2021.08.25 2021.08.04|店舗運営ノウハウ
食事が美味しく見える色って知ってる?【飲食店オーナーの方必見です】
「飲食店を開業したいです。食事が美味しく見える色があると聞きましたが本当でしょうか?」
「食事が美味しく見える色は、どのようにして取り入れたら効果的でしょう?」
というお客様への記事です。
この記事で伝えていること↓
・食事がより美味しく見える色
・美味しく見える色の上手な取り入れ方
これまで数多くのお店作りに携わった、IDEAL(の中の人)が、どこよりも分かりやすくお伝えしていきますね。
先に冒頭の質問にお答えしましょう。
食事が美味しく見える色は、本当に存在しています。
結論を言うと、”暖色系”です。
ただし、ただ単に暖色系を内装に取り入れるだけでは不十分です。
食事をより美味しく見せるためのテクニックを、ここで知っておきましょう。
ここから先は『食事が美味しく見える色の上手な取り入れ方』について解説していきますね。
目次
飲食店は知っておこう!食事が美味しくなる色は”暖色系”
飲食店の内装には、ぜひ暖色系を取り入れましょう。
食欲をそそる色、つまり食事が美味しく見える色だからです。
具体的には
・赤
・黄色
・オレンジ
などが挙げられます。
たとえば、間接照明に近いオレンジ色の照明の下で照らされたお料理。
美味しそうに見えたことはありませんか。
それはオレンジが持つ心理的効果の現れなのです。
食欲が色によって増えたり減ったりするのって、なんだか不思議ですよね。
避けるべきは青系です
結論、飲食店を開業、経営していくのであれば、できるだけ青系を避けましょう。
食欲を減退させる効果があるからです。
本来、自然の食材の中には、青いものは非常に少ないですよね。
青魚といっても、捌けば中身はピンクや白ですし、ブルーベリーも少し赤みがかかった紫色です。
青いものを見て”青=食べられるもの”と、認識する人は多くないでしょう。
本能的に、”青=食べ物じゃない、美味しくない”と感じてしまうのです。
そのため、飲食店の内装は、できるだけ青系もとい寒色系の色は避けましょう。
飲食店の内装は『食事が美味しく見える色』を取り入れよう
食事を美味しく見せる色は、暖色系ですが、やみくもに店内全体を赤、オレンジなどで統一するのは避けましょう。
店内が単色で統一されると、バランスが悪くなるだけでなく、顧客が落ち着かなくなります。
暖色系を取り入れつつ、顧客にとって快適な空間を提供しましょう。
そのためのポイントは3つです↓
・統一感ある空間を演出する
・店内の上半分を明るくする
・自然素材で内装を引き立てる
それぞれ分かりやすくお伝えしますね。
ポイント①:暖色系で統一感ある空間を演出
統一感ある空間作りを心がけましょう。
インテリアや装飾などを通して統一感を持たせることで、心地の良い空間になります。
店内に暖色系を上手に盛り込むには、部分的に取り入れることです。
たとえば
・食器
・ナプキン
・テーブルクロス
などに、差し色として暖色系を取り入れてみましょう。
ポイント②:店内の上半分を明るくしよう
店内の照明を工夫しましょう。
店内の上半分を明るくし、下半分を手元が見えるくらいの明るさに調整すると良いですよ。
店内の下半分を暗めにすることで、落ち着き感ある空間を演出します。
その代わり、テーブルや手元を照らすように調整できるとベストです。
どうしても照明が選べないのであれば、白熱電球が良いのでは。
白熱電球の光にはリラックス効果があります。
暖かくも柔らかい光を発してくれるため、料理をおいしく感じさせる効果が期待できます。
ポイント③:内装に取り入れる素材でプラスの効果を
壁や天井、インテリアなどの素材を内装のアクセントにすることで、全体のバランスが良くなるでしょう。
顧客の印象を左右するのは、色や光の明るさだけではありません。
内装で使われている素材が出す味わいもまた、雰囲気を作り出してくれるのです。
たとえば、ナチュラルテイストがコンセプトなら、木の素材やレンガを取り入れるべきです。
