2017.05.11  2020.08.03|店舗運営ノウハウ

店舗の集客率を高めるためにはGoogleマイビジネスを活用しよう!

店舗の集客率を高めるためにはGoogleマイビジネスを活用しよう!

Googleマップで地図上に目印を付けて、店舗の営業時間や電話番号などを無料で登録できる「Googleマイビジネス」は、Googleの各サービスとの連携だけでなく、マップを使っているアプリなどでも集客効果を発揮します。

お客様を集客するための導線として地図アプリを想定する

潜在的なお客様に、自分の店舗の場所やサービス内容を知ってもらうために、色んな手法があるのはご存知だと思います。
たとえば、インターネットで「飲食店 宣伝」といったキーワード検索を行えば、広告代理店やポスティング業者などのURLを見つけることができるでしょう。

これらインターネット経由での集客の導線を大きく分けると、

(1)グルメサイトの検索結果、口コミ

(2)地域メディアでの掲載

(3)ホームページ・SNSを含めた、自社メディアからの集客

といったパターンがあることがわかります。

まずは、(3)のように自ら発信する情報にアクセスしてもらえればベストですが、開業して間もない頃は、数あるホームページの中に埋もれてしまいがちで、何らかほかの導線を見つける必要があります。

(1)のグルメサイトの場合は「美味しいパフェ」「みんなで焼肉」のように、扱っている食材のジャンルが中心で、(2)のメディアには、フリーペーパーからラジオ、テレビといった媒体も含めますが、どれも「地域性」が関わってきます。

記事や広告では写真(画像)も掲載されますが、基本的に「文字情報」が中心です。そして、意外と意識されていないのが「マップおよび、マップアプリからの検索」、つまりは文字情報だけでなく視覚的な地図情報からの集客です。

「Googleマイビジネス」に店舗情報を登録しておくと、Googleマップで周辺情報を検索した際に、お店の電話番号や営業時間が表示されます。また、Google以外からも、同じ地図情報を借りて作られたアプリが数多くリリースされており、それらにも掲載されます。

「Googleマイビジネス」への登録・認証方法は2種類

「Googleマイビジネス」に自店舗を登録するには、「Googleマイビジネス」にアクセスする方法と、「Google Maps」を活用する方法の2種類があります。どちらも、Googleアカウントが必要なので、あらかじめ取得しておいてください。

Googleマイビジネスからの登録

Googleマイビジネス

上記URLにアクセスして、ビジネス名(店舗名)や、カテゴリを登録するだけなので問題ないとは思いますが、オーナーの状況によっては「確認コード」の登録が上手くいかないケースがあるようです。

該当の住所で商売をしているオーナーであることを証明するための「確認コード」の登録には、

・自動音声ガイダンスによる電話での認証

・はがきの郵送による認証

の2種類があります。

おそらく多くの方が「電話認証」を希望すると考えられますが、該当住所の固定電話の番号であっても、回線の種類によっては登録できない場合があり、その場合は少し時間のかかる「郵送による認証」を選択することになります。

どちらのケースも、Googleから指定された番号を、ブラウザ上で入力することで処理が完了します。Googleでは、これらの処理を「ビジネス リスティングのオーナー確認」という名前で呼んでいます。ヘルプを参照する際には、このキーワードを参照してください。

Google Maps上から登録する場合

過去にその建物で店舗が運営されていた場合など、すでにGoogle Maps上でお店のマークが付いている時には、Google Maps から直接申請することも可能です。

こちらも、「Googleマイビジネス」トップページからの登録と変わりはありません。事前にGoogleアカウントでログインしておけば、同様の手順で作業を進めることができます。

自店舗のカテゴリーは?飲食店などでよく使われる名称

先述の通り「Googleマイビジネス」は、パソコンに詳しくなくても Amazonや楽天のようなサービスを活用したことのある方なら、誰でも登録できるシンプルなしくみです。

そして、マップに登録された情報は、Googleで活用されるだけでなく、第三者がスマホ用アプリなどでも利用することが可能です。

この場合、製作者は「Google Places API」という仕組みを使って情報を処理します。その際に、お店の種類を表すプレイスタイプが英語表記になっています。

せっかく登録しても、アプリから検索されにくい状況にならないために、間違ったカテゴリーで登録していないか確認してください。

基本的には、ほかの店舗(同業他社)が登録しているカテゴリー名を使うのが定石だと考えてください。妙にオリジナルの業種を登録しないことです。


プレイスタイプの一例
・パン屋(bakery)
・飲食店(food)
・酒店(liquor_store)
・レストラン(restaurant)

また、同サービスは「テイクアウト(takeaway)できるか?」「出前できるか?」という点にも大きなポイントを置いています。

出前する飲食店:meal_delivery
テイクアウト形式の飲食店:meal_takeaway

Googleでは、場所に対してどんなサービスがあるか? という考え方ではなく、「何のビジネスをしているか?」を判定するため、複合施設の場合には同じ場所でもページを分けて登録する必要があります。

カテゴリの考え方は、同サービスのヘルプに詳細が記載されているので、参照してください。
Google に掲載するローカル ビジネス情報のガイドライン

登録することで、改めて自店舗の内容を確認する

近年では、Googleマップの情報を引き出す「Google Maps API」という仕組みと、オリジナルの情報を組み合わせて「近くのオススメのお店」を紹介するアプリもリリースされているため、「Googleマイビジネス」の登録は必須であると言えるでしょう。

加えてこの作業は、あなたの運営する店舗が「他者からどのように見られているか?」あるいは、「どのように見せたいか?」に関して、考え直すきっかけにもなります。

マップを使って店舗の周囲を見渡すと、改めてライバル店が見つかったり、お店の宣伝になる観光スポットを見つけることができるかも知れません。

特に、昔から住んでいるなど、「知ったつもり」になっている場所で開業した場合には、他所から来た人の気持になりにくいようです。

たとえば、お店のホームページで来店手順を紹介する際も、つい自分が使っている路線や経路だけを紹介している、といったケースも少なくありません。

無料で登録できる「Googleマイビジネス」の活用と併せて、この機会に第三者視点で自分のお店をチェックしてみるのはいかがでしょうか?

店舗工事のご相談・お問い合わせはこちら

監修者

IDEAL編集部

日本全国の美容室・カフェ・スポーツジム等の実績多数!
店舗づくりをプロデュースする「IDEAL(イデアル)」が運営。
新規開業、店舗運営のお悩みや知りたい情報をわかりやすくお届けいたします。

> IDEALの編集者ポリシー

店舗工事のご相談・お問い合わせはこちら

店舗作り、集客の
無料見積もり・相談をする