2018.08.01 2020.08.12|新規開業ノウハウ
【フランチャイズって儲かるの?】独立開業するなら気になる!フランチャイズの儲かり事情
独立開業を目指している人は、どのように経営していくかを具体的に考えたことはありますか。
経営ノウハウを一から構築していき、事業を軌道に乗せるのは、はじめてだとなかなか難しいことです。
加えて、料理の勉強や商品開発も行っていかなくてはなりませんし、広告・宣伝活動なども必要です。
そこで今回では、独立開業の経営戦略の1つとしてフランチャイズについて解説し、また、フランチャイズは儲かるのかどうかについても言及していきます。
フランチャイズで一番儲かるのは本部?
実は、フランチャイズで一番儲かるのは加盟店ではなく本部です。これを知っておかないと、後々「だまされた!」と思ってしまうかもしれませんので、しっかりと理解しておきましょう。
フランチャイズは加盟店から加盟金や研修費、ロイヤリティなどを払ってもらうことで売り上げを上げています。ロイヤリティとは、仕入れや販売、集客、人材育成などのノウハウを享受することで、加盟店が本部に支払うお金のことを指します。(※1)
フランチャイズの加盟店は儲かる?儲からない?
本部が儲かっているということは、ロイヤリティを払える加盟店が多いということにつながります。
フランチャイズの魅力は、なんと言ってもそのブランド力です。商品開発をすることなく、はじめから売れる商品を扱えるのは大きな強みになるでしょう。
つまり、広告・宣伝費を抑えても、名の知れたお店であれば、ある程度はじめから集客は見込めるということです。
そのため、フランチャイズの加盟店でも十分儲かる可能性はあります。ただし、オーナーの経営手腕も売上には影響するものです。
出店場所を考えたり、店員の人材育成をしっかり行ったりと、やるべきことはたくさんあります。ブランド力に頼って経営をなまけていては、儲かることも難しいでしょう。
儲かるフランチャイズを見抜く方法とは?
フランチャイズで儲かりたいのであれば、儲かるフランチャイズを見抜かなくてはなりません。そのためには、出店する地域のリサーチを入念に行うべきでしょう。
例えば、加盟店の数が多く、歩いて5分のところに同じフランチャイズ店がある場合は、フランチャイズとしての伸びしろは見込めない可能性があります。
また、近くに同じ店があるようなフランチャイズは、売り上げを見込むのが難しいかもしれません。
個人経営だとそのような場合は移転などが可能ですが、フランチャイズの契約期間中は店舗の移転や業態変更が禁止されている場合もあります。(※1)
このため、事前に契約をしっかりと把握しておくことも、フランチャイズで儲かりたいと考えているならば必須です。
儲かるフランチャイズの調べ方
儲かるフランチャイズを調べるには、店舗数に加えて、加盟店の脱退が少ないフランチャイズが好ましいでしょう。
脱退が少ないということは、それだけ経営が安定しているということにつながります。加えて、本部の経営状態も重要な確認事項です。
なぜなら、本部が倒産すれば当然加盟店も倒産するからです。できるだけ本部の経営状態を把握してから、加盟店は選びましょう。(※2)
また、業種による儲かる儲からないは、地域の需要によっても変わりますので、一概には言うことはできません。
このため、地域による特性を見極めることも大切です。ただし、住んでいる地域に加盟店がない場合は、強豪がいないため儲かるチャンスとも言えます。
最終的には経営手腕が重要!
フランチャイズになることで、「大手の経営ノウハウを享受してすぐに経営は安泰」というほどビジネスは甘くはありません。
もちろん、本部から継続的な集客支援を受けることもできますが、フランチャイズで儲かるには自分自身で経営手腕を磨くことも大切です。
フランチャイズのメリットを十分に活かしつつ、プラスアルファで集客力を維持できるよう工夫していくことが、フランチャイズで儲けを出すためのコツとも言えるのではないでしょうか。
監修者
-
IDEAL編集部
日本全国の美容室・カフェ・スポーツジム等の実績多数!
> IDEALの編集者ポリシー
店舗づくりをプロデュースする「IDEAL(イデアル)」が運営。
新規開業、店舗運営のお悩みや知りたい情報をわかりやすくお届けいたします。