2021.10.05 2021.09.30|店舗デザイン
ABWの浸透でカフェの内装デザインがさらに注目される
「カフェの内装のトレンドが変わってきている気がします。働き方が変わったからでしょうか?」
「仕事がしやすいカフェにするには、どうしたら良いでしょう?」
というお客様への記事です。
この記事で伝えていること↓
・ABWワーカーにとって仕事がしやすいカフェの特徴
これまで数多くのお店作りに携わった、IDEAL(の中の人)が、どこよりも分かりやすくお伝えしていきますね。
先に冒頭の質問にお答えしましょう。
カフェの内装に変化が見られると感じている理由は、働き方が多様化したことに関係しています。
ABWという柔軟な働き方が増えてきたことで、カフェに対するニーズに変化が見られてきました。
分かりやすく言いますと「仕事がしやすいカフェは無いか」というニーズです。
そこで今回は『ABWの浸透で変わりつつカフェの在り方と、内装デザインのポイント』について解説していきますね。
目次
ABWワーカーがカフェに求めているもの
ABWやテレワークの普及により、カフェの利用者が増えてきたとされています。
「仕事をするためにカフェを利用する」
そのような人々がカフェに求めているものを理解することは、カフェ開業において重要な材料となるでしょう。
それを踏まえた上で、カフェに求められているものを理解していきましょう。
現時点で、仕事目的の利用者がカフェに求めていることは、以下が挙げられます↓
・程よい静けさ
・長時間いられる雰囲気
・電源と通信環境
それぞれについて詳しくみていきましょう。
カフェに求めるもの①:落ち着ける空間
1つ目は、落ち着ける空間である、という点です。
ある程度の静けさがあり、かつ居心地の良い空間を目指しましょう。
落ち着ける空間を実現するには、
・BGMを流す
・開放感がある
・外の景色が見られる
・グリーンアイテムを取り入れる
・木目調のインテリアで統一する
と、効果的です。
また、ABWやテレワーカーをターゲットにするのであれば、立地も考慮すると良いでしょう。
ビジネス街や駅付近にカフェを構えることで、ワーカーにとっても利便性が高まります。
それだけでなく、同じような客層が集まるため、仕事や作業に集中しやすくなる、という点もメリットです。
カフェに求めるもの②:長時間いられる雰囲気
長時間いられる雰囲気を演出する点も重要です。
仕事をするためにカフェを利用する人の多くは、長居することに罪悪感を抱くことがあります。
ですが、本音は「カフェで作業する方が集中しやすいので、できるだけ長く居たい」です。
であれば、
・座席数に余裕がある
・長期間滞在されても、ほかの顧客に迷惑にならない
ようなカフェであることが理想です。
そのためには、顧客の滞在時間に制限を設けない、あるいは「仕事のためのカフェです」とアピールできるよう工夫すると良いでしょう。
少し極端なやり方かもしれませんが、ターゲットに対する訴求力は高い方法でもあります。
カフェに求めるもの③:電源と通信環境
電源と通信環境についても配慮しましょう。
できるだけコンセントは多く設置し、Wi-Fi環境を整えておくと良いでしょう。
極論ですが、仕事目的でカフェを利用する人の多くは「電源と通信環境があるか」で判断するからです。
電源については、
・何箇所あるのか
・自由に使えるのか
・使用時間に制限があるのか
を、分かりやすく掲示しておくと良いでしょう。
中には自社の無料Wi-Fiを開放、かつ、1時間ごとに再接続を求めるカフェも存在しています。
無料で使えるWi-Fi環境を整えておくと、テレワーカーやABWワーカーの満足度もUPするでしょう。
作業効率を上げるためのカフェの内装
作業効率を上げるために、カフェの内装で配慮するべき点が3つあります。
それが以下のとおりです↓
・カウンター、テーブル
・明るさと空調
・BGM
それぞれについて詳しくみていきましょう。
ポイント①:カウンター席やテーブルへの配慮
カウンター席、テーブルに配慮しましょう。
テーブルの形や配置によって、作業効率が左右することがあるからです。
テーブルには電源を設けましょう。
そしてパソコン作業に支障がない広さのテーブルを用意しましょう。
パソコン、マウス、ドリンク、スマートフォンやメモを置いても、スペースが余るくらいが望ましいです。
また、配置場所もこだわると良いでしょう。
たとえば、窓際、壁際にはカウンター席にすると良いですよ。
特に1人で静かに作業したい顧客にニーズがある席になります。
ポイント②:明るさと空調
明るさと空調にも配慮しましょう。
資料やパソコン画面が見えにくいほど暗い照明であってはいけません。
作業に支障が出てしまいます。
そのため、照明の配置もよく考慮する必要があります。
「カフェ全体で明るくする」というよりは、電源付きのテーブル付近だけ照明を明るする、あるいは、外からの光が入りやすいよう大きめのガラス窓を設置する、などの工夫を取り入れると良いでしょう。
空調に置いては、
・空調機のすぐ下にテーブルを設置しない
・電源ああるカウンター席付近は、エアコンの風が当たらないようにする
などの配慮をしましょう。
寒すぎる、あるいは暑すぎる環境では、仕事がはかどりません。
ポイント③:BGMでより快適さを演出
カフェ店内では、ぜひBGMを流しましょう。
BGMによって、作業効率がUPする効果も期待できます。
具体的には、以下の効果が挙げられます↓
[マスキング効果]
BGMで周りの雑音を隠す効果
人の話し声や作業音を聞こえにくくしてくれる
[感情誘導効果]
アップテンポなBGM=人の気持ちを盛り上げ興奮させる
スローテンポなBGM=を穏やかで落ち着いた気分にさせる
といった、気持ちや感情を誘導する効果
仕事目的で利用されることを想定しているのであれば、スローテンポな洋楽、Jazz、クラシックなどがピッタリです。
ABWの影響でカフェ利用者が増えている
極論ですが、カフェにとって仕事目的で利用する顧客は、リピーターになりやすいと言えます。
なぜなら仕事に集中しやすい空間を提供できれば、次の日もまたその次の日も来店してくれる可能性が大いに高くなるからです。
リピーター見込みの強い顧客に愛されるカフェにするには、それに見合うようにコンセプトを可視化していきましょう。
まとめ:働き方の多様化で仕事しやすいカフェが求められている
これからカフェを開業したいお客様へ、仕事がしやすいカフェの内装デザインについてお伝えしてきました。
色々とお伝えしてきましたが、お客様の理想とするカフェができあがるよう、まずはよくコンセプトを練られることをオススメいたします。
もし「どうしてもカフェのレイアウトが決められない!」ということであれば、カフェ作りに強いデザイン施行会社に相談する、というのも一つの手です。
中でもIDEALであれば、お客様の「こんなお店にしたい」という考えを、ひとつひとつ汲み取ってデザインに落とし込むことができます。
お客様の考えを汲み取れる理由は、これまで多くの飲食店やカフェのオープンに携わってきたから。
これから初めてお店を作り上げるのに、しっかりとデザインを考えるのは簡単なことではありません。
ですが「こんな風にしたい」というお考えがあるのは理解できます。
IDEALは、その「こんな風にしたい」を、再現できるのです。
ぜひ一度、相談されてはいかがでしょう。
監修者
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IDEAL編集部
日本全国の美容室・カフェ・スポーツジム等の実績多数!
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