2020.09.28|店舗デザイン
小規模のカフェを開業するには?
「こじんまりとしたカフェを開業したい。何か資格は必要?まったく知識が無くても開業できるのかな?」
というあなたの疑問にお答えする記事です。
結論から言いますと、小規模なカフェを開業すると決めた時点で、あなた自身に資格は必要ありません。
が、必要書類を準備し、保健所、消防署、税務署から許可を受ける必要があります。
許可を得るのに必要な講習を受けることで、同時に”資格”を得られるという流れです。
その上で、これからお伝えする開業までの12ステップを参考にして頂ければ、あなたも小規模カフェを開業できます。
あなたのコンセプトに沿ったカフェを開業できるよう知識を身に着け、内装専門業者と共に設計を進めましょう。
そこで今回の記事では、
・小規模カフェ開業のための資格と知識
・小規模カフェを開業するまでの12ステップ
・小規模カフェにふさわしい物件と内装デザイン
についてお伝えしていきます。
また、本記事の最後にIdealが施工を担当した事例をご紹介しております。
小規模カフェ開業について知識を身に着けられた後に事例をご覧いただけますと、より理解が深まります。
ぜひ参考してみて下さい。
目次
- カフェの開業で必要な資格や知識は?
- 保健所からの許可
- 消防署からの許可
- 税務署への書類提出3種類
- 労働基準監督署への提出書類
- 開業時にかかる4大コスト
- 小規模カフェの開業までの12ステップ
- STEP1:コンセプト、ターゲット、商圏を決める
- STEP2:設備資金と運転資金を把握し調達する
- STEP3:小規模カフェの出店場所を決める
- STEP4:カフェのスタッフを集める
- STEP5:提供するメニューを決める
- STEP6:内装デザインを決める
- STEP7:保健所へ事前相談
- STEP8:内装工事を始める
- STEP9:保健所へ申請手続
- STEP10:器具、家具集め
- STEP11:税務署書類提出
- STEP12:開店
- 開業費用を抑えるには居抜き?スケルトン?
- 居抜き物件のデメリット、メリット
- スケルトンのデメリット、メリット
- 小規模カフェにあった内装デザイン
- 立ち飲みやテイクアウトも考えた店舗内装
- 小規模カフェの開業も奥が深い
カフェの開業で必要な資格や知識は?
まずは小規模カフェの開業において必要な資格と知識についてお伝えします。
[カフェ開業に必要な資格]
・食品衛生責任者
・防火管理者(収容人数に寄る)
これらの資格は、カフェ開業をする際に受講する講習をクリアすることで得られます。
また、
・製菓衛生士
・調理師免許
・栄養士
これらの資格を既に持っていると、『食品衛生管理責任者』の講習(6時間受講)を受けなくて済みます。
[カフェ開業に必要な知識]
・保健所からの許可が必要
・消防署からの許可が必要
・税務署への提出書類3種類
・労働基準監督署への提出書類
・開業時にかかる4大コスト
これら5つのポイントについて詳しくお伝えします。
保健所からの許可
1つ目のポイントは、小規模カフェを開業をするのに保健所からの許可が必要だという点です。
カフェは飲食店ですから、『飲食を伴うお店の営業をしても良いよ』という許可を保健所から得なければなりません。
それが、飲食店営業許可または喫茶店営業許可です。
[飲食店営業許可]
食べ物と飲み物(お酒以外)を提供するお店。
カフェでもサンドイッチやケーキなどの食べ物を提供するのであればこちらの『飲食店営業許可』を得ることになる。
[喫茶店営業許可]
飲み物(お酒以外)だけを提供しているお店。
お店が小規模で、
・お湯が出ない
・シンクが2つ以上置けない
などの場合はこの『喫茶店営業許可』を得ることになる。
また、飲食店営業許可を得るには以下の6つの書類が必要です。
①営業許可申請書
②営業施設の大要・配置図
③内装の平面図(出入口、厨房、冷蔵庫、トイレ、テーブル、椅子の位置など)
④食品衛生責任者設置届(食品衛生責任者手帳のコピー付きで提出)
⑤登記事項証明書(法人の場合のみ)
⑥水質検査成績書(貯水槽、井戸水などを利用する場合)
