2018.10.18  2020.08.12|新規開業ノウハウ

ヘルシーな蕎麦屋を開業して人気店になろう!

ヘルシーな蕎麦屋を開業して人気店になろう!

ハンバーガーやフライドチキン、ラーメンなどさまざまな外食店があります。蕎麦屋も外食店ですが、他の外食店と違うところはヘルシーな点です。

健康志向を意識している客層が蕎麦屋を選ぶ傾向があり、需要は高いと言えるでしょう。しかし、蕎麦屋を開業する人も多いのでメニューで他店との違いを出さなければなりません。

店舗のコンセプトをしっかりと打ち出し、サービスを展開していくことが蕎麦屋成功のポイントになるでしょう。今回は蕎麦屋で成功するためのコツを解説します。

蕎麦屋は初期投資に費用がかかる

飲食店を開業するには初期投資が必要になります。業種や店舗の形態によって初期投資額は変動するのですが、一般的な蕎麦屋の場合は約1500~2000万円です。土地代、物件代、家賃だけではなく設備にも資金がかかるので、事前にしっかりと用意しておきましょう。蕎麦屋はゆで釜、ガステーブル、製氷機や冷蔵庫などが必要になり、どれも高額です。

また、蕎麦屋独特の雰囲気を演出するためには食器類や内装にも気を遣う必要があります。居抜き物件であれば以前の店舗が使用していた設備をそのまま再利用できるので、初期投資を抑えたいときは居抜き物件も検討してみましょう。

蕎麦屋で初期投資を低くしたいときは座席のない立ち食い蕎麦屋にする方法もあります。スピード重視のメニュー提供で回転率を上げて、集客を多くできます。立ち食い蕎麦屋は小型の店舗で営業するので、物件代や人件費も通常の蕎麦屋よりも低く抑えられるでしょう。こちらも居抜き物件を利用すれば、さらに初期投資額が低くなります。

しかし、蕎麦屋の居抜き物件には注意しましょう。いい居抜き物件であっても「その物件で営業していた立ち食い蕎麦屋は廃業している」という事実があるからです。

安くて早い立ち食い蕎麦屋ですが立地条件によってはどんなにおいしいメニューを提供しても利益は上がりにくくなります。これは通常の蕎麦屋にも立ち食い蕎麦屋にも言えることです。初期投資を抑えるのも大切ですが、開業後にしっかりと利益回収のできるところを選びましょう。

開業するための立地条件やターゲットを研究しよう!

蕎麦屋で開業するためには立地条件とどの客層をターゲットにするかが重要になります。

サラリーマンやOLをターゲットにするならビジネス街、学生をターゲットにするなら学生街というように、ターゲットの選定をしましょう。蕎麦屋のターゲット層と男性に目が行きがちですが、女性客も増えてきています。

女性客にも好まれるようなメニューも視野に入れておくことも大切です。

立地条件の良し悪しをリサーチするのも、蕎麦屋経営には欠かせません。駅前や商店街など人通りの活発な場所に店舗を持てればいいのですが、予算の都合上なかなか難しい場合もあります。

立地条件が良くない場所でもリサーチと対策をしっかりと行えば人気店になれる可能性が高くなります。時間帯によって提供メニューを変える、サービスを追加するなどの工夫をしてみましょう。(※1)

メニューで独自性を!客の心をつかもう!

蕎麦屋で成功するためにはお客様の心をつかむこと、そのためにはメニューやサイドメニューに独自性を持たせましょう。

季節に合わせたメニューを作成する、お客様が飽きないようにトッピングメニューを提供するなどの方法があります。

蕎麦屋でのメニュー作りはターゲット層次第と言えるので、どの客層に蕎麦を提供するのかを決めておきましょう。

蕎麦打ちは重労働のため、1日に作れる蕎麦の数に限りがあります。メニュー内容を広げるのか、それとも絞り込んでいくかは店舗のコンセプト次第です。

どの客層でも入りやすい蕎麦屋にするなら豊富なメニューに、客層を限定する場合はメニューも絞り込んで厳選したものだけを提供、といったように店舗の規模と客層のバランスを見るようにしましょう。

また、訪れるお客様がメニューに飽きないように工夫することも必要です。

セールスのポイント!再来店を促そう!

蕎麦屋で開業したあとは独自のセールスポイントをお客様に売り込むことも大切です。

蕎麦の味、スタッフの接客ももちろん重要なポイントなのですが、店舗独自の魅力やコンセプトも意識しましょう。たとえば、スタンプカードです。

来店ごとまたは注文金額に応じてスタンプを押すサービスです。一定数のスタンプがたまったら、割引をしたり、粗品をプレゼントしたりするなど特典をつけるとお客様の満足度も高まるでしょう。

また、お店のコンセプトやこだわりが分かるように名刺やポスターなどを作るのも有効です。初めてのお客様にどのような蕎麦屋なのかを知ってもらうためにも、店舗紹介は忘れずに行いましょう。

「蕎麦打ち〇〇年の職人が打つ日本蕎麦」や「蕎麦粉と水にこだわった手打ち蕎麦」など、一目で理解できるようなセールスポイントにするのがコツです。(※1)

工夫しだいで繁盛店に!

蕎麦屋は利益率が他の飲食店に比べて高くなく、廃業のリスクもあります。

1年以内で廃業してしまうケースもあるので、蕎麦屋の開業をするときはじっくりとメニューの選定やターゲットの絞り込みをしなければなりません。工夫次第でお客様が途切れない繁盛店にすることも可能なので、さまざまな案を実行してみましょう。

たとえば、地方でしか買えない蕎麦や具材を仕入れて販売し独自性を持たせたり、誰でも気軽に入れるように外装や内装を変えたり、スタンプカードや割引デーを作ってお得感を出すなどです。

かといって、最初のうちからいろいろと手を広げ過ぎてしまうと管理も大変になってしまうので、様子を見ながら少しずつ行っていきましょう。

※1.【おみせラボ】口コミだけで集客率アップ!?「立地の悪い人気店」に共通する5つのこと

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監修者

IDEAL編集部

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