2020.10.29|店舗デザイン

モチベーションを高めるスポーツジムの内装

モチベーションを高めるスポーツジムの内装

「スポーツジムの内装って、かっこいいデザインであれば良いのではないのか?」という疑問にお答えする記事です。

結論から言いますと、スポーツジムの内装デザインは、かっこいいデザインやスタイリッシュなデザインにすること自体間違いではありません。

もう一工夫するとしたら『利用者のモチベーションが保てるよう意識されたデザインにする』という考えを持つことで、他のスポーツジムよりもリードできます。

簡単に言いますと、
・ターゲットがジムを利用する目的
・ジムを利用するターゲットの心境

に”応えている内装”にするということです。

利用者と経営がプラスな方向に行ける内装デザインを設計するためには、知識を得なければスタートラインにすら立てません。

そこで今回の記事では、
・ターゲットに合わせたジムの内装
・ターゲットがジムを利用する潜在的な理由

をお伝えしていきますね。

また、当記事の最後にIdealが施工を担当した事例をご紹介しております。

利用者のモチベーションを高めるスポーツジムの内装作りについて、知識を身に着けられた後に事例をご覧いただけますと、より理解が深まります。
是非ご参考下さい。

スポーツジムの利用者に合わせた内装

スポーツジムの利用者に合わせた内装

スポーツジムの内装は、
・利用者の心境
・ジムを利用する目的

に応えられるデザインにしましょう。
なぜなら、スポーツジムの内装とは、空間という商品だからです。

利用者のモチベーションが、スポーツジムの内装によって上がったり下がったりすることは最早珍しくありません。

例えば、お客様のターゲットが、筋トレをしたい20代後半~30代の会社員男性だとします。

A:設備が十分整っているが内装は至ってシンプル
B:設備は最小限だが内装がスタイリッシュでクールな空間

上記のようなAとBというスポージムが合った場合、ターゲットの多くはBを選ぶのです。
なぜなら、かっこよくて、やる気がでるから。

「内装デザインを商品と考えるなんて難しいのでは」と感じるお客様のために、抑えるべきポイントをお伝えします。

それが、この3点です。
・内装=空間という商品の考え方
・価値ある空間を提供出来る方法
・ターゲットをできるだけ絞る

詳しくお伝えしますね。

スポーツジムの内装作りとは価値ある空間作りでもある

スポーツジムの『内装、空間、雰囲気』は、利用者の『モチベーション維持を手助けする商品』であると心得えましょう。

『利用者のモチベーションを維持する』という価値を提供する形が、スポーツジムの内装デザインだと理解するのです。
なぜなら、設備がどんなに良くても、モチベーションの維持ができなくてはリピーターにはなりません。

やる気やモチベーションは不安定です。

客様のスポーツジムに訪れた利用客がやる気が出るか
そしてそのやる気が維持できるか

利用者のやる気を促すスイッチを押せるような内装デザインにすれば、他のスポーツジムよりもリードできます。

ではどのようにして価値ある空間を提供するのか。
それには、ジムを利用する人々の目的を”見える化”することでヒントを得られます。

スポーツジムを利用したい本当の理由を”見える化”する

スポーツジムを利用したい本当の理由を”見える化”する

モチベーション維持を手助けできるスポーツジムの内装デザインは、利用者の本当の目的を”見える化”することで設計できるようになります。

スポーツジムを利用する人々は、
・鍛えたい
・脂肪を減らした
・ダイエットしたい

という目的があってスポーツジムを利用しますね。

ではなぜ、鍛えたいのでしょう。なぜ、キレイになりたいのでしょう。
さらに深堀りして”見える化”してみると分かります。

・体を鍛えていろんな人にモテたい
・脂肪を減らして健康を維持したい
・キレイになって好きな人を振り向かせたい
・体を引き締めてもっと自分に自信を持ちたい
・何かキケンなことがあった時に大切な人を守れるよう体力を付けたい

鍛える、キレイになることでその先に叶えたい願望があります。
それが、潜在的な欲求です。

この潜在的な欲求に答えられる、訴えかけるようなデザインにすることを意識してみてください。
そうしたデザインであれば、利用者のモチベーション維持を手助けできます。

スポーツジム利用者としてのターゲットを絞る

スポーツジムの内装デザイン設計で大切なのは、ターゲットを絞るということです。

お客様が手がけるスポーツジムは誰に向けたジムでしょうか。

例えば、
・美ボディを目指したいOL
・筋トレしたいサラリーマン
・健康を維持したい中年~年配の方
・だらけた脂肪をなんとかしたい主婦

など、細かくターゲットを決めることがポイントです。
ここでいくつもの願望や欲求に答えられるようにと意識してしまうのはNG。

なぜならコンセプトやターゲットが定まらなくなるからです。

「こんな人に利用してほしい」と決め、ターゲットの心に響くような作りでなければ、モチベーション維持は難しくなり、リピーターも減ってしまいます。

ある1人に向けたメッセージ性を感じる内装デザインにすることで、結果的にリピーターが増えるのです。

スポーツジムを利用する目的ごとに合った内装デザイン

スポーツジムを利用する目的ごとに合った内装デザイン

結論、スポーツジムは人々の利用目的に合わせた内装デザインにしましょう。

ある1人の潜在的な願望、目的を呼び起こさせるよう意識してデザインするのがポイントです。

例として、
・筋トレ目的
・ダイエット目的
・生活習慣の改善目的

上記3点、目的に合わせたデザイン案についてお伝えしますね。

筋トレ目的

筋トレ目的

筋トレ目的の利用者に向けた、ジムタイプと内装デザイン案は以下の通りです。

[筋トレ目的にあったジムタイプ]
・パーソナルジム
・プライベートジム

[筋トレ向け内装デザイン案]
・鏡張りのある室内
・配色は白系よりも黒系
・シンプルかつスタイリッシュな空間
・より集中しやすいように照明は暗めで統一
・装飾や素材は天然素材などの”本物”を使用

