2021.08.30|店舗運営ノウハウ

美容クリニックの医院開業・医師開業で必要な資格を紹介

美容クリニックの医院開業・医師開業で必要な資格を紹介

「美容クリニックを開業したい。どんな資格が必要でしょうか?」
「資格以外に必要な手続きはありますか?」
というお客様への記事です。

この記事で伝えていること↓
・美容クリニック開業に必要な資格
・美容クリニック開業に必要な書類手続き

これまで数多くのクリニック作りに携わった、IDEAL(の中の人)が、どこよりも分かりやすくお伝えしていきますね。

美容クリニックの開業が増えている中「どんな資格がいるのか?」「必要な手続きはなにか?」とお悩みの開業医も少なくありません。

そこで今回は『美容クリニックの開業で必要な資格と手続き』について解説していきますね。

美容クリニック開業に必要な資格とは

美容クリニック開業に必要な資格とは

結論から言いますと、美容クリニックを開業するのに、必ず無くてはならない資格というのはありません。

ただし、医師免許があることは前提ですよ。

医師免許があり、かつ十分な資金を用意できれば、独自の美容クリニックを開設することはできます。

とは言いましても、開業するわけですから、経営者にもなる、ということです。

クリニックを経営する上での資格は必要ありませんが、できることなら知識は身につけた方が無難でもあります。

美容クリニック開業、経営に関する資格

美容クリニック開業、経営に関する資格

美容クリニックの開業、経営を有利なものにするための資格は2つあります↓

・医療経営士
・病院経営管理士

それぞれ解説していきますね。

美容クリニック開業のための資格①医療経営士

まずは『医療経営士』について。

『医療経営士』は、美容クリニックを経営する上で、必要な知識が身につけられる資格です。

この資格を取得することで、
・美容クリニックのお金の流れが分かるようになる
・美容クリニックの経営者としての知識が身につけられる
と、経営者としてのレベルアップが期待できます。

[取得方法]
・『医療経営士試験』に合格すること
・協会に入会、登録すること

[認定元]
一般社団法人 日本医療経営実践協会参考サイト

美容クリニック開業のための資格②病院経営管理士

美容クリニック開業のための資格②病院経営管理士

次に『病院経営管理士』について。

『病院経営管理士』も、美容クリニックを経営する上で持っておくと有利な資格です。

この資格を取得することで、
・美容クリニックの経営者としてお金の流れが分かるようになる
・美容クリニックの管理/運営をスムーズにするための知識、能力が身につく

と、必要なノウハウが身につけられます。

[取得方法]
・通信教育を受講し、修了することで取得可
・2年間で39科目+卒業論文を提出することで修了

[認定元]
一般社団法人 日本病院会参考サイト

美容クリニック開業に必要な届出

美容クリニック開業に必要な届出

美容クリニックを開業するのに必要な届出についてもお伝えしておきます。

手続きする上で、開業するのに取得必須の資格もあるためです。

診療科目にも寄りますが、大きくは以下の手続きが必要です↓

・保健所への手続
・税務署への届出
・医師会への入会届
・防火管理者講習受講
・労働保険の手続き(雇用保険、労災保険)
・指定医療機関コード取得(保険診療を行う場合)
・社会保険の手続き(健康保険、厚生年金、介護保険※40歳以上)

それぞれ解説していきます。

美容クリニック開業手続き①:保健所

保健所への手続きは以下のとおりです↓

・診療所開設届(個人開業の場合)
・診療所開設許可申請書(法人の場合)
・診療用エックス線装置備付届

申請書の種類は、美容クリニックの診療科目によります。

保健所と事前相談しながら書類を揃えていきましょう。

美容クリニック開業手続き②:税務署

美容クリニック開業手続き②:税務署

美容クリニックとして開業する旨を、税務署に届出なくてはいけません。

提出する書類は、おもに以下が挙げられます↓

・個人事業開廃業等届出書
・青色申告承認申請書
・青色事業専従者給与に関する届出書
・たな卸資産の評価方法の届出書
・減価償却資産の償却方法の届出書
・源泉所得税納期の特例の承認に関する申請書
・納期の特例適用者に係る納期限の特例に関する届出書

