2021.04.30 2021.04.27|店舗デザイン
照明によって雰囲気が変わる!?コンセプトに合った照明の選び方
「飲食店を開きたい。照明の選び方で雰囲気が変わるものでしょうか」
「そもそも飲食店の内装では照明もこだわるべきなのでしょうか」というお客様への記事です。
当記事では
・飲食店内の照明=重要な役割がある
・顧客を呼ぶ込む照明の種類と選び方のコツ
をお伝えしていきます。
先に冒頭の質問に答えましょう。
照明の選び方で「お店の雰囲気が変わってしまう」というのは本当です。
例えば”ムード漂う大人な空間”にしたい。
なのに、明るさの強い照明にしてしまうと、ムーディーな雰囲気になりませんよね。
ですから、内装デザインにこだわりを持つように、照明もこだわりましょう。
照明は、飲食店の雰囲気づくりの要(かなめ)です。
照明選びの重要性が、まだ分からない今だからこそ、当記事で理解を深めていってください。
目次
雰囲気づくりに欠かすことができない照明
飲食店の雰囲気は「照明が作っている」といっても過言ではありません。
どんなにデザイン性の高い内装に仕上がっていたとしても、照明の明るさや色味がマッチしていなければ台無しです。
例えば
『大人っぽい落ち着いた雰囲気のデザインにしているのに、明るさが強い照明のせいでムードを感じられない』
『子どもも安心して食事ができる、とアピールしているのに、暗めの照明で手元がうまく見えないような照明』
など。
飲食店の雰囲気は「照明の明かりで演出力を高めている」と理解しましょう。
雰囲気だけでなく、商品を良く魅せるためにも照明選びは重要なのです。
照明で創るお店の雰囲気
照明選びのコツとして、以下の2点を押さえましょう。
・コンセプトにあった色と明るさから選ぶ
・コンセプトにあったタイプの照明を選ぶ
それぞれ分かりやすく解説していきますね。
お店の雰囲気UPのための照明選び①コンセプトによって使い分ける照明の色と明るさ
1つ目は、お店のコンセプトにあった色と明るさから照明を選びましょう。
ポイントは
・色温度
・演色性
です。
[色温度(いろおんど、しきおんど)とは]
色温度は、日の光や照明などの”光の色”を表す値です。
細かいことはあえて省きますが、例えば
・落ち着いた雰囲気のレストラン
→オレンジに近い色の白熱電球や、やわらかい光の間接照明
・ショッピングモールや病院
→明るい昼白色の照明
などを選ぶことが多いでしょう。
色温度の値が低ければ低いほど、温かみのあるオレンジ色に近づきます。
逆に値が高くなると、光の色が白っぽく、はっきり明るい照明となるのです。
お店の照明を選ぶときは、色味と明るさが「”表現したい雰囲気”にあっているか」という基準で選びましょう。
[演色性(えんしょくせい)とは]
演色性を分かりやすくお伝えすると「料理や商品の色味を、より正確に伝えられるか」を表したもの。
演色性の高い照明を求めるのは、おもに飲食店が多いでしょう。
なぜなら照明の演色具合で、料理の見た目を左右するからです。
演色性の高い(自然に近い)照明を取り入れれば、料理がより美味しそうに見えます。
演色性が高い照明の判断基準は、Ra 80〜90程度かそれ以上のものを見つけましょう。
Raとは演色性を表す単位です。
照明選びの参考にしてみてください。
お店の雰囲気UPのための照明選び②コンセプトによって使い分ける照明のタイプ
2つ目は、照明のタイプです。
業種によりますが、お店の照明として相性がいいのは以下が挙げられます。
・天井照明
・間接照明
・フロアスタンド
・ブラケットライト
・ペンダントライト
それぞれ簡単に、特徴と雰囲気への効果をお伝えしていきますね。
[天井照明]
・オーソドックスな照明
・天井の真ん中に取り付けるタイプ
・何ヵ所か穴を開けてダウンライトタイプにもできる
・手元を明るくしたい場合にはダウンライトが適している
[間接照明]
・ものによってはデザイン性が高い
・影の濃さを生み、ムーディな空間にできる
・やわらかく、温かみのある雰囲気を演出できる
・装飾アイテムと組み合わせて陰影を作ることも可能
[フロアスタンド]
・床に設置するタイプ
・デザイン性が高いものが多い
・店内のワンポイントにもなれる
[ブラケットライト]
・壁に設置されたタイプ
・おしゃれでデザイン性の高い照明が多い
・店内全体を照らすよりも、部分的に照らすタイプ
[ペンダントライト]
・天井から吊り下げるタイプ
・おしゃれかつ、存在感がある
つまり照明選びは重要!
お伝えしてきたポイントが多い理由は、良いお店にするのに照明選びを妥協してほしくないからです。
照明次第で、お店の雰囲気がガラリと変わります。
照明はお店のそのものの”表情”とも言えます。
照明を決めるときは、初めて訪れる顧客の視点に立って決めていきましょう。
「どう光を当てたら魅力的か」あるいは
「どう影を作ったらいい雰囲気だと感じるのか」
に重きをおいて、照明を選んでいきましょう。
まとめ
「自分のお店をオープンしたい」というお客様へ、照明選びの重要性についてお伝えしてきました。
照明はお店づくりにおいて、妥協してはいけない要素の一つです。
お店のシチュエーション、演出したい空間に合わせて選ぶことで、雰囲気づくりにおいて高い効果を発揮できます。
ですから「たかが照明でしょ」とあなどってはいけないのです。
せっかくご自身のお店をオープンさせるのですから、顧客の”居心地の良さ”を追求したお店づくりを目指していきましょう。
「照明選びの重要性については理解できました。ですが内装をうまく決められるか不安です」
このような悩みを抱くのであれば、ぜひIDEALにご相談ください。
多くの店舗開業に携わってきたIDEALであれば、そのようなお客様の不安や負担を減らせるかもしれません。
また、IDEALでは
・デザイン設計
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も、お受けいたします。
理想的なお店が出来上がるよう、悩みや疑問点に丁寧に対応いたします。
まずは一度、相談してみてはいかがでしょうか。
監修者
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IDEAL編集部
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