2021.09.03 2021.09.06|店舗デザイン
美容クリニックの内装デザインは男女のそれぞれの目線を考えよう
「美容クリニックを開業したい。内装デザインはどう設計していけば良い?」
「美容クリニックとして受けの良いデザインの考え方を教えてください」
というお客様への記事です。
この記事で伝えていること↓
・男女別、美容クリニックの内装デザインの考え方
・理想的な美容クリニックにするための配慮するべきポイント
これまで数多くのクリニック作りに携わった、IDEAL(の中の人)が、どこよりも分かりやすくお伝えしていきますね。
美容クリニックの開業が増えている中「具体的にどうやって内装デザインを考えたら良い?」とお悩みの開業医も少なくありません。
ただ単に「あなたを美しくします」と謳うクリニックにするだけでは、他のクリニックと差別化しにくくなります。
そこで今回は『男性目線と女性目線で見る、内装デザインの考え方』について解説していきますね。
目次
男性向け美容クリニックの内装
男性向けの美容クリニックを開院する場合、内装デザインは以下のポイントを押さえましょう↓
・配色
・装飾
・デザインスタイル
それぞれ詳しくお伝えしていきますね。
美容クリニック×男性向け①:配色
男性目線で考える美容クリニックは、
・男前
・クール
・かっこいい
といったテイストを意識しましょう。
よって配色は以下に絞ると良いでしょう↓
・青
・黒
・グレー
・シルバー
・アースカラー
など。
ベースカラーは黒にし、アクセントカラーにグレーやシルバーを取り入れると良いでしょう。
壁、床、天井すべてを統一カラーにすると、却って圧迫感を与えてしまいます。
部分的に取り入れるか、床は黒、壁はグレーといったように場所ごとに色を変えてみるのもいいでしょう。
ただし使う色は2〜3色に止めましょう。
それ以上色味が増えると、まとまりがなく、落ち着けない空間になってしまいます。
美容クリニック×男性向け②:装飾
男性目線で見た美容クリニックの装飾は、トレンド感を取り入れると良いでしょう。
たとえば、
・特殊照明
・映像コンテンツ
・デジタルサイネージ
など、テクノロジー的な演出を心がけましょう。
男性が好むような、高揚感漂う空間になります。
エンターテイメントな雰囲気を味わえる空間作りを意識すると良いでしょう。
美容クリニック×男性向け③:デザインスタイル
男性受けの良いデザインスタイルは、たとえば以下が挙げられます↓
・モダン風スタイル
・テクノ風スタイル
・ブルックリンスタイル
・インダストリアルスタイル
・アメリカンアンティークスタイル
基本はシンプルでクールな印象を与える空間作りを意識すると良いでしょう。
もう少し差別化したいのであれば、アンティークなアイテムを取り入れた空間にする。
あるいは、おしゃれかつ、重厚感を抱かせるインダストリアルスタイルもオススメです。
女性向け美容クリニックの内装
続いて女性目線での内装デザインの考え方についてお伝えしていきましょう。
男性同様、
・配色
・装飾
・デザインスタイル
と、順に解説していきますね。
美容クリニック×女性向け①:配色
女性目線で内装デザインを設計するときは、
・安心
・清潔
・美しい
・居心地が良い
を前提として考えると良いでしょう。
よって配色は、以下に絞ると良いでしょう↓
・白
・青
・緑
・黄色
・グレー
・ピンク
中でも淡いパステルカラーに絞って配色を考えていくと良いですよ。
パステルカラーであれば、目にやさしく、居心地の良い空間を演出しやすくなります。
美容クリニック×女性向け②:装飾
女性目線で見た美容クリニックの装飾は、”美”と”安心感”を同時に連想させるものを取り入れると良いでしょう。
たとえば、
・植物
・きらびやかな装飾
・くつろげるソファやイス
など、居心地の良さを演出しましょう。
女性が好むような、おしゃれで落ち着ける空間になります。
カフェのような雰囲気を味わえる空間作りをイメージすると、理想的な空間に仕上がりやすくなるでしょう。
美容クリニック×女性向け③:デザインスタイル
女性受けの良いデザインスタイルは、たとえば以下が挙げられます↓
・カフェ風スタイル
・ヨーロピアンスタイル
・ナチュラル風スタイル
基本はナチュラルで安心感を抱くような印象を与える空間作りを意識すると良いでしょう。
もう少し差別化したいのであれば、シャンデリアなどのゴージャスなアイテムを適度に取り入れると良いですね。
理想的な美容クリニックの内装
美容クリニックの内装を、より良いものにするためのポイントをお伝えしていきましょう。
ポイントは3つです↓
・音への配慮
・素材へのこだわり
・分かりやすい表示
それぞれ分かりやすくお伝えしていきますね。
美容クリニックの内装ポイント①:音への配慮
美容クリニックの内装は、音への配慮を忘れずに。
診察時やカウンセリングの際に、患者のプライベートな内容が外に漏れてしまうようではいけません。
診療室やカウンセリング室は、待合室から近い位置に配置されていることが多いです。
そのため、防音に配慮した壁作りが必須になります。
美容クリニックの内装ポイント②:素材へのこだわり
美容クリニックの内装は、素材にこだわるべきです。
なぜなら、クリニックのコンセプトに合う内装を実現するためには、イメージに合った素材選びが必要不可欠だからです。
特に、外観や待合室の素材は、ぜひともこだわって頂きたいものです。
その代わり、処置室やバックヤードは掃除やメンテナンスのしやすさを重視した素材にすると良いでしょう。
そうすることで、コストをかけるべき箇所と、コストを抑えられる箇所を明確に分けられます。
また、耐久性のある素材を選ぶようにしましょう。
美容クリニックは、不特定多数の方が出入りするからです。
抗菌性のある素材や、劣化しにくい素材に絞って選ぶようにしましょう。
美容クリニックの内装ポイント③:分かりやすい表示
美容クリニックの内装は、どこにどんな部屋があるか、分かりやすく表示するようにしましょう。
患者が「どの部屋に入ればいいの?」と、迷うことがないようにするためです。
クリニックは、部屋がいくつも並列に配置されていることが多いですよね。
そのため、部屋の扉に番号か「〇〇ルーム」と、名称を付けることで分かりやすくなります。
まとめ:美容クリニックはターゲットに合わせた内装作りを心がけよう
「美容クリニックの内装って、どうやって考えていったら良い?」というお客様へ、女性目線と男性目線それぞれの考え方についてお伝えしてきました。
ポイントをいくつかお伝えしてきましたが、まずはよくコンセプトを練られることをオススメいたします。
お客様の理想とするクリニックを作り上げるのに必要なステップだからです。
もし「どうしてもクリニックのレイアウトが決められない!」ということであれば、クリニック作りに強いデザイン施工会社に相談する、というのも一つの手です。
中でもIDEALであれば、お客様の「こんなクリニックにしたい」という考えを、ひとつひとつ汲み取ってデザインに落とし込むことができます。
お客様の考えを汲み取れる理由は、これまで多くのクリニックオープンに携わってきたから。
これから初めてクリニックを作り上げるのに、しっかりとデザインを考えるのは簡単なことではありません。
ですが「こんな風にしたい」というお考えがあるのは理解できます。
IDEALは、その「こんな風にしたい」を、再現できるのです。
ぜひ一度、相談されてはいかがでしょう。
監修者
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IDEAL編集部
日本全国の美容室・カフェ・スポーツジム等の実績多数!
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