飲食店営業許可を得ることが出来なければ、たとえ開業届を提出していたとしても営業できません。
具体的な許可の取り方については、後の開業手順にてお伝えします。
消防署からの許可
2つ目のポイントは消防署からの許可が必要だという点です。
意外かと思われますが、お店の収容人数によっては、火災が起きた時の対策がしっかりしているかどうかという点で、消防署から許可を得なければ営業できません。
消防署から許可を得る具体的な方法は、
・防火管理者の資格を取る(2日間で約10時間の講習)
・以下の書類を提出する↓
①消防計画の届出
②防火管理者選任届出書
③消防用設備設置届出書
④防火対象物使用開始届出書・防火対象物工事等計画届出書
この防火管理者の講義は、収容人数が30名以上なる場合には取得が必要ですが、収容人数30名以下の場合は不要です。
税務署への書類提出3種類
3つ目のポイントは小規模カフェを開業するのに税務署からも許可を得なければならないという点です。
税務署へは以下の書類を提出します。
①開業届
②青色申告承認申請書
③給与支払事務所等の開設届出書
[開業届]
営業を開始するために必要な書類です。
業務を開始してから1ヶ月以内に提出しましょう。
[青色申告承認申請書]
経理を青色申告で行う場合に必要です。
いわゆる「青色申告」と言われるもので、
・青色申告控除 65万円
・損失の繰り越し 3年
・損失の前年への繰り戻し
といった優遇措置があるため、お店を持つのであれば青色申告をするのがオススメです。
[給与支払事務所等の開設届出書]
スタッフを雇うのであれば、収入に応じて所得税を源泉徴収することが必須で、そのための書類。
同時に、「源泉所得税の納期の特例の承認に関する申込書」も提出しましょう。
一緒に提出することで、半年分をまとめて納付することができます。
労働基準監督署への提出書類
4つ目のポイントは労働基準監督署への提出書類です。
『保険関係成立届』というものがあります。
スタッフを雇うのであれば、
・労災保険
・雇用保険
に加入することが必須です。
そのための書類が『保険関係成立届』であり、概算保険料を納付することが義務付けられています。
開業時にかかる4大コスト
5つ目のポイントは、小規模カフェを開業するのに大きくかかるコストが4つあるという点です。
具体的には、
・物件取得費
・内装工事費
・厨房機器費
・運転資金
が挙げられます。
[物件取得費]
物件取得費とは物件を借りる時に支払うお金のこと。
・仲介手数料
・保証金
・礼金
・敷金
などが挙げられ、例えば家賃10万円の物件を契約する場合、
・礼金:家賃1ヶ月分=10万
・仲介手数料:家賃1ヶ月分=10万
・保証金:多くても家賃10ヶ月分=100万
・工事から開業までの家賃:約1ヶ月分=10万
と、物件取得費総額=130万円 となります。
物件や立地によって異なりますので更新手数料なども含めて事前に確認しましょう。
[内装工事費]
内装工事費とは、
・設計費
・材料費
・家具、インテリア
など。
内装デザインによるが、小規模カフェの場合だと、1坪40万~50万円前後となるケースが多い。
物件を決める時に、内装費の予算を決めておくのがオススメ。
また物件を契約したらなるべく早く設計するように。
設計に時間をかけてしまい、オープンが遅れると開店までの家賃を支払わないといけないからです。
[厨房機器費]
小規模カフェでもサンドイッチやケーキ類などの食べ物を提供するのであれば厨房機器は必須。
・冷凍、冷蔵庫
・エスプレッソ
・食器洗浄機
・オーブン
・ミキサー
など高額な器機を買いそろえるとなるとそれだけ資金が必要になる。
[運転資金]
運転資金とは、カフェ経営が軌道に乗るまでの予備資金のこと。
万が一の場合に備えて用意するべき資金であり、赤字が続いても経営を続けていくことが可能。
資金の目安は、月額家賃の10ヶ月程度。
・家賃が月額10万円なら運転資金=100万円
・家賃が月額20万円なら運転資金=200万円
といった計算。
もちろん、上記の4つ以外にもかかる費用はあります。
[その他にかかる費用]
・家具、食器
・調理器具
・宣伝費
・食材費
・人件費
など。
