2017.12.25 2020.10.08|新規開業ノウハウ
トレーニングジムの内装は節約できる?対策方法まとめ
トレーニングジムの経営においてジムの内装工事にかかる費用は大きな問題のひとつです。
トレーニングジムの内装工事は立地や内装がやや特殊なだけに工事にかかる費用もやはり高値になりがちです。ただジムの形態や物件の種類などを工夫すれば内装にかかる費用を抑えることも決して難しいことではありません。
それではトレーニングジムの内装費用を抑えるためには具体的にどのようなことに気をつければよいのでしょうか。検証してみることにしましょう。
パーソナルトレーニングジムがおすすめ
トレーニングジムというのは大きく分けて2つに分類することができます。1つは総合スポーツジム、もう1つはパーソナルトレーニングジムです。
総合スポーツジムは、さまざまな設備が整ったマルチなスポーツジムのことを指します。室内プールやサウナなどが完備されており、ジム内でたくさんのトレーニングをすることができるトレーニングジムです。
一方、パーソナルトレーニングジムは専属トレーナーがマンツーマン指導を行うジムのことをいいます。総合スポーツジムと違って設備は限定的であるものの専属トレーナーによる専門的な指導が受けられるトレーニングジムです。
広い面積を必要とする総合スポーツジムに比べてパーソナルトレーニングジムは小規模なテナントやマンションのワンルームでも開業することができます。
そのため内装費用を抑えたいならパーソナルトレーニングジムがおすすめです。物件の自由度も高いため、立地に悩まされない点といえるでしょう。
居抜き物件とスケルトン物件の違い
トレーニングジムの経営のために物件を借りる際は居抜き物件とスケルトン物件の違いを把握しておくことが大切です。
もし内装の費用を節約することを一番に考えるなら、まずは居抜き物件を第1候補に考えて準備を進めるのが良いでしょう。居抜き物件とは前テナントの内装が残っている物件です。
そのため内装設備をそのまま再利用することができ、新しく設備を導入する必要がないので費用をかなり抑えることができます。
一方、内装のデザインなどにこだわりたいならスケルトン物件がおすすめです。レイアウトの自由度が低い居抜き物件に比べスケルトン物件は1から自分で内装をレイアウトすることができます。
費用を抑えたなら居抜き内装を自由にデザインしたいならスケルトンといったように、それぞれの物件の違いを理解したうえで物件選びを進めていきましょう。
トレーニングジムの内装費用を抑えるには
内装費用の節約という観点で見れば、まずは居抜き物件を念頭に入れて物件探しをすることが重要です。
もともとトレーニングジムとして活用されていた居抜き物件なら内装工事にかかる費用を大幅に節約することもできるはずです。そのうえで内装資材のグレードにもこだわってみてください。
居抜き物件であっても内装をある程度整えなければなりません。その際グレードの低い資材を積極的に活用していきましょう。居抜き物件であれば内装がすでに整っているので資材のグレードを抑えても問題なくジムの運営を進めることができるはずです。
トレーニングジムの注意点
ただトレーニングジムの運営には注意点もあります。それは耐床荷重といわれるものです。耐床荷重というのは建物の床がどれほどの重さに耐えられるのかという指標です。一般的な建物の床は構造上耐えられる重さがあらかじめ決まっています。
通常のテナントビルのケースでは耐床荷重は1平方メートルあたり300kgが基本です。
この重さを超えてしまうと床が耐えられずに損傷してしまうこともあるため、物件を契約する際はオーナーや内装業者と相談のうえ、設置予定のトレーニング機器の重さを確認しておく必要があります。
もし耐床荷重を超えてしまう場合、レイアウトの大幅な変更を強いられることもあるため、物件を借りる際は耐床荷重をしっかりと確認しておくようにしましょう。(※1)
※1.【ArchiCloud】スポーツジムの内装工事費について経営者なら知っておきたい3つのこと
内装費用の節約で開業後の不安を解消!
トレーニングジムの経営にはさまざまな費用が発生するものです。とりわけ設備を整えなければならない総合スポーツジムは初期費用だけでも大きな金額が発生してしまうでしょう。
またパーソナルトレーニングジムであっても最低限内装を整える必要は生じますから、やはり初期費用はばかになりません。
開業後に新たな設備機器を導入することもありますから、まずはここで紹介した内装費用の節約方法を実践して、開業後も安心して経営を進めていけるようにしましょう。
監修者
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IDEAL編集部
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