2018.07.23 2020.08.12|新規開業ノウハウ
【立ち飲み屋 経営メリット】立ち飲み屋の経営はメリットがあるの?
雰囲気の良い立ち飲み屋があると、仕事の帰りなどに気軽にふらっと立ち寄ることができるため便利です。
立ち飲み屋の経営に関しては、実は経営者目線で考えてもたくさんのメリットがあります。また、立ち飲み屋の経営を考えるのであれば、メリットだけでなくデメリットについてもしっかりと心得ておく必要があるでしょう。
この記事では、経営者目線で考えたときの立ち飲み屋のメリットや、開業するときの注意点などについて解説していきます。
目次
経営者目線の立ち飲み屋メリット1.初期費用が安い
飲食店を開業するとなると、多くの場合初期費用が高額になる可能性が高いといえます。
しかし、立ち飲み屋を開業するにあたっては、初期費用が安くて済むという点が経営者目線のメリットとして挙げられるでしょう。
立ち飲み屋にはカウンターがありますが、一般的な居酒屋のような椅子はありません。そのため、店舗面積が狭くても開業することが可能なのです。
通常は必要なインテリアがいらず、また店舗面積が狭いことなどの理由から、初期費用が安くて済む傾向があります。
次に、材料費や人件費についても、一般的な居酒屋よりも抑えることができるためランニングコストが安い点もメリットです。
経営者目線の立ち飲み屋メリット2.回転率が良い
一般的な居酒屋の場合は、椅子に座ってお酒や料理を味わうため、店舗に滞在する時間が長くなるという傾向があります。
一方、立った状態のままお酒などを楽しむ立ち飲み屋では、椅子に座らないことから店内の回転率が良いという特徴があるのです。
店舗面積が狭い飲食店の場合は、特に顧客の回転率を上げていくことが売上アップには欠かせません。
立ち飲み屋の店舗によっては、回転率を上げるために意図的にカウンターを高めに設定している場合もあると知っておきましょう。
経営者目線の立ち飲み屋メリット3.酔っ払うお客が少ない
居酒屋などの飲食店を経営するときには、酔っ払った顧客の対応についてもしっかりと考えておかなければなりません。
しかし、立ち飲み屋にはひどく酔っ払う顧客が少ないという特徴があります。
立ち飲み屋では立ったままでお酒を飲むので、泥酔するまで飲酒をして店内に入り浸る顧客が少ない点も、店舗を経営するうえでのメリットといえるでしょう。
また、立ち飲み屋は一人客も多く利用します。そのため、さっと飲んで店を出る顧客も多いことから、顧客同士のトラブルも少ないメリットがあるのです。
メリットは多いけれど… 油断は禁物!
立ち飲み屋の経営は確かにメリットが多いですが、油断をしていると経営が立ち行かなくおそれがあります。
それは、開業にかかるコストが少なくてすむことから立ち飲み屋ブームが起こっており、今後は立ち飲み以外の個性がない店舗は淘汰される可能性が多いにあることが理由です。
数あるメリットの中でも開業時にかかるコストを抑えることができるという点は、経営者にとっては大きな魅力といえます。
しかし、同じような店舗が数多く出店しているなか、しっかりと個性を出していかなければ成功するのは非常に難しいでしょう。
初期費用が安いから、立ち飲み屋が流行っているからなどの理由だけで安易に開業するのは危険なのです。
小さい規模から始められる立ち飲み屋!
飲食店を始めるときには、「大きな規模の店舗で、大きな売り上げをあげよう」と考える経営者もたくさんいます。
しかし、この考え方は大きなリスクも伴っているのです。立ち飲み屋については、小さい規模から始めることができるという特徴があります。
そのため、飲食店経営に興味のある人にはおすすめの分野なのです。
さらに、居酒屋チェーンの多くが立ち飲み屋という形態をとっていないことから、個人経営の飲食店であっても、しっかりと計画を立てて経営をしていけば成功する可能性も十分にあります。
立ち飲み屋を経営するメリットのひとつが初期費用が安く済むことですから、上手くいけば勢いに乗って多店舗展開もあり得ると知っておきましょう。(※1)
監修者
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IDEAL編集部
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