2021.07.23 2021.08.02|店舗デザイン
テイクアウト専門店の内装デザイン、レイアウトはどうしたらいい?商品のコンセプトや目的を考えてみよう
「テイクアウト専門店を開業したい。内装はどう設計していったら良い?」
「テイクアウト専門店のレイアウトを決めるのに、注意点はありますか?」
というお客様への記事です。
この記事で伝えていること↓
・テイクアウト専門店の内装を考える手順
・テイクアウト専門店の内装作りでの注意点
これまで数多くのお店作りに携わった、IDEAL(の中の人)が、どこよりも分かりやすくお伝えしていきますね。
テイクアウト専門店の内装は、大きく分けて3つのステップを踏んで決めていきましょう。
ここから先は『テイクアウト専門店の内装を考える3つのステップと注意点』について解説していきますね。
テイクアウト専門店では、一般的な飲食店と違って、広い客席を設ける必要がありません。
その分、商品の見せ方や顧客の導線作りを重視しデザインを設計しなければなりませんよ。
目次
- テイクアウト専門店の内装デザインを考える流れ
- テイクアウト専門店の内装を考える流れ①:コンセプトを決める
- テイクアウト専門店の内装を考える流れ②:真似したいと思うお店をリサーチする
- テイクアウト専門店の内装を考える流れ③:コンセプトに合ったデザインスタイルを見つける
- テイクアウト専門店の内装、レイアウトの注意点は3つ
- 内装を考えるときの注意点①:導線を意識しよう
- 内装を考えるときの注意点②:商品の見せ方を工夫しよう
- 内装を考えるときの注意点③:商品、雰囲気、客層に一貫性をもたせる
- テイクアウト店を成功するには、内装デザインによる商品の魅せ方がカギ
- まとめ:テイクアウト専門店の内装デザインはコンセプトをしっかり決めてから
テイクアウト専門店の内装デザインを考える流れ
テイクアウト専門店の内装デザインは、以下の流れで考えていきましょう↓
・コンセプトを決める
・真似したいと思うお店を見つける
・コンセプトに合ったデザインスタイルを見つける
それぞれ分かりやすくお伝えしますね。
テイクアウト専門店の内装を考える流れ①:コンセプトを決める
まずは、お店のコンセプトを決めましょう。
コンセプトとは「こんなテイクアウト専門店にしたい」といったお店としての”土台”を指します。
お店の土台となる部分が決まっていないと、全体で一貫性のないお店になってしまいます。
たとえば、大衆向けにからあげを売っているのに、敷居の高さを感じさせる外観。
あるいは、リーズナブルに本格スイーツを提供しているのに、高級感を抱かせるような内装など。
コンセプトを決めることで、こういった顧客が抱く印象とお店としての印象にギャップが生まれなくなります。
お店としての在り方にブレがなくなり、ファンになってくれる顧客も増えていくことでしょう。
そのため、テイクアウト専門店でもコンセプトを決めることは重要なステップなのです。
コンセプトを決めるには、5W2Hに沿って考えるとスムーズですよ↓
[5W]
What:何を売るのか
Who:どんな人に売るのか
Where:どこで売るのか
When:いつ営業するのか
Why:どうしてこのお店なのか
[2H]
How…どのようにして売るのか
How much…いくらで売るのか
テイクアウト専門店の内装を考える流れ②:真似したいと思うお店をリサーチする
お店のコンセプトが決まれば、コンセプトに近いお店をリサーチしましょう。
その中でさらに「ステキだな。真似したい!」と思うお店を見つけるのです。
なぜなら「真似したい」と感じたお店は、それだけお店としてのコンセプトが定まっており、顧客に伝わりやすくしているからです。
魅力的に感じたお店があれば「このお店はコンセプトの設定がうまくいっている」ということになります。
デザインそのものを真似しようとするのではなく、
・どんなコンセプトなのか
・どこでコンセプトを感じたのか
・どうしてそのように感じたのか
といったことを吸収し、分析しましょう。
内外装の照明なのか、装飾なのか、スタッフの接客態度なのか。
分析したことを言葉にしましょう。
分析して感じたことや思ったことを、コンセプトに合うようにお店の内装デザインに落とし込むことで、自ずと理想的なデザイン設計ができるようになります。
テイクアウト専門店の内装を考える流れ③:コンセプトに合ったデザインスタイルを見つける
コンセプトに合ったデザインスタイルを見つけるのも、必要なステップです。
リサーチする中でどうしても参考にしたいお店がない場合、スタイルを決めましょう。
スタイルをあらかじめ決めることで、デザイン設計がしやすくなります。
スタイルとは「店内はこんな風にしたい」といった、デザインへのアイデアのことです。
たとえば、
・リゾート風な内装にしたい
・緑あふれるナチュラル風にしたい
