな風にできるのだろう?」
・「何がこんなにカッコよく感じさせてくれるの?」
など「何に魅力を感じているのか」「どこにインスピレーションを受けたのか」を意識しながらリサーチできるか、が重要です。
リサーチが済んだら、あとはコンセプトとマッチングさせていけばOKです。
カフェの内装は、コンセプトを表現したデザインにしていきましょう。
「ここはこんなカフェです」とメッセージ性をもたせた内装に仕上がれば、顧客がファンになり、リピーター獲得につながりやすくなりますよ。
「カフェの内装デザインを決めるコツはわかりました。ですが内装設計が上手くできるか不安です」
であれば、ぜひIDEALにご相談ください。
IDEALは、お客様が作り上げたいものを丁寧に形にしていきます。
与えられた空間を存分に活かすのはもちろん、お客様の希望や願いを根本から理解するのを前提に進めます。
また、お客様のタスクを最小限に抑えることが可能かもしれません。
『必要な手続き、内装デザイン設計、施工』までを代行することが可能だからです。
コンセプトを汲み取ることはもちろん、急な提案や変更にもできるだけ臨機応変に対応することがIDEALの強みです。
お客様の理想とする魅力的なカフェが出来上がるよう、悩みや疑問点をひとつひとつ丁寧に対応、解決させていただきます。
まずは一度、相談してみてはいかがでしょう。
監修者
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IDEAL編集部
日本全国の美容室・カフェ・スポーツジム等の実績多数!
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