2021.10.08  2021.09.30|店舗デザイン

人との非接触を意識したカフェで考えたい仕組みと内装デザイン

人との非接触を意識したカフェで考えたい仕組みと内装デザイン

「コロナ対策を意識したカフェを開業したい。どうしたら良い?」
「人との接触を最低限に抑えたカフェにするには、どうしたら良い?」
というお客様への記事です。

この記事で伝えていること↓
・非接触型の新スタイルカフェの仕組み
・非接触型カフェに適した内装デザインについて

これまで数多くのお店作りに携わった、IDEAL(の中の人)が、どこよりも分かりやすくお伝えしていきますね。

コロナ禍でのカフェ開業に不安を抱える人は少なくありません。

ですが、コロナ禍だからといって開業を諦める必要はありません。

コロナ禍だからこそ「人々がどんなカフェを求めているのか」を知ることで収益UPのヒントが得られるかもしれませんよ。

その施策の1つとして今回挙げるのが、”非接触型のカフェ”です。

ここから先は『非接触スタイルを意識したカフェの仕組みと内装デザインのコツ』について解説していきますね。

新しいカフェの在り方の1つとして理解を深め、店舗デザインへの活かしていきましょう。

カフェにも新しい在り方が増えてきている

カフェにも新しい在り方が増えてきている

まだまだコロナの不安が続く中、人と人との接触をなるべく抑えるための施策が、あらゆる場所で試みています。

カフェも例外ではありません。

これまでは、”カフェ=くつろぐ時間を過ごす場所”として利用されていました。

そのカフェの在り方に、変化が見られています。

テレワークやリモートワークの浸透で、仕事をするためにカフェを利用する人々も増えてきました。

そうしたニーズに応えるべく、電源と無料Wi-Fiの利用ができる旨をアピールするカフェ。

あるいは、個室やミーティングスペースを用意しているカフェなど、新しいカタチのカフェが生まれつつあるのです。

その中でも特に、”非接触型のカフェ”が増えてきています。

非接触型のカフェであれば、
・コロナ感染防止対策になる
・人件費を最小限に抑えられる
・顧客も経営側も、時間的コストが抑えられる
といったメリットが得られます。

非接触型にすることで、効率よくオペレーションができることでしょう。

その点だけでも、カフェとして大きな価値がある施策だと言えます。

非接触カフェの仕組み

非接触カフェの仕組み

非接触型カフェの仕組みについて見ていきましょう。

結論、非接触の仕組みとは、以下を指します↓

・自販機販売
・電子マネー専用精算機
・アプリ+モバイルオーダー
・ロボットが接客

それぞれの施策について、分かりやすくお伝えしていきますね。

非接触型の具体例①:自販機販売

1つ目は、自販機販売です。

手作りのスイーツや、サンドイッチ、ドリンクなどを自販機で販売することで、非接触型を実現するスタイルになります。

対人接客によるコロナの感染リスクを、最小限に抑えられることでしょう。

自販機でのカフェ商品販売がキッカケで、話題性が広がり、カフェとしての認知度UPも期待できます。

非接触型の具体例②:電子マネー専用精算機

非接触型の具体例②:電子マネー専用精算機

2つ目は、電子マネー専用の精算機を設置することです。

電子マネー精算専用機を設置することで、現金の手渡しなどによる感染を最小限に抑えることにつながります。

あるいは、現金管理のための労力を減らせるのは、経営管理上のメリットではないでしょうか。

非接触型の具体例③:アプリ+モバイルオーダー

3つ目は、アプリによるモバイルオーダー化することです。

流れとしてはこうです↓

1:顧客がアプリで注文&決済完了
2:カウンターで商品を受け取る

カフェ自作のアプリを通して注文を受けることで、店内では商品の受け渡しのみで済みます。

キャッシュレスかつ、注文を受け付ける時間と人件費が削減できるでしょう。

非接触型の具体例④:ロボットが接客

非接触型の具体例④:ロボットが接客

4つ目は、ロボットが接客する、という施策です。

