2018.08.23 2020.08.12|新規開業ノウハウ
【店舗経営5つのポイント】飲食店を開業して成功に導く!
飲食店の開業で成功するためにはさまざまなポイントがあります。そもそも飲食店はライバルが多く、普通に開業してもなかなか顧客を獲得できません。
また、ささいな失敗が風評被害につながり、客足が遠のいてしまう世界です。経営者は開業に際して、細心の注意が要求されます。的確な準備ができれば、開業直後に利益を出すことも可能でしょう。
この記事では、飲食店開業において特に大切な5つのポイントについて解説していきます。
お店のコンセプトを決めよう
飲食店にはさまざまな業態があるうえに競合も多いため、誰をターゲットにどんなメニューを提供するのかをはっきりさせましょう。つまり、「店のコンセプト」を決めることが重要です。
たとえば、「若い女性向け」の店にしたいなら、「女性に需要があるメニュー」にしぼってメニューを考案していきます。
味はもちろんですが、メニューのビジュアル、ネーミング、宣伝文句にいたるまで一貫したコンセプトがあると、ターゲット層のリアクションを引き出せるでしょう。
一方、店のコンセプトがあいまいだと訴求したいポイントもぼやけてしまい、お客の関心を集めにくくなります。(※1)
商圏の特性や競合店を調査して出店エリアを決めよう
飲食店が訴求するエリアのことを「商圏」と呼びます。お店のコンセプトに沿ったターゲットがいない商圏や競合が激しい商圏では成功につながりにくい傾向があります。
たとえば、中高年が多い商圏で開業したのに、若者向けのメニューを並べていたのでは成功は見込みにくいでしょう。
そこで、開業前には商圏の特性や競合店を調査する努力が重要です。簡単に出店エリアを決めず、実際に足を運んでエリアの雰囲気や繁盛している店を確認しましょう。
飲食店にとって理想的な商圏は「店のコンセプトに合っているうえ、有力な競合店が見当たらない」エリアです。(※2)
事業計画書を作ろう
出店する場所が決まったら開業に必要な経費、毎月の経費や売上予測などを詳細に表した事業計画書を作りましょう。
事業計画書を作成するには、正確な店舗情報を考える必要があります。事業計画書を作成する過程で気づく点も多く、経営者にとって欠かせないプロセスです。
また、融資を受ける際には事業計画書が絶対に必要です。金融機関や融資コンサルタントは事業計画書を見て事業の将来性を判断します。
内容はもちろんですが、書類としての精密さ、読みやすさなどもチェックポイントに含まれます。事業計画書は「大切なビジネス相手に見られる書類」という意識を持って丁寧に作成しましょう。
目玉となるメニューを開発しよう
飲食店の魅力として「味」はとても大切です。しかし、美味しいだけのメニューではインパクトに欠け、お客の印象に残りません。
来たことのないお客に「来たい」と興味を持たせ、来てくれたお客には「また来よう」と思わせるようなメニュー作りが必須です。
店の認知度を高め集客につなげるためには話題となる看板メニューを生み出しましょう。
看板メニューは店の顔として、コンセプトを凝縮している内容になっているのが理想です。
そのため、流行に便乗するのではなく「将来的にも不動の内容」にしましょう。また、SNSなどで拡散されるようなメニューであれば、より高い集客効果が期待できます。(※3)
人材の確保と育成が店舗経営のカギ
調理・接客ともに飲食店は人に依存するウェイトが小さくありません。調理スキルはメニューの良し悪しを左右する重要な要素です。
また、接客スキルが低いスタッフがいると、お客に悪い印象を持たれてしまいます。開業前には、優秀なスタッフを確保するために宣伝努力を行いましょう。
そして、開業後もスタッフの育成に力を尽くします。長期的に戦力として働いてくれるスタッフが欲しいなら、根気強く成長を見守る心も持ちましょう。
開業後すぐに完璧な飲食店を作るのは困難です。広い視野でスタッフに接し、気づいたポイントを改善していくと飲食店は成長を続けられます。
監修者
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IDEAL編集部
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