2018.10.09  2020.08.12|新規開業ノウハウ

【居酒屋 開業】飲み屋を開業して成功するポイントは?

【居酒屋 開業】飲み屋を開業して成功するポイントは?

お酒をこよなく愛している人なら、一度は自分のお店を持ちたいと思ったことがあるのではないでしょうか。居酒屋などの飲み屋なら、料理の腕はそこまで求められません。

また、レストランのように敷居の高いお店でもないため、飲食業の中でも飲み屋は比較的始めやすい業態であるといえます。

もともとお酒好きな人が始めることが多いため、飲み屋を開業すると最初のうちは友人や知人がたくさん来客してくれるでしょう。

しかし、開業当初の特需が終わると、経営悪化してしまう飲み屋も決して少なくありません。

そのためにも、勢いだけで開業するのではなく、しっかり準備をしてから計画的に始めるということが大切です。

今回は、飲み屋を開業する際に、その準備段階から気をつけておきたいポイントについて解説してみます。

飲み屋を開業して失敗するケース

大きなお店を構えるにしても、個人で細々とやっていくつもりでも、飲み屋を開業することになれば、1人の経営者としてお店を切り盛りしていかなければなりません。

そのためには、責任をもって事に臨む姿勢が大切です。安易に経営に手を出せば、うまくいかずに失敗してしまうでしょう。

飲み屋の開業では、特にお店の雰囲気が重要なカギを握ります。たとえば、店の前の雰囲気が悪く、中に入りにくい店は失敗しがちです。

店舗の明かりが暗かったり、祝い花が店の前に散らばっていたりするお店は、客からも敬遠されてしまいます。

見た目や外観だけでなく、質の高いサービスを提供することも忘れてはなりません。自分の店だからといって、独りよがりな経営をしてしまえば失敗します。

客の目線に立った高品質のサービスを提供することが大切です。また、飲食店は立地が良ければ成功できると過信している人も失敗しやすいといえます。

もちろん、立地は経営の成功に欠かせません。しかし、立地だけを良くしても、外観や内容が伴わなければ経営は成功できません。

立地を過信せず、それ以外の部分にもきちんと目を向けるようにしましょう。

顧客が気にするポイントは?

顧客の立場に立った経営をするためにも、来店した客が何を求めているかきちんと把握してくことが大切です。飲み屋に限らず、飲食店に顧客が求めているのはやはり清潔さです。

誰も汚いところで食事をしたいと思う人はいません。きれいなところで食べた方が気持ちよく食事ができますし、顧客の満足度もぐっと上がります。

そのためにも、トイレの掃除には特に念を入れておく必要があります。お店の清潔度はトイレのキレイさに強く反映されるものです。

トイレが汚いと、そのお店全体の清潔感も薄れてしまいます。

もちろん、トイレだけでなく、それ以外の箇所も清潔さを維持するよう心がけ、顧客が気持ちよく食事できる環境を整えてあげましょう。

経営者だから必要なスキル

飲み屋はお酒を提供するお店ですが、料理もお酒と同じくらい経営の浮沈を握ります。飲み屋の経営者としては、提供するお酒だけでなく、料理の研究にも力を入れなければなりません。

経営者自身がお店で提供する料理のことを知らなければ、キッチンで働いているスタッフとも意見を交わすことができないでしょう。

もしそのスタッフが辞めてしまったら、看板の商品を顧客に提供できなくなってしまうかもしれません。

そのため、経営者だからこそ、自分でもきちんと料理の知識を持っておくことが大切です。

それから、経営者は提供する商品だけでなく、お店の経理や在庫管理、取引先との折衝など、さまざまな仕事をこなさなければなりません。

しかし、それぞれの仕事を別のスタッフや専門家に任せていれば、そこからさらに余計な経費が発生することになります。

たとえば、経理のことを税理士に任せてしまえば、その分だけ税理士への費用が発生します。経費を削減するためにも、自分でできることは自分で行うことが大切です。

経営者としては、会計の知識くらいはきちんと身に着けておきましょう。

リスクを避けるには?

経営が軌道に乗れば、より大きな利益を求めて事業の規模を拡大することを考えることもあるでしょう。

しかし、安易に規模を拡大するのは避けた方が賢明です。事業を拡大して店舗を増やせば、その分だけ負債を抱えるリスクも高くなります。

資金に余裕がなくなれば、本店にも良くない影響を与えてしまうでしょう。経営を成功させるためには、安易に店舗を増やすのではなく、まず足元をしっかりと固めることが重要です。

また、安ければ良いと考えて値段を下げることもリスクが伴います。

安ければ簡単に集客できるわけではありません。個人で経営する場合は、チェーン店とは事情が違います。価格設定を安くしすぎると、顧客は逆に不安になってしまいます。

安い価格は客層を下げますし、チェーン店とは回転率も異なるので、むしろ顧客離れを招きかねません。

リスクを回避するためにも、商品の値段は自分がこれだと決めた価格で堂々と勝負するのが鉄則です。

飲み屋経営は楽しい!リスクに備えて万全に!

お酒が好きなら、飲み屋の経営は基本的に楽しい仕事です。いつでもお酒に囲まれて過ごせるので、自分も楽しみながら経営できるのが飲み屋の良いところです。

そんな楽しい経営を長く続けるためにも、開業前にきちんとリスクに備えておくようにしましょう。

楽しいだけでは経営は回っていきません。自分でも料理の勉強をしたり、成功しているお店に通ってみたりなど、経営者としてできることから始めるのがポイントです。

そうすることで、失敗のリスクを減らして、経営の成功確率をぐっと高めることにつながります。

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監修者

IDEAL編集部

日本全国の美容室・カフェ・スポーツジム等の実績多数!
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