2019.04.11 2020.08.13|新規開業ノウハウ
内装工事の基本を学んで費用を抑える方法
店舗のデザインにもよるものの、内装工事にはそれなりの費用がかかります。内装によって店鋪のイメージががらりと変わるので、しっかり手をかけたいところですが、予算との兼ね合いもあります。
イメージ通りの内装を低コストで仕上げられれば理想的ですが、実際に何をどうすれば良いのかわからないという人も少なくないでしょう。
そこで、ここでは、内装工事の費用を可能なかぎり抑えるための具体的な方法について解説していきます。
内装工事には多くの費用が必要となる
店鋪を借りる場合は、家賃などに目がいきがちですが、内装にもかなりの費用がかかることを知っておかなくてはなりません。
内装工事では電気設備工事や塗装など、さまざまな工事を行う必要があるため、自ずと工事費がかさみやすい傾向にあります。
あらかじめ支払うことができる予算をしっかり決めたうえで、計画を立てて行わないと予算オーバーになりかねません。
たとえば、カフェを開業するケースを考えてみましょう。10坪の物件の場合、750万円程度の工事代金がかかるのが一般的です。この金額をきちんと予算立てておかないと、あとで困ることになります。
内装費用は、業種や店舗の広さによっても異なってくるので、あらかじめいくらくらいかかるのか注意しておくことが大切です。
簡単な内装の技術を学んで費用を抑える
内装をすべて業者に依頼するとなると、費用がまるまるかかってしまいます。
一般的に、業者は材料費の仕入れ費のほかに、職人の作業費や会社としての利益も上乗せした費用で見積もりを出してきます。そのため、費用はどうしても高額になりがちです。
そこで、簡単な内装の技術を学んでコストダウンする方法があります。比較的簡単な内装であれば、基礎知識があれば自分で行うことも可能です。
自分でやれば作業費や利益などをかけずに材料費だけでできるため、内装工事にかかる費用を大きく抑えることが可能になります。
内装工事といっても、難しい工事ばかりではありません。一般の人でも知識があればできる作業はたくさんあります。
一般向けや異業種向けに内装技術を教えてくれる学校や教室などもあるので、利用を検討してみると良いでしょう。
クロスの張替えなど、どの業種でも使う技術を習得しておくと、内装工事費の節約にうまくつなげていくことができます。
技能士の資格を取得できるコースもある
内装工事についてしっかり学びたい、きれいに仕上げられるようになりたいなら、技能士の資格を取得できるコースというものもあります。
これは、本格的に技術を習得して、「技能士」の資格を取得するルートです。技能士には厚生労働大臣認定の一級技能士と、都道府県知事認定の二級技能士の2種類があります。
技能士は、都道府県が実施する111職種 と指定試験機関が実施する19職種の計130職種について、技能レベルを評価する制度です。
技能士の資格取得をサポートしてくれる学校もあり、実技講習会などを通じて技術を習得することもできるので、やる気があればチャレンジしやすい資格といえるでしょう。
業者に依頼をするときの注意点
内装工事を業者に依頼するときの注意点としては、まず過去の実績や技術力を見極めておく点が挙げられます。
後々のトラブルを防止するためにも、本当に工事を任せられるのかをしっかりチェックしてから依頼しましょう。次に、見積書と実績がきちんと見合っているのかを確かめることが大事です。
業者に任せきりになってしまうと、高い請求をされてしまうこともありえます。店舗のオーナー自身も内装についてある程度の知識を備え、自らチェックできるようにしておきましょう。
内装工事にかけられる予算を決めておこう
内装工事には、想定以上の費用がかかるものです。工事をスムーズに完了させるためには、どれくらいの予算をかけられるのか、あらかじめ決めておくようにしましょう。
時間的な余裕があれば、自ら簡単な内装技術を学んで費用を抑える方法もあります。上手にコストを抑えて、イメージ通りの内装工事を実現しましょう。
監修者
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IDEAL編集部
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