2018.06.20 2020.08.12|新規開業ノウハウ
【飲食店を成功させるには?】飲食店を開店するために必要な費用
これから飲食店を開業しようと考えている方、また、その際に店舗の内装工事等を検討している方は、事前にどれぐらいの費用があれば良いか把握しているでしょうか?
開店するには最低限必要な費用というものがありますが、せっかく自分のお店を持つのですから、開店後もしっかりと軌道に乗せるところまでを意識して費用を考えましょう。
今回の記事では、しっかり軌道に乗った飲食店を開業するために必要な費用のポイントについて紹介していきます。
目次
集客の要!立地を重視した店舗選びと物件取得費用
飲食店開業にあたり、まずは物件取得費用について考えなくてはなりません。
物件取得費用とは、主に前家賃、手数料、保証金などが挙げられます。
このほかにも、礼金や、前の借り主に内装や設備の譲渡代として支払う造作譲渡料があり、それぞれの物件によって金額は異なります。(※1)
※1.【飲食店開業に必要な費用とは(初期費用編)ABC店舗】飲食店開業マニュアル
また、安いところを見つければ金銭的な負担は少ないですが、集客の面を考えればある程度の金額は覚悟しなければならないということを頭に置いておいてください。
例えば、いくら安くても人通りの少ないところや、建物の劣化がひどいところでは、せっかく開業しても客足がのびない可能性もあります。
開店直後は人件費を最小限に抑える
開店直後にしっかりと利益を出して、スムーズに店が軌道に乗る可能性というのは極めて少ないです。
このため、人件費にかかる費用は、最小限にとどめておくことをおすすめします。なぜなら、飲食店の場合は人件費にかかる費用がもっとも高くなることが多いからです。
人件費のせいで仕入れにお金をかけられないというのでは、本末転倒になりかねません。募集にも当然費用がかかりますので、何度も追加募集して費用がかさむといったことにならないよう、開店にあたり人材選びは慎重に行いましょう。
内装や外装は重要だが自己満足にならないように注意
内装や外装は、お金をかけようと思えばいくらでもかけられてしまいます。
せっかく自分のお店を持つのだから、とことん自分好みにしたいという方もいるでしょう。
しかし、こだわればこだわるほど費用が膨らみ、自己満足になる可能性が高いですので注意が必要です。
例えば、スケルトン物件の場合、自分の思う通りの内装にできますが、その分費用はかさみます。
逆に、居抜き物件であれば内装に制限はかかりますが、費用は安く抑えられます。どちらを選択するかは、費用との兼ね合いで考えなくてはなりません。
また、工事の際には業者が自分の提示した予算内で工事計画を組んでくれるか意識しましょう。(※2)
※2.【飲食店の内装工事費用と坪単価店舗内装工事】飲食店の内装工事費用と坪単価
見栄を張って、後で予算が足りなくて困ったといったことにならないよう、無理せず払える範囲の費用で予算を組むことが大切です。
運転資金はあればあるだけいい
ランニングコストが事業計画通りにいくということはまれでしょう。
初期の食材の仕入れ費用や、人材募集費、通信費や光熱費などは必ず必要となる運転資金です。
これ以外にも、開店後売り上げが思わしくなければ広告宣伝費をかける必要が出てくるかもしれません。
逆に、売り上げが良い場合には人員増加などによって人件費が増えたり、制服などの備品を購入したりする必要もあるかもしれません。(※1)
※1.【飲食店開業に必要な費用とは(初期費用編)ABC店舗】飲食店開業マニュアル
このように、たいてい運転資金は思った以上にかかってしまうことが多く見受けられますので、多めに用意をしておくと安心です。
最低限のポイントをおさえてスタートダッシュを
飲食店を開業し成功するためには、事前にさまざまな費用について考えておく必要があります。
もちろん、今回紹介した費用を抑えただけで飲食店は成功するというものでもありません。
立地選びやスタッフの研修費、販売促進費など、開店前に意識しておかなくてはならない費用は他にもたくさんあります。
しかし、まずは本文で紹介した最低限のポイントをおさえることは重要です。
自分のお店をスムーズに軌道に乗せるためにも、ぜひ参考にしてみてください。
監修者
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IDEAL編集部
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