2017.12.04 2020.09.09|店舗デザイン
ケーキ屋の内装は”ケーキ”が主役!大手チェーン店に負けないお店づくりとは?
ケーキ屋を開業して繁盛店へと成長させていくためには内装にも存分にこだわる必要があります。ただケーキ屋の主役はもちろんケーキです。
そのためケーキを主役とした店舗の内装を考えると決まりやすいと言えるでしょう。個人のケーキ屋であっても、工夫次第によってはチェーン店に負けないお店をつくることも十分に可能といえます。
そこで今回はケーキ屋を開業するにあたっての内装のポイントや注意点などを中心に解説していきます。
内装の基本は清潔感と親しみやすさ
ケーキ屋で主に扱われているケーキは「生菓子」です。そのためケーキ屋には清潔感があることが最も大切です。
ケーキ屋の内装で清潔感を演出しようと考えるなら調理スペースを「あえて見せる」ことが重要といえます。
調理スペースが清潔に保たれていれば、お客様に対してケーキ屋全体が「清潔」といった印象をあたえるきっかけになります。
またパティシエが作業している様子や手元を実際に見ることができれば、それはお客様にとっての安心にもつながります。
さらにケーキ屋を開業するときには高級感にこだわった内装を目指す経営者もいるでしょう。
しかしケーキ屋に親しみやすさを出したいのであれば、高級感を抑えた店づくりをするという配慮も大切です。
商品と内装イメージはマッチさせよう
提供するケーキと内装イメージが合っていなければ、それは「違和感」や「センスのなさ」としてお客様の目にうつってしまう可能性があります。
例えば内装が「和」のイメージであるにもかかわらず、商品はすべてフランスのケーキを扱っているなどという場合はミスマッチです。こうしたミスマッチはあまり良い方向に作用しないことが考えられます。
提供するケーキの国や地域と内装のイメージは合わせたほうが、お客様に対して、お店のコンセプトも伝わりやすいと言えます。
コンセプトを決定する段階で提供するケーキと内装とのミスマッチがないように十分気をつけましょう。
ショーケースのレイアウトはケーキ屋の最重要ポイント
ケーキ屋を開業するときにはショーケースのレイアウトによって売り上げが変動するという事実を知っておくことが大切です。まずショーケースは道路からよく見えるように配置することをおすすめします。
道路からショーケースのケーキを見ることができると入店の動機が上がることが期待できます。
例えばスケルトン物件の場合はショーケースとレジ位置を先に決めておくと、店舗全体の内装デザインをしやすいという特徴があります。
お客様にケーキを楽しみながら選び、レジを済ませてもらうためにもショーケースとレジの配置にこだわることが重要です。
スケルトン物件は建物躯体のみの物件であるため、ある程度自分が好きなようにレイアウトすることが可能です。
ショーケースは道路からよく見える位置にレイアウトして、お客様が来店しやすいお店づくりを目指しましょう。
イートインスペースの注意点
ケーキ屋にイートインスペースがあれば、お客様もその場でケーキを味わうことができるため、利用しやすくなることが予想されます。
しかし、よほどの大型店舗でなければ、イートインスペースの席数も限られます。ケーキ屋にイートインスペースを設けるのであれば、お客様の滞在時間を短くして、回転率を上げるための工夫をすることが求められます。
例えばイートインスペースには死角をつくらず、店全体を適度に見渡すことができるようにするなどしておくと良いでしょう。
チェーン店に負けないケーキ屋づくりを!
アイデアを絞り出すことによって、すてきな内装デザインをつくり上げることができる点が個人のケーキ屋の魅力です。
内装デザインによってはチェーン店にも負けないお店をつくることは十分に可能です。まずはコンセプトをしっかりと決めてアイデアをどんどん出し合っていくことに時間を使うことをおすすめします。
コンセプトが決まるとケーキ屋の内装も決定しやすくなります。
「店舗をつくりながらコンセプトを考える」という逆の手順を踏んでしまうと提供するケーキと内装のミスマッチが生じ、お店づくりそのものが失敗してしまう最悪の事態も考えられます。
まずはコンセプトをしっかりと考え、清潔感や親しみやすさに重きを置いたお店づくりを心がけましょう。
監修者
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IDEAL編集部
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