木が放つぬくもりが、店内全体にリラックス効果をもたらすことでしょう。
また、レンガでおしゃれさがグンと上がります。
レンガの持つ色で、食事が美味しく見える効果も期待できますね。
あるいは、ガラスや大理石の素材もまた違う雰囲気を演出してくれます。
高級感や重厚感すらも感じさせることでしょう。
いずれにしても、暖色系を取り入れるやり方は1つだけではありません。
お店のコンセプトカラーにしてもい良いですし、部分的に取り入れるアクセントカラーとして活用しても良いのです。
飲食店を経営するなら、食事が美味しくなる器の色も知っておこう
これから飲食店を経営する方にぜひ知って欲しいのが、器の色です。
結論、食事が美味しく見える器の色は、おもに2つ挙げられます↓
・白い器
・アースカラーの器
食事がより美味しく見える色は、内装のみに当てはまるものではありません。
食事そのものを乗せる器の色にも、同様の効果が期待できるのです。
それぞれ見ていきましょう。
食事が美味しく見える器の色①:定番は白い器
1つ目は、白い器です。
白い器は万能です。
比較的どんな食事も映えて見えますよね。
お料理によっては、少しさみしい印象を与えることもあります。
お料理のタイプによって使い分けると良いでしょう。
食事が美味しく見える器の色②:差別化したいならアースカラーの器
2つ目に挙げるのは、アースカラーの器です。
「白い器だとさみしい、でもお料理を魅力的に見せたい」というときに、実はアースカラーがぴったりなのです。
アースカラーは、具体的には、以下を指します↓
・黒
・茶
・緑
・青
・紺
先程、青系は食欲減退の効果があるとお伝えしましたが、器として利用するには非常に相性が良いとされています。
特に藍色や水色の器を利用すると、見た目が夏らしいお料理にもなりますね。
また、お料理の色との組わせに注意しましょう。
茶色いお料理に茶色い器だと、却って目立たなくなります。
濃淡を意識するか、アースカラーの中でも緑などの違う色の器を使うと良いでしょう。
お料理の色味に合わせて使い分けましょう。
まとめ:飲食店を開業するなら食事が美味しく見える色を意識しよう
「食事が美味しく見える色ってどんな色?どうやって内装に取り入れたら良い?」というお客様へ、3つのポイントと、器の色についてもお伝えしました。
色には心理的効果があります。
これからお店を開きたいのであれば、色が持つ効果をよく把握しておきましょう。
いかにして顧客の食欲をそそらせられるか、が飲食店成功へのカギです。
ただ単に「おしゃれな内装のレストランにしたい」と考えるのではなく、どうしたら顧客に美味しく召し上がってもらえるか、という視点を持って内装を考えていきましょう。
色についてお伝えしてきましたが、まずはよくコンセプトを練られることをオススメいたします。
お客様の理想とする飲食店を作り上げるには、必要なステップだからです。
その上で「厨房や客席のデザインが決められない!」ということであれば、飲食店に強いデザイン施工会社に相談する、というのも一つの手です。
中でもIDEALであれば、お客様の「こんなお店にしたい」という考えを、ひとつひとつ汲み取ってデザインに落とし込むことができます。
お客様の考えを汲み取れる理由は、これまで多くの飲食店オープンに携わってきたから。
これから初めてお店を作り上げるのに、しっかりとデザインを考えるのは簡単なことではありません。
ですが「こんな風にしたい」というお考えがあるのは理解できます。
IDEALは、その「こんな風にしたい」を、再現できるのです。
ぜひ一度、相談されてはいかがでしょう。
監修者
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IDEAL編集部
日本全国の美容室・カフェ・スポーツジム等の実績多数!
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