2018.07.04 2020.08.12|新規開業ノウハウ
店舗の内装工事はどのくらいの期間がかかるの?
順調に開店までの準備を進めるため、前もってスケジュールを組む人は多いことでしょう。
スケジュールの中でも重要となるのが、内装工事の期間です。
内装工事はすぐに終わらず、ある程度の期間が必要になります。
また、工事にかかる期間は業者や規模によってさまざまです。
そのため、事前に工事期間をしっかりと把握してからスケジュールを組むことがポイントになります。
この記事では、店舗の内装工事にかかる期間について紹介します。
目次
内装工事に入る前の準備期間はどのくらい?
内装工事に取りかかる前には、相談や調査などさまざまな工程を踏まなければなりません。そのため、実際に工事を行う期間よりも、前段階の工程の方が長期間必要です。(※1)
工事内容を決定するために施工業者と相談をしてから、店舗予定地の現場調査やプランニングを行い、見積もりが出された後に契約を行います。
最初に施工業者と相談をしてから契約が完了するまでに2~3カ月程度がかかるでしょう。
しかし、工事の内容や業者によって差はあるので、スケジュールには余裕を持っておくことをおすすめします。
また、工事開始の3日前までには、近隣の店舗や家に挨拶を行いましょう。(※3)
一般的な内装工事期間はどのくらい?
一般的な内装工事の期間は1~2カ月とされています。しかし、店舗の規模や周辺環境によって異なるので注意が必要です。飲食店で一般的な坪数とされる20坪のスケルトンの物件では、工事期間は1カ月になります。(※1)
内装のデザインにこだわって建具や設備を特注した場合は、特注品の制作日数も含まれるため、工事期間がさらに延びてしまうでしょう。(※2)
こだわった内装に仕上げたいのであれば、長期間の工事を想定しておくことをおすすめします。また、しっかりとした店舗の内装イメージを持っていた方が、必要な工事内容と期間の目安が立てやすいです。
それぞれの内装工事にかかる期間とは
内装工事では、主に壁や天井や床などの張り替えが工事の内容です。
工事を行う箇所によって、必要となる工事期間が多少異なります。壁や天井のクロスの張り替えは1~2日以上の工事期間が必要です。(※1)
床工事の場合、フローリングやカーペットの張替えを行う場合は1日以上かかります。
また、畳に張り替える場合も1日以上の期間を要するでしょう。工事を行う箇所が多かったり、複雑になったりするほど必要な工事期間は増えていくため、注意が必要です。
内装工事中に施工主が気をつけたいこと
無事に内装工事が始まったとしても、施工主には行わなければならないことがあります。
工事を業者に任せきりにせず、定期的に工事現場へ足を運んで、工事の進み具合を確認しましょう。
前もって業者に連絡を入れておけば、工事中でも現場を訪れることが可能です。工事内容によっては危険な場合があるため、ヘルメットを被るなど、現場の人の指示を守る必要があります。(※3)
工事中の内装をチェックして、気づいたことや疑問点は積極的に質問をしましょう。デザインの間違いなどは、完成した後では変更ができない場合があるかもしれません。
工事を行っているうちに、不安に思う点を解消しておくことが大切です。
オープン日から逆算して余裕を持って内装工事を依頼しよう
内装工事は、店舗のイメージを決める重要な工事と言えるでしょう。
そのため、内装工事を行う際には、準備段階も含めた長い期間がかかります。基本構想を決定してから店舗の引き渡しが行われるまで、3~4カ月が必要です。
内装のデザインや建具によっては、それ以上の工事期間がかかる場合があるので注意しましょう。
開店準備を順調に行うためには、あらかじめ工事期間の目安を知っておくことが大切です。店舗をオープンしたい日から計算していくと、工事期間の計画を立てやすくなります。
オープン日を慌ただしく迎えることのないように、時間に余裕を持って内装工事を依頼するとよいでしょう。
監修者
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IDEAL編集部
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