2018.12.07 2020.08.13|新規開業ノウハウ
【店舗 改装】喫茶店の改装に必要なことは?改装のコツを徹底解説!
開業資金のなかでも改装にかかる費用は高額になりがちです。
特にデザインやレイアウトに独自色を打ち出すことによって他店との差別化を図りたい喫茶店やカフェにとっては、大きな問題になることがよくあります。
改装に失敗してしまうと改修工事に余計な費用がかかるので、満足できる店舗を実現するためにも改装費用の相場や知識を知っておく必要があります。
そこで、この記事では喫茶店やカフェにおける改装工事費用の目安や改装工事の流れなどについて紹介します。
喫茶店の改装工事にかかる費用
一般的な喫茶店の改装工事に必要な費用は、坪当たり20万~40万円だといわれています。
ただし、この金額は改装工事を行う物件の規模や「スケルトンか居抜き物件か」などによって大きく変わることがあるので注意しましょう。
たとえば、実際に15坪の居抜き物件のカフェを改装工事した場合にかかった費用はおよそ350万円で、
その内訳は「解体・廃棄費用40万円」「塗装・養生費用や壁・床の張替え工事費用125万円」「建具・内装工事費用100万円」「看板・その他工事費用85万円」となります。
総額における坪単価はおよそ23万円となっていますが、スケルトン物件を改装する場合はもっと高くなるケースが多いでしょう。(※1)
喫茶店の改装工事の流れ
喫茶店の改装工事を行うときの流れとしてはまず、「デザインや施工会社を決定する」ことから始まります。
自分で考えたコンセプトをもとに店舗のデザイン案が決まったら、施工会社を選びましょう。施工会社を選ぶときは過去の実績などを参考にすると安心です。
過去に喫茶店の改装工事をいくつも手がけてきた会社であれば、ノウハウを持っていますので適切なアドバイスをくれる可能性もあるからです。
また、選ぶときは一社だけに絞るのではなく、複数社に目星をつけておいてください。
次の流れとして「打ち合わせ・見積もり」がありますが、複数社に依頼することで会社の雰囲気や改装工事にかかる費用を比較検討できるからです。
自分の納得できる施工会社が見つかれば、契約してから着工という流れになります。工事完成後に竣工・受け渡しが行われ、晴れて一国一城の主となることができます。
喫茶店を改装するときの基本
喫茶店を改装するときはコンセプトを明確にしておくことが重要です。周辺に同じようなコンセプトの店があれば、競合して共倒れになる可能性があります。
コンセプトには大きく分けて「サービスの提供方法」と「価格帯」の2つがあります。
たとえば、「落ち着いた雰囲気の店」「にぎやかで誰でも入りやすい店」のどちらを目指すかによって、店の雰囲気はガラリと変わるからです。
また、サービスの提供方法が同じであっても価格帯を分けることで客層も変わってきますので、競合を避ける効果が期待できます。
コンセプトを明確にしていないと、個性のないお店になってしまい経営が苦しくなる可能性も捨てきれません。
よく考えたうえで改装工事へのぞむようにしましょう。
動線を考えたレイアウト
喫茶店で改装工事を行う際は壁紙や建具などデザイン性にこだわってしまいがちですが、あまりにもデザイン性に固執すると後悔することがあります。
デザイン性に富んだ店内にすることで広告効果が発揮されて客足が増える可能性は確かにあります。
しかし、動線を考えたうえでレイアウトを決めないと顧客満足度は上がりません。過ごしやすい店内にするためにも、開店後の実際の人の流れを意識したレイアウトにするよう心がけましょう。
また、その際はセルフサービスかフルサービスかで考え方が違う点に注意してください。
セルフサービスであれば「お客様目線」、フルサービスであれば「スタッフ目線」で動線を考えることが基本です。
レイアウトにこだわった改装で喫茶店経営を!
喫茶店の経営を成功させるためにはレイアウトがとても重要です。
喫茶店は他の飲食店と比べてもデザイン性や雰囲気を重視する傾向が強いため、改装工事にあたっては納得できるデザインを提示してくれた施工会社と契約するようにしましょう。
改装工事にかかる費用は安いほうがよいですが、「安かろう悪かろう」になっては意味がありません。打ち合わせを重ねて信頼できる業者に依頼してください。
また、デザインの打ち合わせをするときは動線を考えたレイアウトを心がけて、快適性や機能性にも気を配った店舗にするように気をつけましょう。
監修者
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IDEAL編集部
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