たとえ小規模であっても、最低300万~500万は開業資金として用意した方が無難です。
資金の集め方としては、あなた自身で貯金する以外にも方法はあります。
[資金調達方法]
・日本政策金融公庫の融資
・自治体の補助金・支援金
・クラウドファンディング
などがあります。
無理のない範囲であなたに合ったやり方で資金を集めるようにしましょう。
小規模カフェの開業までの12ステップ
それでは、具体的な小規模カフェ開業までの流れをお伝えします。
開業までの12ステップは以下の通りです。
①コンセプト、ターゲット、商圏を決める
②設備資金と運転資金を把握し調達する
③小規模カフェの出店場所を決める
④カフェのスタッフを集める
⑤提供するメニューを決める
⑥内装デザインを決める
⑦保健所へ事前相談
⑧内装工事を始める
⑨保健所へ申請手続
⑩器具、家具集め
⑪税務署書類提出
⑫開店
順に詳しくお伝えします。
STEP1:コンセプト、ターゲット、商圏を決める
ステップ1、カフェのコンセプト、ターゲット、商圏決めです。
コンセプトはカフェの概要、ターゲットとはカフェを誰に提供したいか、ということです。
[カフェのコンセプト]
・ゆったり過ごしやすい
・子連れでも安心
・仕事しやすい など
[カフェのターゲット]
・会社員
・学生
・主婦
・子育て世代 など
[カフェの商圏]
・住宅地が多い
・近くに学校がある
・会社・駅が近い など
より具体的に決めていきましょう。
これらを決めると同時に、商圏内にコンセプトに合ったターゲットがいるのかを確認することが重要です。
いないのであればコンセプト・ターゲットを変えなければ集客に繋がらなくなるからです。
コンセプト、ターゲットを決めることで、内装デザインが決まります。
その理由は内装デザインも商品の一部だからです。
・コンセプトを内装デザインで表現する
・ここでしか体感できない雰囲気・環境を提供する
という考えを必ず持っていて下さい。
パレートの法則(8:2の法則とも)というマーケティングの考え方の通り、売上の8割は、2割のお客様によって成り立っています。
「このカフェだから良い」というファンを作り、ファンがリピーターになり、リピート率が高くなることで集客力が上がるのです。
リピート率が高いことは、すなわち売上が高くなることへと繋がっていきます。
コンセプトに合わせた内装デザインが集客に大きく関わるということをきちんと理解しておきましょう。
STEP2:設備資金と運転資金を把握し調達する
ステップ2は小規模カフェ開業においてかかる費用を把握し、資金を調達することです。
カフェ開業までに必要な資金は、設備資金と運転資金です。
[設備資金]
・厨房機器…100万~150万
・内装工事費…20万~60万
・物件取得費…150~200万
[運転資金]
・人件費…50万(フルタイム3人×時給1000円とする)
・水、光熱費…20万
・物件の毎月の家賃…15~30万
先ほどの『開業までにかかる4大コスト』でもお伝えした通り、小規模といっても最低でも300万~500万は用意することをオススメします。
自身での資金集めが難しければ銀行などから融資を受けることも可能なので検討してみてはいかがでしょうか。
STEP3:小規模カフェの出店場所を決める
ステップ3は、あなたが「ここだ」と思えるカフェの出店場所を決めることです。
資金集めをしつつ、資金と相談しながら物件を見つけて下さい。
あなたのコンセプトやターゲットから決めた商圏にある物件を探し出すことはそう簡単ではありません。
3ヶ月~1年はかかるものだと思って取り組みましょう。
STEP4:カフェのスタッフを集める
ステップ4は、カフェのスタッフを集めることを計画することです。
あなた個人だけで営業するのであればこの過程は必要ありません。
が、数人でも雇うのであれば、
・何人雇うのか
・時給はいくらで雇うのか
・オープン時から雇うのか(経営が軌道に乗ってから雇うのか)
などを計画しておきましょう。
STEP5:提供するメニューを決める
ステップ5は提供するメニューを決めることです。
小規模カフェとして何を売るのか。
・飲み物だけだったとしても何種類かあるのか
・食べ物はどんなものを売るのか
・お皿は?コップは?