美容クリニック開業手続き③:医師会への入会

医師会に入会する場合は、申込みする必要があります。

医師会への入会は任意です。

必須項目ではありません。

美容クリニック開業手続き④:防火管理者講習受講

美容クリニック開業手続き④:防火管理者講習受講

美容クリニックを開業する場合、防火管理者の資格を取得しなくてはいけません。

クリニック内に30人以上の患者やスタッフが入る場合に必要な資格だからです。

[資格を取得するには]
日本防火、防災協会が主催の『防火・防災管理講習』を受講しなければなりません。

講習は2種類あります↓
甲種講習:約10時間を2日間で受講
乙種講習:約5時間を1日で受講

それぞれの違いは、クリニックの延べ面積の広さです。

延べ面積が300㎡以上の場合:甲種講習
延べ面積が300㎡未満の場合:乙種講習
となります。

美容クリニック開業手続き⑤:労働保険の手続き(雇用保険、労災保険)

美容クリニックとしてスタッフを雇う場合には、労働保険に関する手続きが必要になります。

以下、管轄箇所と必要書類です↓

[労働基準監督署]
・労働保険 保険関係成立届
・労働保険概算、確定保険料申告書
・労災保険指定医療機関指定申請書

[公共職業安定所]
・雇用保険適用事業所設置届
・雇用保険被保険者資格取得届

美容クリニック開業手続き⑥:指定医療機関コード取得

美容クリニック開業手続き⑥:指定医療機関コード取得

指定医療機関コードの取得は、保険適用させる診療、治療を行う場合、必要な手続きになります。

美容クリニックの多くは、患者の自己負担払い(健康保険適用外)になります。

ですが、診療科目によっては、保険適用ができるものもあります(例:形成外科など)

保険適用と保険適用外の診療を行う美容クリニックを開設するのであれば、必要な手続きになりますので忘れないようにしましょう。

[地方厚生局]
・保険医療機関指定申請書(個人の場合)
・診療料の施設基準等に係る届出書

美容クリニック開業手続き⑦:社会保険事務所(健康保険、厚生年金、介護保険※40歳以上)

健康保険、厚生年金、介護保険に関する手続きは、スタッフを雇う場合に必要になります。

以下、提出書類です↓

・新規適用事業所現況書
・健康保険被扶養者(異動)届
・健康保険、厚生年金保険新規適用届
・健康保険、厚生年金保険被保険者資格取得届

美容クリニック開業は資格があった方が良いのか

美容クリニック開業は資格があった方が良いのか

結論、資格があった方が、クリニック経営上有利と言えます。

なぜなら、開業医の多くは「医者としてのスキルやノウハウはあるけど、経営者としての知識は皆無」という方が多いからです。

その中で、経営上必要な知識が少しでもある人がクリニックをオープンできれば、それだけで一歩リードできていると言えます。

もし、どうしても「資格取得のための時間が取れない」のであれば、

・医療経営士を新たに雇う
・クリニック経営に関するセミナーを受ける
・クリニック開業に強いコンサルタントを雇う

などの対策を取ることも可能です。
ですが、お金は余計にかかってしまいます。

この先ご自身で経営していくことを考えると、経営のための知識を身につけることは、決してマイナスにはなりません。

改めて、資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。

まとめ:美容クリニック開業に資格はあった方が良い

まとめ:美容クリニック開業に資格はあった方が良い

「美容クリニック開業に資格って必要でしょうか?」というお客様へ、資格取得の有利性と、必要な手続きについてお伝えしてきました。

美容クリニックの開業医となると、経営者としての肩書も背負うことになります。
勤務医の頃と比べると、タスクの量もかなり増えることが予想されます。

はじめの内は、スムーズにいかないこともあるでしょう。

美容クリニックを開設すると、経営者として常にインプットしていく姿勢が必要です。
常に学ぶ姿勢を持ち、学ぶための機会を逃さないようにしなければなりません。

資格を取得することはもちろん、定期的に開催されている医療関係のセミナーに参加するのも良いでしょう。

クリニック経営に必要なノウハウを身につけられることでしょう。

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