2018.10.23  2020.08.12|新規開業ノウハウ

【飲食店 開業のポイント】うどん屋を開業して成功するためには?

【飲食店 開業のポイント】うどん屋を開業して成功するためには?

うどんは昔から日本にある料理です。地域による特性の違いはあるものの、ほかの面料理と比べると流行り廃りがそこまで激しくありません。

そのため、基本をしっかりと身に着ければ、繁盛するお店を目指すことも決して難しくはないでしょう。もちろん、だからといって、うどん屋を開業すれば誰でも成功できるというわけではありません。

お店を繁盛させるためには、まず準備をきちんと行うことが大切です。今回は、うどん屋の開業で成功するための秘訣について紹介します。

うどん屋の開業資金はどれくらい必要?

うどん屋に限らず、飲食店を開業するためには多額の資金が必要になります。うどん屋の開業資金の目安は、当座の運転資金も含めて1,200~1,700万円くらいが相場です。

もちろん、開業資金は条件によって大きく異なります。とりわけ、店舗の取得費用は開業資金に小さくない影響を与えます。

大きい店を構えようと思えば、資金もそれなりに高くなりますし、こじんまりした店で良いなら費用を節約することもできるでしょう。

開業資金をなるべく節約したいなら、店舗の取得費用をなるべく抑えることが大切です。店舗の取得費用には、物件の家賃だけでなく内装や外観工事の費用も含まれます。

こうした工事費用を節約するためにも、前の店舗が残した設備や道具をそのまま使える居抜き物件は有用です。

居ぬき物件なら、新たに設備投資をする必要がないため、開業資金を大幅に抑えることができるでしょう。

製麺の種類とメリットデメリット

うどん屋の開業をする際は、自分のお店のコンセプトをまず決めなければなりません。その中で、製麺方法はうどん屋の成否を握る重要なポイントです。

うどん屋には、手打ちで売りにしている店もあれば、製麺機でうどんを作っているところもあります。また、自家製麺を作っている店舗もあれば、仕入麺で賄っているところも少なくありません。

うどん屋を開業するからには、自分がどの方式で製麺するのかしっかり決めておきましょう。手打ちの良いところは、麺にとことんこだわることができる点です。

味で勝負するつもりなら、やはり手打ちで臨むべきでしょう。ただ、手打ちは製麺に手間がかかります。また、おいしい麺を作るためには自分の腕前に自信がなくてはなりません。

こだわりを持ってうどんを打つなら、自家製麺を作ることも必要になるでしょう。ただ、自家製麺を作るには、製麺機を導入する必要があります。

製麺機と周辺機器は、設備を揃えるだけで300万円ほどの初期費用がかかります。麺にこだわるなら、それだけの費用をかけなければならないことも覚えておきましょう。

一方、仕入麺であれば設備投資はかかりません。その分、麺の細さや硬さなどにこだわりは反映できませんが、初期費用を抑えることができるというメリットがあります。

人的配置について考えよう!

どん店は重労働になりやすいという特徴があります。そのため、1人で店を切り盛りしようとすると、なかなかうまくいかないことも珍しくありません。

自分だけでやろうとすると、人件費は削減できるかもしれませんが、その分だけサービスにムラが出てしまいます。いつでもおいしいうどんを出すためにも、人的配置についてきちんと考えておきましょう。

もちろん、従業員を雇える資金力があるなら、雇ってしまった方が手っ取り早いです。しかし、新たに人を雇わなくても、業態を考えることで人件費の削減をすることはできます。たとえば、セルフサービスの導入です。

食券を導入したり、配膳や盆の片づけなどをお客さん自身にやってもらえば、余計な人材を雇わなくても店を回していくことができるでしょう。

セルフサービスを取り入れることで、手打ちや製麺など、必要なところに人材を回すことができるようにもなります。

売上を伸ばしている例を参考にしよう!

うどん屋にはさまざまなお店の形があります。たとえば、古民家を改修したり、DIYで内装を整えたりなど、工夫次第でいろいろなうどん屋を生み出すことができるのです。

こうした内装や外観だけでなく、サービスの面で違いを表現しているうどん屋もあります。セルフサービスで安いうどんを提供しているお店や、うどん以外のメニューでお客さんを集めている店舗も少なくありません。

うどん屋を開業する際は、こうした成功事例を参考にすることも大切です。その中から、オリジナルな部分も織り交ぜていけば、自分の店を早く軌道に乗せることにもつながるでしょう。

計画を綿密にして美味しいうどんを提供しよう!

うどん屋にはさまざまなコンセプトを打ち出すお店が増えています。経営に一歩でも足を踏み出せば、そこには競合店との競争が待っています。

うどん屋を開業する際は、そうしたライバル店から参考にできるものはどんどん参考にしましょう。また、初期投資を抑える工夫や自分の店が打ち出すコンセプトもお店の成否を握ります。

製麺機を活用したり、仕入麺でコストを削減したりなど、経営の仕方にはさまざまなバリエーションが考えられます。

おいしいといわれるうどんの人気店になるためにも、こうした準備を怠らないようにして、しっかりと開店計画を進めていくことがポイントです。

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監修者

IDEAL編集部

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