・インダストリアルなおしゃれな空間にしたい
など。
スタイルやアイデアを絞ることは、内装デザインを考える上で重要な材料となります。
まずは、思いつく限りのアイデアを書き出しましょう。
書き出した上で、コンセプトを表現するのに近づける材料を選定していくのです。
テイクアウト専門店の内装、レイアウトの注意点は3つ
テイクアウト専門店の内装を考えるとき、注意点が3つあります。
以下のとおりです↓
・顧客の導線
・商品の見せ方
・商品、雰囲気、客層に一貫性を持たせる
それぞれ分かりやすく解説していきましょう。
内装を考えるときの注意点①:導線を意識しよう
まずは、導線を意識してデザイン設計していきましょう。
具体的には、以下のとおり意識すると良いです↓
[顧客の導線]
・ショーケース
・注文スペース
・待ちスペース
・受け取りスペース
・イートインスペース
を設置する
[スタッフの導線]
・商品を並べる位置
・商品を保存するスペース
・商品を調理するスペース
を設置する
イートインスペースを小規模でも設けることで「出来たてをその場でサクッと食べたいな」という顧客のニーズに対応できる店舗だとアピールできます。
また、注文できるスペースを意識しながらレジを配置しましょう。
テイクアウトでは、注文したその場で会計をすることが多いためです。
商品の出来上がりを待つスペースや、受け取るためのスペースも確保しなくてはいけません。
お店の出入りや会計時の混雑を避けるためです。
内装を考えるときの注意点②:商品の見せ方を工夫しよう
商品の見せ方を意識するように、デザイン設計していきましょう。
具体的には
・ショーケースを使う
・棚や机を使って空間全体を使って商品を並べる
などのアイデアが挙げられます。
ショーケースを設置することで、商品が並べられているだけで美しく見え、顧客の興味を引くことでしょう。
たとえば
・サラダ
・お惣菜
・スイーツ
・サンドイッチ
など、色とりどりの商品であれば、見栄えが良くなります。
特に、レジの横にショーケースを設置すると良いですよ。
顧客の購買意欲を高め、”ついで買い”の効果が期待できます。
内装を考えるときの注意点③:商品、雰囲気、客層に一貫性をもたせる
お店全体で一貫性を持たせることは、重要なポイントでもあります。
テイクアウト専門店では、
・商品
・客層
・雰囲気
といった、すべての要素において、統一感ある空間作りを意識することが大切です。
統一感ある空間を演出することで、顧客が非日常を感じやすくなり、居心地の良ささえも抱くようになります。
ターゲットに合わせて空間を提供することで、ファンになってくれる顧客も増えていくことでしょう。
テイクアウト店を成功するには、内装デザインによる商品の魅せ方がカギ
テイクアウト専門店の内装は、コンセプトに合わせつつ、商品が魅力的に見えるよう作り上げましょう。
商品が魅力的に見えるということは、それだけ内装が商品を引き立たせていることになります。
商品を引き立たせるようにするには、やはりコンセプトを忠実に再現することが近道なのです。
テイクアウト専門店として、どう在りたいのか。
難しく感じるかもしれませんが、この”軸”となる部分がしっかり決まらなければ、お店作り自体が進まなくなります。
逆に言えば、じっくり時間をかけてコンセプトを決めていけば、その先のお店作りがスムーズになるということです。
テイクアウト専門店では、商品を魅力的に見せられるか、がカギです。
そのためには、商品を引き立たせるような内装に仕上げましょう。
そうした内装を実現するには、コンセプトをしっかり決めていかなくてはいけません。
まとめ:テイクアウト専門店の内装デザインはコンセプトをしっかり決めてから
「テイクアウト専門店の内装って、どのように考えたらいいのでしょう」というお客様へ、内装デザインを決めていくステップと必要な考え方についてお伝えしてきました。
テイクアウト専門店の内装を考えるのは、コンセプトをよく考えてから取り掛かりましょう。
その上で、もし「どうしてもレイアウトが決められない!」ということであれば、飲食店に強いデザイン施工会社に相談する、というのも一つの手です。
中でもIDEALであれば、お客様の「こんなお店にしたい」という考えを、ひとつひとつ汲み取ってデザインに落とし込むことができます。
理由は、これまで多くの飲食店オープンに携わってきたからです。
これから初めてお店を作り上げるのに、しっかりとデザインを考えるのは簡単なことではありません。
ですが「こんな風にしたい」というお考えがあるのは理解できます。
IDEALは、その「こんな風にしたい」を、再現できるのです。
ぜひ一度、相談されてはいかがでしょう。
監修者
-
IDEAL編集部
日本全国の美容室・カフェ・スポーツジム等の実績多数!
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