2017.04.17  2020.08.03|店舗運営ノウハウ

【必要な3つの仕掛け】パン屋の経営で競合店に勝ち抜く方法

【必要な3つの仕掛け】パン屋の経営で競合店に勝ち抜く方法

パン屋というのは子どもの頃の夢、特に女の子には人気がありました。実際にパン屋に陳列されている数々のおいしそうなパンを見ていると、子どもたちは夢のような気分となって、食べきれない数のパンをトレーに乗せようとしています。

そんな人気のあるパン屋ですが、当然ながら競合激しいもので、地域の個人経営のパン屋から、大手スーパー、コンビニに至るまで、パンを扱うお店は無数にあります。ここでは競合激しいパン屋が勝ち抜くために必要なことをご紹介していきます。

何かのついでに購入しているパン屋のライバル

個人で経営しているパン屋の多くは、集客のライバルにコンビニを挙げるのではないでしょうか。コンビニの利点は夕方から深夜に工場でパンを加工している点です。配送されたパンは明け方前に店舗に到着して陳列されます。

個人パン屋も早朝には仕込みを始めていますが、さすがに開店まではしていません。コンビニは24時間営業がほとんどですから、早朝から朝食・ランチ用を求めて仕事や学校前の入店客が買いにきます。

コンビニの利点はパンだけでなく、雑誌に新聞、日用品やランチのお弁当におにぎりまで他の商品を同時に購入することができるところです。これは集客という点で非常に不利であり、コンビニには勝てないポイントといえます。

また、開店時間は遅いですが、大手スーパーも翌朝用のパンを大量に安価で販売しています。またテナントにはパン屋も入っていることが多く、買い物帰りに購入していく買い物客は少なくありません。

何かのついでにパンを購入している人の割合が多いというのが、パン屋を営む上でネックなライバルといえます。

競合店を出し抜くアイテム

しかしながら、何もしないで傍観しているわけにもいきません。販促ツールを駆使していかなくては、これらライバルには勝てません。パン屋でも一番使われているツールといえばスタンプカード(ポイントカード)ではないでしょうか。

早く貯まるスタンプカード

スタンプカードの利点は、来店ごとや単価ごとにスタンプを押して、何かサービスや景品と交換できることで、集客効果を見込めます。

スタンプカードは貯めなければならないポイントが多過ぎると、面倒に感じて却って集客効果に鈍くなってしまいます。そうならないためにも、早く貯まるスタンプを採用し、お得なサービスを実施しましょう。

届かない目標よりも、手短な目標だとリアル感があって、頑張って貯めようと考えてくれます。また、貯めたスタンプ個数に応じてサービス内容にも変化をつけましょう。

最初は軽く大量に焼きあがる小さなパンを何個かサービスしたり、ドリンクや5%オフのクーポンを付けたりします。スタンプが貯まるごとに、サービス内容が上がると満足度も上がり、集客効果が期待できます。

試食にプラスアルファのサービス

試食はどこの店舗でも実施しています。事前に味が分かるというのはありがたいシステムといえます。この試食を商品購入後にも実施します。

売りたい商品があれば、それを分割し、試食用よりも大きめのサイズを同封します。商品名が書かれたシールを貼るなどして、周知してもらうことで次回の来店意欲を駆り立てます。

スタンプにしろ、試食の同封にしろ、あまりにサービスを良くすると、コストがかかり過ぎそうな気もしますが、リピーターになってくれれば、それだけ売上に貢献していますから、回収率という点では黒字化を図れます。

あまりないWEB予約サービス

ライバル店と差を図るには、他のサービスも必要です。パン屋ですからやはり焼き立てのパンを提供して、コンビニなど袋詰めの商品と差異を図りたいところです。

実際にすべて焼き立てを提供するのは無理がありますし、買いに来られるお客様の時間にもよります。そこで、WEB上で予約を設け、時間までにお取り置きするというサービスを始めましょう。

その日にすぐの予約というのは、システム的に大きな経費がかかります。業者との打ち合わせがいりますが、前日までの予約に関しては次の日の開店までに調べることが出来ます。

明日パンを買いに行こうと、前日の夜にでも考える顧客もいるはずです。しかし、いざ店舗に行くと希望の商品が品切れだったり、焼いている最中だったりすることがあります。

お客様ががっかりすることのないように、事前予約に限り、商品を取り置くシステムを作りましょう。最初は試行錯誤するかもしれませんが、どこも採用していないことから効果は見込めそうです。

少量の予約で焼き立て時間と同調できるかという問題もありますが、代替え商品のリストを選択してもらったり、ある程度の時間(焼き立てから2時間など)を考慮してもらうなど工夫しましょう。

この効果を一番期待できるのが、WEB上での集客です。すべてのお客様が予約をするわけでもないので、ホームページから自店舗の商品を見てもらい、再来店を促す効果を見込めることができます。

また、予約客が多くなってきたら、焼き立てとそうでないのと差異を図り、予約客が優先されて自店舗に直接買いに来ているお客様が損にならないように、

ある程度時間が経った商品には早くから割引サービスを実施するなど、通常の来店客にプラス働くようにし、商品が無駄にならないようにしていきましょう。

まとめ

パン屋を営むには、大手スーパーやコンビニがライバルに強力なライバルとなりますが、それら他店舗には出来ない取り組みが個人店では実施することが出来ます。

貯まりやすいスタンプカードや試食の同封を経て、WEB上の予約サービスなど、新たなことをチャレンジしてライバル店との差異を図っていきましょう。

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監修者

IDEAL編集部

日本全国の美容室・カフェ・スポーツジム等の実績多数!
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