2017.04.18 2020.08.03|店舗運営ノウハウ
【売り場作りで売上アップ!】回遊性が高い動線計画の4つのポイント
店舗の集客・売上をUPするためには、動線計画は欠かせません。それは「買いやすい」「見やすい」「歩きやすい」など商品を陳列するセンスは動線と密接に関わっているからです。
そのため、物販系、飲食系など様々な店舗形態に合わせた動線を計画する必要があるのです。
今回ご紹介する動線計画のポイントが、集客・売上UPのお役に立てればと思います!
1. 従業員の通路をお客様と被らせない
動線は分かりやすいことが大切です。
お客様の回避性を考慮したときに、従業員によって通路を遮られることは「通りづらい店舗」の印象が付いてしまいます。そのため、従業員の動線は「短くシンプルに」、お客様の動線は「長くシンプルに」を心がけてください。
方法としては、従業員専用の裏口を設けることが挙げられます。
小さな物販系の店舗の場合、納品された商品がメインの入り口から入ってくることがありますが、これはNGです。
従業員含め、関係業者の動線も考慮するとよりお客様の回避性を高めることができます。
2. 入口前、レジ前は広い通路にする
「入口前とレジ前は商品が売れる」と言われており、メイン商品を陳列するケースが多いので店舗の見せ場と言えます。
そのため、たくさんの人に商品を見てもらうことを想定してなるべく広い通路(1.5m以上)を計画することが大切です。
その他、物販系の店舗の場合、ガラスケースに陳列された商品にも注目が集まるので、小さな店舗は特に、広い通路にするところと商品の陳列方法は密接に関わってくることを知っておく必要があります。
3. 回遊性を持った動線にする
回遊性を持った動線にすることで、商品を隅々まで見てもらうことが出来ます。
方法としては、L字型、U字型の陳列方法や動線を計画することが挙げられます。
I字型だと行き止まりがあるイメージが付いてしまい、「商品を見るのをやめてしまう」、「窮屈感がある」などの印象を与えてしまうので注意が必要です。
回遊性を持たせることで商品を見ながら自然と店内を見渡すことができ、集客、売上UPが期待できます。
回遊性を持たせた店舗の例としては、ドンキホーテがあり、あえて窮屈感を持たせた動線計画が魅力です。
一見分かりにくい動線になっていますが、L字、U字、天井にまで商品が陳列されており「探す楽しさ」を追求した回遊性のある動線計画の見本といえます。
4. 入口と主通路を連続させる
入口と主通路がまっすぐに伸びていることは動線計画の基本であり、理想です。
入店してすぐに壁や商品に遮られるような陳列方法は避けましょう。また、ファサード面から店内が見渡せる計画にすることもポイントです。
ファサード面がガラス張りになっている店舗の場合、入口と主通路が連続していれば店内に入ることなく商品アピールができるので「入店させる」という第一段階をクリアできます。
まとめ
集客・売上がUPする動線計画のポイントは「購買意欲を高めること」「滞在時間を長期化させること」です。
消費者の目線になって「楽しくストレスのないお買い物」が出来るかを第一に考えて計画をすることが大切で、今回解説した4つのポイントは動線計画の大切なキーワードとなります。
店舗計画に悩んでいる方はこの4つのキーワードを意識して計画していきましょう!
監修者
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IDEAL編集部
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