2020.09.16|店舗デザイン
内装がお洒落な民宿だと集客が向上するのか?
「内装をお洒落にすれば民宿でも顧客が増えるのは本当なのか」
という疑問をお持ちのあなたへ。
結論から申しますと、内装がお洒落な民泊、民宿施設であれば集客力が上がり、売上に貢献します。
その理由は、
・旅館やホテルよりも割安なのに「お洒落な空間を堪能できる」というメリットが大きい
・利用者に注目され、SNS発信などで認知されるスピードが早い
からです。
民泊、民宿施設は、旅館やホテルと違い、宿泊中も日頃の日常感を感じさせてくれます。
日常感や親近感を感じつつも、いつもとは違う空間が新鮮さを与え、人々の気分を上げてくれます。
民宿での宿泊は安心して過ごせることはもちろん、親近感を感じられる空間を提供することが強みでもあります。
その強みを上手く活かしながら、集客力の高い内装デザインを設計していきましょう。
そのためにはデザインの実例写真を見るだけに留めず、正しい知識を身に着けなくてはいけません。
そこで今回の記事では
・内装がお洒落な民宿の集客力が上がる理由
・一般的な民宿のイメージ
・”今と昔”の民宿の違い
についてお伝えしていきますね。
また、本記事の最後には当Ideal社が担当した民宿施設の事例を、あえて一つだけお見せします。
民宿の内装デザインについて正しい知識を身に着けられた後に、事例をご覧いただけますとより理解が深まりますのでぜひ参考してみて下さい。
目次
内装がお洒落な民宿の集客力が上がる理由2つ
内装がお洒落な民宿の集客力が上がる理由は2つあります。
以下の通りです。
・料金が安くてもお洒落な空間を堪能できるから
・お洒落な民宿として注目され、認知される機会が広がるから
以上2点の理由について解説していきますね。
料金が安くてもお洒落な空間を堪能できる
1つ目の理由は、料金が安いのにも関わらず、ホテルのようなお洒落な空間で宿泊出来るという点です。
民宿を利用したい人々の心理は「できるだけ宿泊料を抑えたい」と考えています。
「料金が安ければ良い」という考えがある一方で「快適に寝泊まりしたい」と、心の底では願っているのです。
一軒家のような造りでかつ、お洒落な民宿であれば、こうした人々の欲求を満たすことができます。
内装デザインがお洒落なだけで人々の気持ちを上げてくれるのと同時に、快適さを感じられることにも繋がるのです。
お洒落な民宿として注目され、認知される機会が広がるから
2つ目の理由は、お洒落な内装デザインであれば、それだけで利用者に注目されます。
注目されることでSNSを通し、民泊・民宿施設そのものが認知されるようになります。
近年、airbnbなどの宿泊施設検索アプリをはじめ、民宿、民泊施設への関心が高まっています。
そんな中、人々はどこから『よりリアルで具体的な情報』を得ると考えられますか?
その答えはSNSです。
・SNSから情報を得る人々が増えている
・テレビや旅行雑誌、宿泊サイトを参考にするだけでは無くなってきている
ということを、今ここで理解しておきましょう。
写真映えるようなお洒落な内装デザインにすれば「こんなにステキなところでした」とSNSで発信(シェア)されるようになります。
・Twitter
・You Tube
・Instagram
を始めとするSNSを通し、人々に認知されれば、より多くの利用者が増えます。
さらにその利用者から体験談や口コミなどがSNSで発信されれば、再び多くの人々の目に止まりますね。
そうして日本だけに留まらず、世界へと認知の輪が広がり、民泊・民宿施設の集客力が上がってゆくのです。
一般的な民宿のイメージ
続いて、お洒落な民泊・民宿施設が、多くの人に注目されるようになった理由をお伝えします。
その理由は『民宿』という言葉が持つ一般的なイメージがヒントです。
例えば、あなた自身、民宿そのものについて何も知識が無かったとします。
「民宿」という言葉にどのようなイメージを思い浮かべますか?
・オーナーの本業の傍ら、副業として提供しているイメージ(観光シーズンでしか利用できない)
・寝室以外は共有なことから経営者とどこかしら接点があるイメージ
・畳や使い古された設備、建物など、何となく古いイメージ
・田舎や地方にしかなく、都会には無いイメージ
と言ったところでしょうか。
そのようなイメージと大きく違うなと感じさせることが出来れば、それだけで人々の記憶に強く残るようになります。
・抱いていたイメージと違った
・あまり期待していなかった分想像以上に良い印象だった
・経営者と接する機会が無くプライベートに支障がなかった
というギャップが話題になり、注目されるようになってきたのです。
内装がお洒落な民宿とは
内装がお洒落な民泊・民宿施設とは具体的にどの様な造りになっているか、実際の宿泊施設を紹介しながらお伝えします。
ご紹介するのは、旅館、ホテルではないことを前提に、
・一軒家
・古民家
・ホステル
・ゲストハウス
・マンション、アパート
と謳っている施設を含みます。
また、
・インスタ映え、写真映えできる内装
・短期間の滞在でも快適性に欠けないか
・最新のデザイン性をお伝えすべく敢えて都内に限定
という点を踏まえた上で、以下の3つを紹介いたします。
・BOOK AND BED 池袋本店
・カオサン東京ラボラトリー
・東京ゲストハウスtoco.
