2021.06.07 2021.05.27|店舗デザイン
店舗デザインの重要性とは
「店舗デザインってそんなに重要ですか?」
「店舗デザインにこだわりたいけど、おしゃれなだけではいけませんか?」
というお客様への記事です。
この記事で伝えていること↓
・店舗デザインの役割
・理想的な店舗デザインの考え方
・店舗デザインが、人、商品、ブランディングに与える影響
これまで数多くのお店作りに携わった、IDEAL(の中の人)が、どこよりも見やすく、分かりやすくお伝えしていきますね。
結論、お店の経営を良くしたいのであれば、店舗デザインは妥協してはいけません。
それほど、”店舗デザイン”=”重要な要素”だと理解しましょう。
流行りのデザインを取り入れたり、おしゃれなお店にするだけでは、十分ではありません。
ということで、ここから先は『店舗デザインが、おしゃれなだけではいけない理由』を解説していきますよ。
お客様には「店舗デザインの重要性を理解し、活かし方がちゃんと分かっている人」と、なっていただきますね。
目次
店舗デザインの役割とは
結論「店舗デザインには3つの役割がある」と理解しましょう。
3つの役割とは、以下を指します↓
・集客ツールの1つ
・お店のコンセプトを表す
・サービスや商品に付加価値をつける
それぞれ分かりやすく解説していきましょう。
店舗デザインの役割①集客ツールの1つ
1つ目は、店舗デザインそのものが集客ツールになり得る、という点です。
店舗デザインを考えるとき、目指すべきゴールは『顧客の滞在時間を長くすること』と、理解しましょう。
ですから、店舗デザインは、ただの”おしゃれなお店”となってはいけません。
たとえ珍しいデザインにしたとしても、注目を浴びるのは最初だけです。
『足を運んでくれる顧客の動線が、長くなるようなデザインか』
これ↑が、店舗デザインの目指すところですよ。
顧客が長い時間、お店の中にいてくれれば、それだけ売上がUPする可能性が高くなります。
また
・店舗の周りの環境
・顧客の年代(若者が多いのか、中高年が多いのか)
・顧客のタイプ(会社員が多いのか、子育て世帯が多いのか)
などのリサーチが必須です。
この地域にお店をおくことで、
「どんな顧客が訪れるのか」
「顧客に好まれるデザインとは」
といったマーケティング的な視点を持って、デザインを考えなければなりません。
そうでなければ、極論「顧客が集まらないお店」になってしまうからです。
店舗デザインの役割②お店のコンセプトを表す
2つ目は、お店のコンセプトを表現する、という点です。
店舗デザインは、そのお店のコンセプトを表していなければなりません。
なぜなら、コンセプトからズレたデザインですと、
・お店の雰囲気
・お店が伝えたいコト
・お店が提供したいサービス
などに対して、一貫性が無いように感じられるからです。
たとえば『自然の中で、ゆったりした時間を過ごせるカフェ』が、お店のコンセプトだったとしましょう。
一方で、カッコ良さが流行っているという理由で『打ちっぱなしのコンクリート』を全面に押し出したデザインにしたとします。
「自然な中でゆったりした時間が過ごせる」とアピールしているのに、コンクリートで囲まれた空間では一貫性が感じられませんよね。
このように、店舗デザインとコンセプトは統一されているものだと理解しましょう。
お店の世界観をより一層保つために、商品の魅せ方も変わってくるでしょう。
店舗デザインの役割③サービスや商品に付加価値をつける
3つ目は、サービスや商品に付加価値をつける、という点です。
店舗デザインとコンセプトに統一感があれば、お店のサービスや商品に付加価値をつけられます。
・お店のデザイン
・お店のコンセプト
・提供する商品やサービス
これらが統一されて初めて、お店の世界観が顧客に伝わるのです。
結果、顧客の満足度が高まります。
ですから、店舗デザインは、おしゃれでカッコいいだけではいけないのです。
顧客やお店の前を通る人に、いかにしてお店の世界観やコンセプトを伝えられるか。
これこそが、店舗デザインの重要な役割だと言えるでしょう。
目に見えるデザインが人の心を動かす
デザインは「人の心を動かす」とも言われています。
その理由は、簡単に言うと『「どうやったら人に伝えられるか」をよく考えるから』です。
そもそもデザインとは、
・下絵
・計画
・設計
という意味を持ちます。
つまり、デザイン=考えること、なのです。
ただの『かわいい、おしゃれ、カッコいい』だけでは「デザインされた」ということにはなりませんよ。
「お店をデザインする」ということは「お店の価値を翻訳すること」だと理解しましょう。
デザインは社会の背景をも演出する
