2017.10.02  2020.08.04|店舗運営ノウハウ

店舗の集客につながる照明の選び方とは?演出したい雰囲気にぴったりの照明を探そう!

店舗の集客につながる照明の選び方とは?演出したい雰囲気にぴったりの照明を探そう!

照明は、もちろん、店舗内を明るくするのに必要なものですが、それと同時に店舗の雰囲気造りに欠かすことができません。

柔らかさ・華やかさ・くつろぎ・モダンな雰囲気など演出したい雰囲気にぴったりの照明器具を選ぶことは店舗デザインにとって大切なことです。

照明には、顧客の目を引き付ける効果もありますから、店舗の何に注意を惹きたいのかをよく考えてデザインすれば集客にもつながるでしょう。

業態別にみる照明の色と明るさ

店舗デザインでは、ギラギラとした照明が必要な店舗と、その反対に弱く優しい照明を必要とする店舗など、取り扱っている商品やサービスによって、照明の選び方が変わってきます。

昼間の日の光に近い照明は、オフィス、大衆食堂、コンビニストア、そしてドラッグストアなどに適しています。

こうした店舗は実際的な商品やサービスを取り扱っており、「ムード」を必要としていないため、照明の光の中でもっとも白っぽい昼光色がぴったりしているのです。

一方、高級な飲食店やカフェ、またパン屋や個性の強いアパレルショップなどは電球色(赤っぽい色)か温白色(白色と電球色の中間)が適しています。このタイプの照明では温かみやリラックス感が演出できます。

取付け方別にみる照明のタイプ

戦後間もない日本には、裸電球と呼ばれるむき出しの電球が部屋の天井の真ん中に一つ付いているだけでした。今では、建屋内の天井のコーナーや壁に取付ける照明など選択肢が増えています。では、取付け方別に照明のタイプを見てみましょう。

天井照明

天井照明は、文字通り天井に取り付ける照明のことですが、伝統的な方法である天井の真ん中に取付ける照明だけでなく、天井の何カ所かに円筒状の開口穴を作りそこに電球を埋め込んだ手法があります。

これはダウンライトと呼ばれています。電球と円筒状の穴の壁が大変近く、電球が熱くなりすぎると火災につながる可能性もあるため、それを防ぐのにダウンライトの電球の周りには空間を確保する必要があります。

ダウンライトには、サイズによって、カバーを付けないで、照明の灯りが直接放つようにしたものと、カバーを付ける場合とがあります。カバーを付けるのは、通常開口穴が大きい場合です。

また、穴が小さい場合は、放たれた光が直進してしまいますから、一つだけでは暗くなります。そのため、部屋全体をダウンライトで明るくしたい場合は、天井の何カ所かにダウンライトを取付ける必要が生じます。

ただ、ダウンライトは補助的な照明として使われることが多く、明るさをあまり必要としないトイレや店舗の入口などの照明に適しています。また、手元を特に明るくしたい所、例えば飲食店のキッチンでも良く使われます。

間接照明

間接照明は、電球の光を一度別のところにぶつけてそこから反射する光を照明として利用するものです。

そのため、反射した光は弱く優しく陰影ができるのが特徴で、少し暗い感じの雰囲気を演出したい高級飲食店やホテルのロビーなどに適しています。大変ムードがありリラックスした雰囲気作りができる手法です。

間接照明の具体的な例としては、壁とパネルを使ったものがあります。この方法では、壁の前に少し空間を保ちながら天井から一枚のパネルをぶら下げ、壁に照明を取り付けます。

すると、その照明から放たれた光がすぐ近くのパネルに当たり、反射した光がパネルからこぼれるように広がります。ちょうど木漏れ日のような効果を発揮するのです。

また、壁の代わりに天井に段差を付けて、その段差を利用して間接照明を演出することもできます。

ブラケットライト

ブラケットライトは壁に取付けられた照明器具のことです。ブラケットライトにはおしゃれなものが多く、部屋を明るくするためと言うよりは、そこから出てくる光によって、照明器具の美しさが更に映えるのが特徴です。

ですから、店舗内にブラケットライトを使うときは、照明器具を慎重に選ぶ必要があります。種類には、ランプ型、スポットライト型、ボックス型などがあります。

また、ブラケットライトをアレンジするときには、店舗内のどの部分に取付けるのかも十分考えなくてはいけません。それは天井に取り付けるダウンライトとは違って、顧客の目を引きやすいからです。

ペンダントライト

ペンダントライトは小売店や飲食店で最も人気のある照明器具の一つです。

それはペンダントライトは天井からぶら下がった照明器具で、店舗内に入った時にもっとも目を引くデザイン要素になっているからです。そのため、ペンダントライトにはたくさんのデザインが出回っています。

大きく分けると裸電球タイプと笠つきタイプになります。

裸電球は、一昔前だったら、貧しさの象徴みたいなイメージがありましたが、そのシンプルさが近年になって人気を呼ぶようになっています。透明のガラスを使い、電球の中のフィラメントが見えるようになったものがほとんどです。

笠つきタイプのペンダントライトでは、笠のデザインに工夫を凝らすことができます。パッチワークのような模様を付けたり、円い風船のような笠にしたりと、アイデアは際限なくあります。

まとめ

店舗に使う照明は店舗のムード造りに欠かせないデザイン要素です。どのような雰囲気の店にしたいかによって光の色と照明器具を選びます。予算とも相談し、目指す店舗にぴったりの照明を選んでください。

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監修者

IDEAL編集部

日本全国の美容室・カフェ・スポーツジム等の実績多数!
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