各施設の内装デザインを参考に御覧ください。
BOOK AND BED 池袋本店
1つ目に紹介するのは『BOOK AND BED』という民宿施設です。
BOOK AND BED 池袋本店 公式サイト
BOOK AND BEDのデザインの特徴は、
・『泊まれる本屋さん』というコンセプトが伝わりやすい
・読書しながら宿泊したいターゲットを明確にし忠実に再現された
という点が挙げられます。
注目してほしいのは、使用されている照明です。
読書中、あるいは読書をしている内にふと眠ってしまっても、不快に感じない程度の照明になるよう工夫されていることが分かりますね。
カオサン東京ラボラトリー
2つ目に紹介するのは『カオサン東京ラボラトリー』という施設です。
カオサン東京ラボラトリー公式サイト
カオサン東京ラボラトリーのデザインの特徴は、
・ビビットカラーでポップな印象
・部屋のテイストが他施設との違いを上手く強調している
という点が挙げられます。
ナチュラルテイストやリラックス出来る空間作りは、ある意味差別化が難しい点でもあります。
が、この『カオサン東京ラボラトリー』では他とは違う方向性でデザインとして表現出来ている印象を受けられます。
東京ゲストハウスtoco.
3つ目に紹介する施設は東京ゲストハウスtoco.という古民家スタイルの施設です。
東京ゲストハウスtoco. 公式サイト
東京ゲストハウスtoco.のデザインの特徴は、
・高級旅館をイメージさせる造りでありながら”ゲストハウス”だというギャップ
・内装は全て純和風に統一されている
以上の点が挙げられます。
ノスタルジックさを感じさせるのもポイントですね。
現代的な建物が多い都内に敢えて純和風の建物にすることで、外から見るだけでも強く印象に残ります。
”今と昔”の民宿の違い
民泊、民宿施設における今と昔の違いについても整理しておきましょう。
違いは以下の通りです。
<昔の民宿>
・あまり身近に感じられなかった(宿泊=旅館かホテルというイメージ)
・寝室以外は共有なため、利用者と経営者との接点があった
・農林漁業の体験と同時に、宿泊施設として提供されていた
・農林漁業などの本業の傍ら、宿泊施設として経営
・スキーや観光、旅行者への自宅開放型施設
・建物自体が古く、和室仕様が多い
という特徴があったのに対し、現代における民泊、民宿施設は以下の通りです。
<今の民宿>
・旅行代理店やSNSなどの連携により認知されるようになってきた
・ドミトリー式や一軒家スタイルなどバリエーションが増えた
・ニーズに合わせてリノベーションされるようになってきた
・和風に限らず洋風、モダンなデザインが増えてきた
昔と違って、民宿施設のデザインは自由になりました。
自由に決められるからこそ、あなた自身が提供したいコンセプトが重要になってくるのです。
集客力を上げるためにも、あなたしか提供できないコンセプトを決め、民泊、民宿施設の内装デザインを設計していきましょう。
新しい形の民宿が集客の効果を生み出す
これからは「新しい形の民宿」が、集客力をあげていきます。
ここ数年で旅行する際の宿泊先は、ホテルと旅館だけでは無くなってきました。
新しい形の宿泊先として
・ゲストハウス
・レンタルハウス
・バケーションハウス
と、呼び名を変えながら、昔から存在する民宿以上に進化してきています。
求められるニーズに答えられた施設だけが、結果、集客力を上げられることに繋がるのだと理解しましょう。
民泊、民宿施設の内装デザインは、
・人々が求めるものが何か
・それを提供できる旨をきちんと伝えられているか
が重要になります。
集客ありきのお洒落な内装デザインに設計できるよう、コンセプト、ターゲットはしっかり決めていくことが大切です。
同時に、あなたのイメージしているものがどのようなものか、きちんと内装工事業者に伝えるようにして下さい。
民宿の内装デザインはお洒落さとコンセプトの伝え方が集客に影響される
民泊・民宿施設を開業するあなたへ、お洒落な内装デザインが集客力を高める理由についてお伝えしました。
今回の記事で、民宿施設の内装デザインにおいて必要な知識は得られたはずです。
その上であなた自身が決めたコンセプトやターゲット、そしてイメージする内装デザインをきちんと内装工事業者に伝えましょう。
「配色はこうしたい」「間取りはこのようにしたい」と、きちんと意思表示して積極的に伝えていくことが大切です。
何も伝えなければ、何もない普通の民泊・民宿施設になってしまいます。
「何もない普通の民泊・民宿施設」にならないために、あなたのイメージをしっかりと伝えて下さい。
ここで、当社が担当しました民宿施設の内装デザイン事例を1つだけご紹介します。
Idealは、与えられた空間を存分に活かして、あなたの提供したいもの・目指したいものを形にしていきます。
今回の事例の様に、あなたの希望を根本から理解した上で、必要な手続きを含め、内装デザインから施行までを代行します。
あなたが提供したいものを汲み取ることはもちろん、悩みや急な提案に臨機応変に対応することが私達の強みです。
まずは一度、ご相談してみて下さい。
あなたの悩みを一つ一つ丁寧に対応、解決させていただきます。
監修者
-
IDEAL編集部
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