『デザイン=お店の価値を翻訳すること』とお伝えしましたが、これは『社会の背景を演出していること』と同じとも言えます。
なぜなら『社会の背景を演出している』ということは『今、人々はどんなことを求めているのか』を表現していることと同じだからです。
過去に高級飲食店が増えてきた理由は、普段食べられない高価な食事を求める人が増えたから。
そして現在、過ごしやすいカフェが増えてきたのは、”居心地の良さ”を人々が求めるようになってきたから。
このように、”社会の流れ”を、店舗デザインに表すことができるのです。
店舗デザインが与える印象を理解しよう:オシャレなだけではいけません
繰り返しますが、店舗デザインはおしゃれなだけではいけません。
おしゃれなだけのお店にならないようにするには、”店舗デザインが与える印象”を理解しましょう。
印象は以下の3つに分かれます↓
・人に与える印象
・商品に与える印象
・ブランドに与える印象
それぞれ詳しく見ていきましょう。
店舗デザインの印象効果①人に与える印象
1つ目は、人への印象です。
店舗デザインが人に与える印象は、最も大きいと言えるでしょう。
お店をパッと見たときに「このお店に入ってみようかな」と、判断することになるからです。
「お店のコンセプトに合うようデザイン設計する」ということは「顧客の、お店への印象を操作する」と同じことです。
ですから店舗デザインは、
・入りやすい雰囲気が伝わる
・外観から何のお店なのかが分かる
・「入っても大丈夫かな」と不安にさせない工夫
などを意識して設計していきましょう。
これらを意識していくことで、売上に大きな影響を及ぼすこともあるんですよ。
店舗デザインの印象効果②商品に与える印象
2つ目は、商品に与える印象、です。
「商品を、できる限り魅力的に見せたい」
これ↑を実現するには「店舗デザイン次第」といっても過言ではありません。
たとえば、
・高級感ある商品なら、ラグジュアリーなデザインにする
・カジュアルな商品なら、親近感を抱くようなデザインにする
など。
商品と店舗デザインの一貫性を重視しなければなりませんよ。
提供したいサービスや商品が、どんな人をターゲットにしているのか。
このことをよく考えた上で店舗デザインを決めていきましょう。
店舗デザインの印象効果③ブランドに与える印象
3つ目は、ブランドに与える印象です。
店舗デザインは、”お店のブランディングの一部”とも言えます。
なぜなら、多くの人は「お店の見た目で、お店そのものの印象を決める」からです。
外観やお店の中を見て「おしゃれなお店だな、居心地が良いな」と感じることがあるでしょう。
『店舗デザイン=お店のイメージ』といっても過言ではありませんからね。
まとめ:店舗デザインの重要性に気づいてからがスタート
「店舗デザインってそんなに重要?おしゃれなだけじゃダメなの?」というお客様へ、店舗デザインの役割と、考え方についてお伝えしてきました。
店舗デザインは、
・来店する顧客のニーズ
・業種、業態ごとのトレンド
・周りに同じようなお店がないか
を、よく調査しながら設計していきましょう。
極論、近くに同じようなデザインのお店があってはいけませんよね。
それに、その地域に訪れる顧客に好まれるようなデザインでなければ、長く愛されるお店にはならないでしょう。
その土地のニーズに合わせながらも、お店のコンセプトを最大限に演出できるか。
それが”店舗デザインの役割”なのです。
店舗デザインをスムーズに設計していくには、よーくコンセプトを練っていくことです。
もし「どうしてもお店のレイアウトが決められない!」
「〇〇な感じにしたいけど、デザインのアイデアが思い浮かばない!」
ということであれば、お店作りに強いデザイン施工会社に相談する、というのも一つの手です。
中でもIDEALであれば、お客様の「こんなお店にしたい」という考えを、ひとつひとつ汲み取ってデザインに落とし込むことができます。
理由は、これまで多くの飲食店や美容サロンなどのオープンに携わってきたから。
これから初めてお店を作り上げるのに、しっかりとデザインを考えるのは簡単なことではありません。
ですが「こんな風にしたい」というお考えがあるのは理解できます。
IDEALは、その「こんな風にしたい」を、再現できるのです。
ぜひ一度、相談されてはいかがでしょう。
監修者
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IDEAL編集部
日本全国の美容室・カフェ・スポーツジム等の実績多数!
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