2021.10.18 2021.10.13|店舗デザイン
新規展開業者の方に知って欲しい店舗設計で注意すること
「店舗設計ってどう考えたら良いでしょう?」
「なにか注意点など、あるのでしょうか?」
というお客様への記事です。
この記事で伝えていること↓
・店舗設計で最初にやること
・店舗設計を考える上でのポイントと注意点
これまで数多くのお店作りに携わった、IDEAL(の中の人)が、どこよりも分かりやすくお伝えしていきますね。
店舗設計を考えるときは、まずはお店のコンセプトを考えていかなくてはいけません。
コンセプトという名の土台を決めていくことで、理想的なお店作りが実現できます。
その上で、店舗設計にはいくつかポイントがあります。
そこで今回は『店舗設計のポイントと注意点』について解説していきますね。
目次
まずはコンセプトをしっかり練っておく
まずはお店のコンセプトをしっかり決めておきましょう。
コンセプトを決めることで「〇〇なお店にしたい」という理想や世界観を考えていくことになります。
理想的なお店にするには、デザイン設計会社と打ち合わせを重ねていくことになります。
話し合いの中で図面にアイデアを落としていくのに”コンセプト”が欠かせません。
コンセプトが決まらなければ、
・出店場所どこか
・お店内の広さはどうするのか
・どんな人がターゲットなのか
・どんな雰囲気のお店にしたいのか
これらが曖昧なままお店作りを進めていくことになります。
曖昧なままですと、お店の提供したいサービスと、お店の見た目や雰囲気にギャップが生まれてしまいます。
顧客もお店に違和感を抱いてしまうでしょう。
快適で居心地の良いお店とは程遠くなります。
そのため、店舗設計においてもコンセプトは重要な役割を持つのです。
コンセプトをしっかりと固めた上で、店舗設計のプロに相談していくことが大切です。
店舗設計を考えていく上での注意点
店舗設計を考えていく上で、注意点があります。
それが以下のとおりです↓
・予算を決める
・打ち合わせに時間的余裕を持たせる
・理想や希望を漏れなく伝える
それぞれお伝えしていきましょう。
店舗設計の注意点①:予算を決める
予算を決めておきましょう。
予算があいまいだと、思わぬ予算オーバーになってしまう可能性高くなるためです。
打ち合わせしていく中で提案やデザイン、素材選びなどにズレが出てくることがあります。
あるいは、物件の構造上、追加で工事をしないといけなくなる可能性もあります。
そのため、できれば2段階で予算を決めておくと良いでしょう。
1:できれば〇〇円以内で設計
2:どうしてもオーバーする場合の上限は〇〇円
限られた予算の中で、いかにベストな方法を導き出せるか。
できるだけ無理せず、お客様の理想やお店のコンセプトを重視したデザインを検討していきましょう。
店舗設計の注意点②:打ち合わせに時間的余裕を持たせる
打ち合わせや工事のスケジュールは余裕を持たせましょう。
急なレイアウト変更、あるいは目指す内装でない場合に、対応するためです。
また、いざ工事を始めるというときに保健所から指摘が入ることがあります。
そのため「この日までに工事が終わらないと開店できない!」という余裕のないスケジューリングは避けましょう。
店舗設計の注意点③:理想や希望を漏れなく業者に伝える
業者からのアドバイスを聞くだけでなく、ご自身の理想や希望を漏れなく伝えていきましょう。
コンセプトだけでなく、
・何色を使いたい
・こんな雰囲気にしたい
・この導線はこうしたい
など、細かいくらいに伝えていくことが大切です。
うまく伝えられないのであれば、雑誌やWebサイト上の事例を直接見せていきましょう。
あるいは実際にお店巡りをして、コンセプトに近いお店を見つけ、参考にすると良いでしょう。
そして、そのお店の写真を見せて、お客様の意向を業者に伝えましょう。
理想的な店舗設計にするためのポイント
より理想的な店舗設計を実現するためのポイントは、以下のとおりです↓
・客席、厨房、導線に問題ないか都度確認する
・イメージと違うことは都度伝える
それぞれ詳しく見ていきましょう。
店舗設計のポイント①:客席、厨房、導線に問題ないか都度確認する
まず、
・必要な数だけ客席を確保できるか
・スタッフが働きやすい厨房になっているか
・入り口から客席、客席からお手洗い、レジまで、顧客の導線が分かりやすいか
をチェックしましょう。
どれだけおしゃれで洗練されたデザインであったとしても、スタッフが働きにくい状態ではベストなお店とは言えません。
あるいは顧客に居心地の良い空間を提供できないようなお店も同様です。
店舗設計では、顧客、スタッフともに快適に過ごせる空間を目指しましょう。
そのためには、厨房や客席で働くスタッフが、コミュニケーションを取りやすいレイアウトになっていることが大切です。
また、
・料理を提供するまでの流れをシンプルにする
・厨房周り、水回りの配置を意識する
など、スタッフが働きやすい環境を整えていきましょう。
そうすることで、作業効率が良くなり、お店の雰囲気がより良いものになるからです。
店舗設計のポイント②:イメージと違うことは都度伝える
業者に遠慮することなく、イメージと違うことはその都度伝えていきましょう。
たとえば、
・クロスが浮いている
・壁や天井の塗装の塗りムラ
・床の色が少しイメージが違う
などが挙げられます。
「ここを変更してほしいけど、大変そうだから……」と、遠慮する必要はありません。
不具合などを見つけたときも、すぐに指摘をしましょう。
引き渡し後に見つけても、修正するのに追加料金が発生する可能性があるからです。
引き渡し前であれば、不具合の修正や急な変更への対応は可能です。
まとめ:店舗設計のポイントを押さえて理想的なお店を作り上げよう
「店舗設計って何に気をつけたら良い?」というお客様へ、押さえるべきポイントについてお伝えしてきました。
店舗設計は、まずはコンセプトをしっかり練っていくところから始めます。
その上で、
・予算を決め
・打ち合わせに時間的余裕を持たせ
・理想や希望を漏れなく伝える
これら↑を意識していきましょう。
また、
・客席、厨房、導線に問題ないか都度確認する
・イメージと違うことは都度伝える
ことを意識していくことも大切です。
店舗設計は決してなんとなくで始めてはいけません。
コンセプトを元に「こんなデザインにしたい、ここはこだわりたい」と細かく決めていきましょう。
ぜひ、細かい部分まで確認し、業者と情報共有していくよう心がけてください。
監修者
-
IDEAL編集部
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