上記の様なアイデアを挙げてみました。

明るめの空間よりは、暗めの照明で集中力をあげることができます。
また、本物の素材を使うことで非日常的な空間を演出し「自分は変われるんだ」と意識を高めさせる効果も期待できます。

ちなみに、筋トレする人々の目的と潜在的欲求は次のようなものが挙げられます。

[筋トレする目的]
・心身共に鍛えたい
・体を大きく見せたい

[潜在的欲求]
・モテたい
・集中力を高めたい
・この先太りたくない
・自分に自信を持ちたい

筋トレを目的とする人々の心の底からの願望は「自分は変わりたい」という気持ちです。
そうした気持ちを後押しするような内装デザインを設計しましょう。

ダイエット目的

ダイエット目的

続いてダイエット目的の利用者に向けたジムタイプと内装デザイン案についてです。

[ダイエット目的にあったジムタイプ]
・24時間ジム
・パーソナルジム
・フィットネスジム

[ダイエット内装デザイン案]
・鏡張りのある室内
・ビビットカラーなどで心理効果を応用
・シンプルかつ清潔感を感じられる空間
・集中力と安心感を得られるよう照明は明るめ
・緑や木を用いてナチュラルテイストを取り入れる

上記の様なアイデアを挙げてみました。

ダイエットをしたいと思う人は『痩せたい』とは思っているものの『できるだけ激しい運動をしたくない』のが多くの本音です。
そうした人々へは『運動が楽しいもの、痩せるのは辛いことではない』と感じてもらうことでモチベーションを維持させることができます。

合わせてダイエットをしたい人々の目的と潜在的欲求も理解しておきましょう。

[ダイエットする目的]
・キレイになりたい
・体を引き締めたい
・リフレッシュも兼ねて痩せたい

[潜在的欲求]
・モテたい
・自分に自信を持ちたい
・気になる人を振り向かせたい
・子供や夫(妻)にキレイなママ(パパ)だなと思ってほしい

ダイエットを目的とする人々の、心の底からの願望は「キレイになって見返したい」という気持ちです。
そうした気持ちを後押しするような内装デザインを設計しましょう。

生活習慣の改善目的

生活習慣の改善目的

生活習慣の改善が目的だという利用者へ向けた、ジムタイプと内装デザイン案は以下の通りです。

[生活習慣の改善向けジムタイプ]
・24時間ジム
・フィットネスジム

[生活習慣の改善向け内装デザイン案]
・配色は白系で清潔感をアピール
・安心感を得られるよう照明は明るめ
・シンプルかつ清潔感を感じられる作り

上記の様なアイデアを挙げてみました。

生活習慣を改善したいと思う人は~と感じてもらうことでモチベーションを維持させることができます。
合わせて生活習慣を改善したい人々の目的と潜在的欲求も理解しておきましょう。

[生活習慣を改善する目的]
・健康でいたい
・余計な脂肪を無くしたい

[潜在的欲求]
・食事制限をしたくない
・病気がちになりたくない
・家族に心配かけたくない

生活習慣を目的とする人々の、心の底からの願望は「健康になって家族との時間、自分の時間を大切にしたい」という気持ちです。
そうした気持ちを後押しするような内装デザインを設計しましょう。

スポーツジムは”かっこいい”と思える内装が吉

スポーツジムは”かっこいい”と思える内装が吉

スポーツジムの内装は、ひと目見て「かっこいい」と感じるデザインにするのが無難。

スポーツジムを利用する人々の目的は違えど「変わりたい」という根本的な願いは同じです。

その「変わりたい」という気持ちを後押しするのが、かっこいいデザインであり、そんな空間だからこそモチベーションも維持できるのです。

スポーツジムの内装の役割は利用者のモチベーション維持の手助け

スポーツジムの内装の役割は利用者のモチベーション維持の手助け

スポーツジムを開業したいお客様へ、利用者のモチベーションを維持する内装デザインの決め方について伝えしました。

まずは、コンセプトとターゲットを明確に、なるべく絞って決めていくこと。
そして、そのターゲットの心のそこからの願い(潜在的な欲求)が叶う近道になると感じるような内装デザインを設計していきましょう。

”こんな人のためのジム”なのだと、内装デザインを通して表現、演出することで、利用客のモチベーションを保つことができ、結果的にリピート率の高いスポーツジムへと成長していくのです。

ここで、Idealが施行を担当しました事例をご紹介します。

お見せした事例では、筋トレを通して”デキる人”を作り上げるような”本物”にこだわる空間に仕上げました。

Idealは、与えられた空間を存分に活かしつつ、お客様の提供したいものを丁寧に形にしていきます。

お客様の希望や理想を根本から理解した上で、必要な手続きを含め内装デザインから施行までを代行します。

コンセプトを汲み取ることはもちろん、急な提案や変更にもできるだけ臨機応変に対応することがIdealの強みです。

お客様の思い描くスポーツジムが出来上がるよう、悩みを一つ一つ丁寧に対応、解決させていただきます。
まずは一度、ご相談してみて下さい。

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監修者

IDEAL編集部

日本全国の美容室・カフェ・スポーツジム等の実績多数!
店舗づくりをプロデュースする「IDEAL(イデアル)」が運営。
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