2017.05.25 2020.08.06|新規開業ノウハウ
【コンビニ開業のメリット・デメリットまとめ】フランチャイズ(FC)を始める前に知っておきたいこと
コンビニエンスストアのオーナーのほとんどが社員では無いということをご存知ですか?
サラリーマンを今までやっていた経営未経験の方でも最短でオーナーになれる仕組み、それがフランチャイズという経営手法です。
今回はそんなフランチャイズ加盟のメリットとデメリットを解説します。
脱サラして店舗経営をしたい方の参考資料としてお役に立てていただければと思います!
目次
メリット1:ブランド力を活用できる
店舗開業時の一番の不安は、「集客率」です。
自信のある商品・サービスがあっても全く集客率が上がらない…なんてことも少なくないと思います。
ブランド力を最大限活用できることは、この店舗開業時の不安を払拭できる最大のメリットと言えるでしょう。
ブランド力によって開業初日から行列ができることもフランチャイズならでは。
地道な宣伝を行う必要がないためオーナーの負担も少なくて済むため広告宣伝費用削減に繋がります。
メリット2:継続的な集客支援が受けられる
「開業1~2年は順調だったのに客足が遠のいてしまった」などの問題を抱えて廃業してしまう店舗の原因の1つとして集客戦略が継続して出来なかったことが挙げられます。
フランチャイズの場合、フランチャイズ本部がチェーン全店に対して行う大規模なCMやチラシの配布など大手ならではの戦略が直接反映されてくるため、本部の経営状況が傾かない限り継続的な集客支援を受けることが可能です。
メリット3:失敗の経験が蓄積されたノウハウを吸収できる
大手コンビニなどは、立地の選定から運営上の接客マニュアルまで経営に関するノウハウを蓄積しています。
フランチャイズ加盟後はこのマニュアルを学ぶ研修が数ヶ月間行われ、店舗運営のノウハウを吸収することができ、店舗開業後にはアドバイザーが定期的にアドバイスをしてくれる仕組みもあるため、未経験者でも安心して店舗運営をすることが可能です。
雇い入れたアルバイトへの教育など「部下との接し方、教育の仕方」までも学べるため社会人として成長していけるのもフランチャイズの魅力ですね!
デメリット1:ロイヤルティを払い続ける必要がある
ロイヤリティとは加盟店が本部の商品やノウハウを利用する際に支払うお金のことを言い大きく分けて3つの方式があります。
・粗利分配方式…加盟店の粗利益○○%を支払う方式(コンビニエンスストアは通常この方式)
・売上歩合方式…加盟店の売上○○%を支払う方式
・定額方式…固定額を支払う方式
加盟期間中は、本部へ向けてこのロイヤリティを払い続けることが義務になります。これは利益が思うように伸びない時でも必須事項なため、個人で行う店舗運営より利益を出さなければ経営は困難です。
デメリット2:契約満了後に同業種の店舗出店が禁止される場合がある
実は、フランチャイズの契約には同業種の店舗出店が禁止されている場合があります。
これはノウハウの流出を防ぐことが理由ですが、自分の店舗を出したいと思っている方には将来の夢を断たれてしまう「痛い制約」です。
将来の為の経験としてフランチャイズ加盟をしたい場合は契約内容をしっかりと理解することが大切になります。
おわりに
フランチャイズ加盟のメリットとデメリットはお分かり頂けましたでしょうか?
今回は、メリットとデメリットの解説をしましたが、一番大切なことは「自分のやりたいことを明確にすること」であり、やりたいことを実現するための方法としてフランチャイズを選択してください。
「経営者になりたい」という単純な理由では成功しません。
明確な目標を持った方なら充実したサポートを受けられるフランチャイズは最適な経営手法なので、フランチャイズの特徴を理解し、思い描いた店舗運営を実現してください!
監修者
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IDEAL編集部
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