2020.09.01|店舗デザイン
売上アップを期待できる店舗デザインの決め方について
同じ商品やサービスを扱っていても、お店によって売り上げに違いが生じるのは珍しくありません。
立地環境や宣伝の有無の他、店舗デザインも売り上げを左右すると言われています。デザインの良し悪しが客数の増減に関係していると考えられているためです。
売り上げを伸ばし、長く営業を続けるためにも店舗デザインの決め方について学びましょう。
店舗デザインの定義や決める際のポイント
一般的な意味での店舗デザインは店舗の設計のことです。壁や天井の配色、床材の図柄など建物の構造に関する事柄の他、店舗内に置く什器や照明機器などの設置場所を決めるのもデザイン設計の一部です。
店舗の形状や広さに合致する形の什器を必要な数だけ置き、その置き場所にも細心の注意を払わなければいけません。同じ店舗内でも什器や照明機器の形、配置場所によって雰囲気が大きく変わるためです。
直感で何となく決めるのではなく、空間のバランスを綿密に計算したうえで店舗ごとに最適なデザインを決めることが求められます。
過去の事例を参考にするケースも少なくありませんが、これは成功事例を真似ることでイメージからの大きな逸脱を避けるのが理由です。
デザイン事務所に店舗デザインを任せるメリットと注意点
売り上げアップに繋がる効果的な店舗デザインを決めるのは容易ではありません。素人が考えるデザインは、見た目のインパクトが強い物が多い一方で飽きられるのも早いと言われています。
これはデザインの知識が乏しく、見る人の捉え方を考えていないのが大きな理由です。
専門の知識を持っているプロのデザイナーが考案する店舗デザインはそのすべてが必ずしも華々しく煌びやかな物とは限りません。
中には地味に思える物もありますが、何度見ても飽きることがない、長く楽しめるデザインになっているのが素人との大きな違いと言えるでしょう。
プロのデザイナーは全体のバランスを崩さず、個性を表現しつつ一般的なイメージを軽視しないデザインにするため、質の高い仕上がりになると考えられています。
利用客だけではなくそこで働く店員のことも考える
店舗デザインは売り上げを左右するので、客への印象を最優先しがちです。もちろん、売り上げを伸ばすために訪れる客に好まれるデザインにするのは悪いことではありません。
また訪れたいと思わせる素敵なデザインにすることが重要なポイントと言えますが、客だけではなく店舗で働く店員のことも併せて考える必要があります。
店舗にもっとも長く居続けるのは店員なので、考え方によっては店員に好まれるデザインこそ優先すべきと言えるかもしれません。
店舗デザインの良し悪しは仕事へのモチベーションにも影響すると考えられています。そのため、デザインを決める際は経営者やデザイナーの独断ではなく、そこで働く店員の意見も尊重するのが上手な方法と言えるでしょう。
店舗デザインは客や店員の立場で考えることが大切
どのような業種もそれぞれに固有のイメージが付いて回るので、店舗デザインを決める際はそのイメージに沿うのが一定の客数を確保するための工夫と言えるでしょう。
ありきたりという欠点はあるものの、客にとっては無難で堅実に見えるメリットもあるので一概に否定することはできません。
その一方で、店舗にもっとも長く居続ける店員にとって居心地が良い雰囲気にすることもデザインを決める際の大切なポイントです。
監修者
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IDEAL編集部
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