2021.08.16 2021.08.04|店舗デザイン
フローリングとカーペットはどう違う?それぞれのメリット、デメリットを解説
「フローリングとカーペットの違いを教えてほしい」
「フローリングとカーペット、結局どちらが良いのか?」
というお客様への記事です。
この記事で伝えていること↓
・フローリングとカーペットの違い
・フローリングとカーペット、それぞれのメリット&デメリット
これまで数多くのお店作りに携わった、IDEAL(の中の人)が、どこよりも分かりやすくお伝えしていきますね。
お店を開業する上で、避けて通れないのが内装作りです。
その中でも床材については、多くの方が悩んでいます。
特に多いのが『フローリング』にするか『カーペット』にするか。
お店の業種によって相性があるので、それぞれの特徴を理解しておく必要があります。
ここから先は『フローリングとカーペットの違いと良し面、悪い面』を解説していきますね。
お客様には「多くの開業者が悩む、2タイプの床材の違いを理解し、店舗デザインの設計に活かせる人」と、なっていただきますね。
目次
フローリングとカーペットの違い
フローリングとカーペットとでは、おもに3つの違いが挙げられます↓
・素材が違う
・用途が違う
・印象が変わる
床は、素材によっては日々のメンテナンスが欠かせなくなります。
不特定多数の人がお店に出入りすることになるからです。
そのため、フローリングとカーペットそれぞれの特徴を比較し、
・お店の業種
・コンセプト
・日々のオペレーションへの影響
から、選別していくのが大切です。
フローリングのメリットとデメリット
フローリングのメリットとデメリットについて、以下のとおり把握しておきましょう↓
[メリット]
・バリエーションが多い
・機能性が高い
[デメリット]
・ホコリが舞いやすい
・気温と湿度の変化に影響されやすい
それぞれ詳しくお伝えしていきます。
メリット①:バリエーションが多いのでどんなジャンルのお店にも合わせやすい
フローリングは、さまざまなジャンルのお店に合わせやすいのが特徴です。
バリーエーションが豊かだからです。
デザインや色の種類が豊富なため、好みのテイストを選ぶことも可能でしょう。
お店のコンセプトに違和感ないデザインを見つけやすいとも言えます。
メリット②:機能性が高い
フローリングは、カーペットに比べて機能性が高いともされています。
機能性とは以下を指します↓
・キズに強い
・耐久性がある
・へこみにくい
・掃除がしやすい
・種類によっては床暖房に対応できる
など。
メンテナンスや掃除がしやすいという点は、お店として大いに助かる部分ではないでしょうか。
人の出入りが多くなる分、清潔さを保つのが大変です。
そのため、日々のオペレーションを円滑にするためにもフローリングのように掃除のしやすい素材を選ぶと良いでしょう。
デメリット①:ホコリが舞いやすい
欠点としては、ホコリが舞いやすい、という点が挙げられます。
フローリングの表面は、大きな凹凸がありません。
表面がツルツルしているため、塵やホコリのような軽いものは、人があるくときに生じる小さい風でも舞い上がってしまうのです。
そのため、アレルギーがある方や、ハウスダストに弱い方にとっては、少し負担になる空間になってしまうかもしれません。
だからこそ、お店として毎日の衛生管理を徹底しなければなりません。
常に清潔さを保てるよう、掃除が行き届く工夫をしなければなりませんね。
デメリット②:気温や湿度の変化に影響されやすい
もうひとつの欠点は、フローリングは気温や湿度の変化に影響されやすい、という点です。
影響される理由は、フローリングが木材でできているからです。
特に天然の木材で作られたフローリングだと、影響を受けやすいでしょう。
気温や湿度の影響で、木が伸びたり縮んだりします。
そうなるとフローリングのつなぎ目に隙間が生じてしまうのです。
歩くたびにギシギシという音を発することも。
木材のフローリング(特に天然のもの)は、1年を通して状態が変化します。
そのため「メンテナンスするべきなのか」と、タイミングに困ることもあるでしょう。
カーペットのメリットとデメリット
カーペットのメリットとデメリットについても把握しておきましょう。
カーペットのメリットとデメリットは以下のとおりです↓
[メリット]
・やわらかく、安全
・防音効果が高い
[デメリット]
・メンテナンスが大変
・ダニ対策が必須
それぞれお伝えしていきます。
メリット①:やわらかく、安全
カーペットは布素材でできています。
そのため、フローリングに比べて歩くときに柔らかさを感じられます。
クッション性が高いので、小さな子どもが転んでしまっても最小限のケガで収まるでしょう。
床そのものに、キズが付くこともありません。
メリット②:防音効果が高い
カーペットは防音効果が高い機能面も持ち合わせています。
布素材が、音を吸収してくれるからです。
たとえば、お店の下の階に、住人や別のお店があった場合には、カーペットが適しているでしょう。
デメリット①:メンテナンスが大変
欠点としては、メンテナンスが楽ではない、という点です。
フローリングに比べて、掃除がしにくくなります。
塵やホコリを舞い上げない分、掃除機で十分にゴミを取りきれない場合も。
取りきれない分のゴミへの掃除も大変ですが、シミができてしまったときはもっと大変です。
カーペットは、簡単に水洗いできるものではありません。
一度敷いたカーペットを剥がして、シミの部分だけを洗う、なんてことはできませんよね。
デメリット②:ダニ対策が必須
もう一つの欠点は、ダニ対策をしないといけない、という点。
カーペットはフローリングに比べて、保湿性が高いのが特徴です。
ダニにとって快適な環境になりやすいのです。
そのため、フローリング以上にこまめな掃除が必要になります。
中には、防ダニ加工のカーペットもあるので、お店の形態や内装に合うよう検討してみてはいかがでしょう。
まとめ:お店の形態やコンセプトから、適したものを選ぼう
「お店を開業したいけど、フローリングとカーペットどっちが良い?」というお客様へ、それぞれの特徴とメリット、デメリットをお伝えしてきました。
床材は種類が豊富です。
そのためお店のジャンルとコンセプトに合わせて、相応しいものを選びましょう。
そのためには、床材の特徴を知り、あらゆる視点から「お店に合うのはどれか」をイメージするのが大切です。
あらゆる視点とは、
・業種
・客層
・コンセプト
・日々の運営スタイル
などが挙げられます。
いずれにしても、お客様の理想とするお店を作り上げるためにも、まずはよくコンセプトを練られることをオススメいたします。
もし「どうしてもお店のデザインが決められない!」ということであれば、店舗開業に強いデザイン施工会社に相談する、というのも一つの手です。
中でもIDEALであれば、お客様の「こんなお店にしたい」という考えを、ひとつひとつ汲み取ってデザインに落とし込むことができます。
お客様の考えを汲み取れる理由は、これまで多くの店舗開業に携わってきたからです。
これから初めてお店を作り上げるのに、しっかりとデザインを考えるのは簡単なことではありません。
ですが「こんな風にしたい」というお考えがあるのは理解できます。
IDEALは、その「こんな風にしたい」を、再現できるのです。
ぜひ一度、相談されてはいかがでしょう。
監修者
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IDEAL編集部
日本全国の美容室・カフェ・スポーツジム等の実績多数!
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