導入費用が高くなりますが、ロボットに接客してもらうことで、人件費を大幅に抑えられるでしょう。

スタッフを最小限にし、かつ、ドリンクの用意やフードを作ることだけに専念できます。

非接触カフェの内装デザインとは

非接触カフェの内装デザインとは

非接触型カフェの内装デザインについても理解を深めていきましょう。

非接触型カフェの内装デザインで押さえるべきポイントは、以下のとおりです↓

・電源、通信環境を整える
・ワークスペースを設ける
・衛生管理、感染対策を徹底する

それぞれについて詳しくみていきましょう。

非接触型カフェの内装①:電源、通信環境

1つ目は、電源、通信環境を整える、という点です。

電源と通信環境を整えるべき理由は、カフェ利用者のニーズに応えるためです。

ニーズとは
・カフェで仕事したい
・家にいるのと同様にネットやPCを使いたい
らが挙げられます。

カフェを訪れる人々の目的はさまざまです。

読書や、友人たちとの談話だけではありません。

趣味や仕事に関わらず、家で使うのと同じようにパソコンを使いたい人もいるでしょう。

そうしたニーズにも応えられるカフェでなければ、この先の経営が難しくなります。

そのため、これからカフェを開業するのであれば、できるだけ電源付きテーブルを用意し、無料でWi-Fiが使える環境にすることが望ましいのです。

非接触型カフェの内装②:ワークスペース

非接触型カフェの内装②:ワークスペース

2つ目は、ワークブースの設置、です。

非接触型のカフェにワークブースを設置するのであれば、仕事がしやすい洗練された空間を意識すると良いでしょう。

たとえば、”空港のラウンジのような空間”をイメージしてみては。

さらに言えば、複数人が作業できるコワーキングスペースと、1人作業用に個室を用意するのもアリです。

仕事でカフェを利用する人々が、快適に感じる空間作りを意識しましょう。

1つ目でお伝えしたように、カフェ利用者の中には「カフェで仕事をしたい」というニーズも一定数います。

『非接触型かつ、仕事がしやすいカフェ』にする。

それだけで、新しいカタチのカフェにも成りえます。
多様化した働き方が増えて行く中で、そのような”新しいカタチ”のカフェを求める人々は、決して少なくないでしょう。

の多くが利用することでしょう。

非接触型カフェの内装③:衛生管理、感染対策を徹底した内装

3つ目は、衛生管理、感染対策を徹底した内装にする、という点です。

具体的には、以下が挙げられます↓

・席同士の間隔を空ける
・高機能換気設備を導入する
・店内の換気を数分おきにする
・トイレを数分おきに掃除する
・レジ前にビニールシートを設ける
・可能な限りキャッシュレス化する
・向かい合わせのテーブルにはパーテーションを設ける
・都度、アルコール消毒を行う(テーブル、イス、ドアなど)

顧客が安心してカフェでの時間を過ごして頂けるよう、細かいくらいに対策する必要があります。

まとめ:カフェにも”非接触型”という新スタイルが生まれた

まとめ:カフェにも”非接触型”という新スタイルが生まれた

「コロナ対策を意識したカフェを開業したい」というお客様へ、非接触型を意識した新しい施策と内装デザインのポイントについてお伝えしてきました。

こうした新しい在り方がカフェにも生まれた理由は、人々のカフェに対するニーズが変わってきているためです。

逆に言えば、ニーズに応えられないままのカフェでは、この先を生き残ることは難しくなります。

経営スタイルを変えてしまうのに、不安を感じるのは理解できます。

ですが、ニーズが変わってきている中で収益UPを目指すのであれば、人々のニーズを汲み取らなければなりません。

ニーズを汲み取り、それらに応えられるよう進化していく。
そのようなカフェが、収益UP、事業拡大につながるのかもしれませんね。

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監修者

IDEAL編集部

日本全国の美容室・カフェ・スポーツジム等の実績多数!
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