2017.05.20  2020.08.06|新規開業ノウハウ

【焼肉店 開業】フランチャイズ(FC)加盟・個人店それぞれの注意点とは

【焼肉店 開業】フランチャイズ(FC)加盟・個人店それぞれの注意点とは

子供から大人までみんなが大好きな焼肉。お店の前を通り過ぎるとあの匂いが食欲をそそります。

BSE問題やユッケによる食中毒問題など、さまざまな風評被害があってもその人気は衰えることはありません。

寿司やビュッフェスタイルの食べ放題店と並んで、庶民のなかでは客単価位の高いイメージがある焼肉店は、成功すると大きな利益を生むことが可能です。

ここでは焼肉店での開業を目指す、オーナーのためになるお話をご紹介していきます。

開業するときにはフランチャイズ(FC)加盟か個人店を立ち上げる

新規店舗を立ち上げる場合、大きく分けて2通があり、フランチャイズ(FC)に加盟するか個人で開業する方法があります。

どちらがいいかというのは、一概にはいえませんが、オーナーの好みにもよりますし、FCの場合は開業に必要な資金を工面できないと加盟すらできません。

FC加盟店の利点

フランチャイズ(FC)加盟の利点はネームバリューがすでに出来上がっており、お客様の認知、仕入れ先業者の確保、厨房機器や備品の選定やメニューの作成など、開業に必要な要素があらかじめ決められており、

本部の指導やマニュアルに沿って動いていけば自ずとお店を立ち上げることが可能といえます。

個人開業の利点

個人開業の利点は、フランチャイズ(FC)本部からの干渉がない分、自分で決めた通りに物事を進めることができます。業者の選定もFCだと決められたものしか仕入れることができず、値段もほとんど干渉することができません。

メニューもオリジナリティを出すことも禁止しているFCが多く、加盟店側には自由度がありませんが、個人ですとそのような縛りは一切ありませんので、大変ですが資金が許す限りは自分の思い通りに決めることができます。

また、フランチャイズ(FC)本部へのロイヤリティを支払わないで済みます。

焼肉店は同業者ばかりがライバルではない

競合する焼肉店ではライバルも多いものです。もちろん、同業者の焼肉店は集客を奪い合う関係といえますが、先述した寿司やビュッフェといった客単価が2000円を超えるようなお店は、単価の安いお店と違って頻繁に通うわけではありません。

家庭の献立にもそうそう登場することもないでしょう。

どちらかといえば少し贅沢な印象で、「今日は何を食べたい」といった選択肢に「焼肉」「寿司」「ビュッフェか食べ放題」といったものが同一候補として挙がります。

焼肉店ばかりに目が行きがちですが、集客効果を高めるには同じくらいの客単価のお店に対しても意識を向ける必要があります。

フランチャイズ(FC)に加盟するなら人気の食べ放題も視野に入れる

フランチャイズ(FC)加盟店を選択する場合、焼肉店のスタイルに注意しましょう。

一昔前にはワンオーダー制で注文してから肉を用意し、提供されてからお客様が焼いて召し上がるという流れでしたが、デフレ化が進み、お客様のニーズも変化してきています。

多くのお客様はお腹いっぱいに多くの料理を食べたい志向となっており、食べ放題システムが定着化してきています。以前は食べ放題ですと、宴会コースなど団体向けの大口コースとなっていました。

ところが、2人~4人といった少人数でも同じように食べ放題メニューを選択できるお店が増えており、各料金プランで選択できるメニューが増えるようになっています。

ファミリー層に大人気

FC本部によってはテーブルごとにタッチパネルを用意し、注文時のオペレーションを簡素化することでスタッフの少人数化やお客様の待ち時間を減らすことが可能となっています。

何を頼んだかも一目瞭然で分かり、「さっきの美味しかったからもう一回食べたい」というリクエストにも簡単に応じることができます。

また食べ放題やタッチパネルといったシステムは、携帯ゲーム機に慣れている子供に大好評といえ、待ち時間を利用してミニゲームを取り入れるなど、いろんなメニューを注文したいファミリー層には人気となっており、

車で来店する比率が高いことから郊外型店舗の物件を探す場合にはおススメといえます。

個人店は”たれ”が命

個人で開業する場合、非常に重要なのが「たれ」ではないでしょうか。焼肉はお肉の鮮度や質も大事ですが、味というのは基本的に「たれ」で決まります。

焼肉のたれはCMやスーパーで市販されているのを見ても分かる通り、その単体でも需要があります。

焼肉を食べに行った人たちと話をするときに、多くの人はお肉と「たれ」のことを語ります。それくらい焼肉には「たれ」が命ともいうわけです。

儲かりそうだからという軽い気持ちで開業するには、ラーメンのスープと同じくらい「たれ」にもこだわりを持っておいたほうがいいでしょう。

のれん分けなどで「たれ」を提供してもらえる場合を除き、自家製のオリジナルで作成したほうが話題性もあります。チラシで販促活動を行う際にも、「自家製秘伝のたれ」というキャッチコピーがあればインパクトも大きくなります。

まとめ

焼肉店は客単価も高いことから儲けを期待できますが、その反面、ライバルは同じ焼肉店だけに留まりません。FC加盟をするにしろ、個人店で開業するにしろ、多くの難題が待ち構えてきます。

資金面も大きく影響しますが、どちらを選択してもここでご紹介したことを念頭に置いて新規開業に取り組んでいきましょう。

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監修者

IDEAL編集部

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