2018.01.09 2020.09.09|店舗デザイン
パン屋の店舗内装をちょっとした工夫をするだけで人気店に!?
町で古くから営業している小さなパン屋、若者を中心におしゃれな雰囲気が人気のパン屋、隠れ家的な雰囲気のパン屋など、パン屋といってもいろんなタイプの店舗があります。
少しでも他の店舗と差をつけてオリジナルの店舗をつくるためにはどんな工夫が必要なのでしょうか?
パンのおいしさはもちろんですが、内装やインテリアで選んでもらえるパン屋になることが可能です。ここではお店をつくる上で押さえておきたい4つのポイントをご紹介します。
お店のコンセプト決めが集客を左右する
まずお店づくりの上で一番大切なのが、お店の「コンセプト」を決めることです。
「材料にこだわり安心して食べられるパン」「ベーグル専門のお店」など、店舗ごとにイメージするコンセプトを決めていきましょう。
その後の開業準備となる商品構成や使用する食材の選定、店舗デザインなどがしやすくなります。
またコンセプトに合った外装や内装にすることでお客さんにもお店の魅力が伝わりやすくなります。店舗のデザインはお店のメイン商品となるパンのイメージに合わせてもいいでしょう。
例えばフランスパンを売りにしたいのであれば、内装をスタイリッシュなフランス風にするなど工夫ができます。
内装の優しさの演出には木材の使用を!
コンクリート打ちっ放しのスタイリッシュなデザインのパン屋もある中、やっぱりパンの温かいイメージに合わせた内装では木材が人気です。
天井や壁、フローリングの床など、木をふんだんに使用した店内は優しさを感じさせ、パンの香りと一緒に癒されるでしょう。
木材はおしゃれ感を演出するのにもぴったりです。無垢の木材は価格が高いため、集成材を使用した木材や木目調のビニールクロスなどもうまく利用してみてはいかがでしょうか。
ただしこれらの素材をあまりにも多用しすぎると安っぽくなってしまうので要注意です。
フローリング部分だけ無垢の木材を使用して、壁にはクロスを利用するなど、組み合わせ次第で優しいイメージの店舗に仕上がるでしょう。
美味しさを演出するにはオープンキッチン
パン屋に一歩足を踏み入れるとパンの香りやカウンター越しにパンをつくっている風景に癒され購買意欲がかきたてられます。香りは人の食欲を刺激する需要な要素のひとつです。
通常パン屋は厨房スペースと販売スペース(イートインスペースがあるところも)に分けられます。
しかし厨房と販売スペースの境をなくしたオープンキッチンにすることで、お客さんに焼きたての香りを届けることができます。
また実際にスタッフがパンをつくっている光景を見ることができ、お客さんに楽しんでもらうことも可能です。パンがおいしいことは前提として、嗅覚や視覚の効果でおいしさを演出してみましょう。
また厨房部分を見せるということは、食べものを扱う上でお客さんの信頼を得やすいというメリットもあります。
パンもおしゃれなインテリアに!
おしゃれな店舗にしたい人にぜひ注目してほしいのが「パンもインテリアの一部」だということです。どのお店もたくさんの種類のパンが並んでいます。
色や形、ボリューム感、パンの種類などに気をつけながらディスプレイすると、よりパンがおいしそうに見えてお客さんの関心を引くことが可能です。
売れ残りを気にするのではなくナチュラルな素材のかごを多用したり、バゲットは立てて並べたりと、空間そのものにインテリア感覚でパンを展示するような気持ちで配置を考えてみましょう。
目指すはパン屋の地域一番店!
オリジナルの店舗をつくる上でコンセプト決めが重要なことは理解できましたか?
コンセプトが決まると商品のラインナップや店舗デザインなどが決めやすくなります。
それでも店舗デザインがなかなか決まらない場合には、他店の外装や内装、レイアウトなどを参考にしてみるのもいいでしょう。
ただ真似をするだけではなく、プラスアルファでお客さんを引き付けるポイントを加えて、ぜひ独自のデザインを考えてみてください。
うまくお客さんの関心を引くことができれば、地域一番店になることも夢ではないでしょう。
監修者
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IDEAL編集部
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