など、メニューを決めることはその後の内装デザインに大きく関わります。
なぜなら、メニューに合った厨房レイアウトを決めてからでないと、内装デザインが決まらないからです。
STEP6:内装デザインを決める
ステップ6はカフェの内装デザインを決めることです。
コンセプトに合わせた商圏内で物件が決まり、メニューに合わせた厨房レイアウトが決まることで、ようやく内装デザインを設計することが出来ます。
何度も伝えてますが、重要なのはコンセプトに合わせた内装デザインであるべきです。
あなたのイメージするデザインを専門業者に余すことなく伝えて下さい。
デザイン会社、設計会社、施行会社、それぞれと打ち合わせをすることになります。
3社とも同時に打ち合わせができるよう、スケジュールを組むことも大切です。
複数の業者とのやりとりが大変ではありますが、中にはデザインから設計、施行までの一連の流れを1社のみで請け負う専門業者もあります。
スムーズな開業プロセスのためにも、あなた自身が心から頼れる専門業者をぜひ見つけて下さい。
STEP7:保健所へ事前相談
ステップ7は、保健所への事前相談です。
「デザインの設計をし始めたばかりで内装工事も始まってないのに?」と疑問に思うかもしれませんね。
心配ありません。むしろ事前に、小規模カフェを開業する旨、保健所へ相談する方が安心です。
この時点でまだ申請はしなくても問題ありません。
ですが、カフェ店舗の図面を持って
「初めてなのですが、こういう形でカフェを開業したいと考えています。どこか問題はありますか」
と、相談しに行きましょう。
その理由は、保健所から「ここはダメ」と、元々設計されている造りにダメ出しされないか確認するためです。
内装工事が全て終わった後に指摘されると、コストや時間もかかり非常に手間で効率悪いですよね。
未然にダメ出しを防ぐためにも、着工前に一度保健所に相談しましょう。
STEP8:内装工事を始める
ステップ8は、いよいよカフェの内装工事です。
もちろん、内装だけでなく、外装工事も同時に行います。
工事中はあなた自身、できることは少ないかもしれませんが、できるだけ現場に足を運ぶようにしましょう。
内装工事に携わって下さる方々に感謝の気持ちを伝えてるのはもちろん、カフェが出来上がっていく様子をあなたの目で見届けることはお店に愛着も湧きます。
小規模カフェの内装工事にかかる期間は、約1ヶ月以内が目安です。
専門業者とよくコミュニケーションを取って確認するようにしましょう。
この後に控える保健所への申請手続きと立ち合い検査への対策のためでもあります。
STEP9:保健所へ申請手続
ステップ9は、保健所への申請手続きです。
カフェの内装工事が終わったとほぼ同時に、営業開始させたい場合、
①内装工事が完了する10日~14日前に飲食店営業許可を申請
②工事が完了した後、すぐに保健所の担当者に検査してもらうよう伝える
という手配をするのがオススメです。
なぜならカフェ完成直後に申請しても、すぐに保健所の担当者が立ち合い検査しに来てくれないからです。
保健所に申請の際は以下の書類が必要です。
①営業許可申請書
②営業施設の大要・配置図
③内装の平面図(出入口、厨房、冷蔵庫、トイレ、テーブル、椅子の位置など)
④食品衛生責任者設置届(食品衛生責任者手帳のコピー付きで提出)
⑤登記事項証明書(法人の場合のみ)
⑥水質検査成績書(貯水槽、井戸水などを利用する場合)
[工事完了、カフェ完成の確認検査]
工事完了と同時に保健所の担当者が検査に来るよう事前にスケジュールを合わせておきましょう。
検査の時はあなた自身も立ち合います。
確認検査で不合格になった場合は、不合格になったか箇所を直した後、また後日検査となります。
[許可書交付]
許可書を保健所からもらえるまでに数日かかります。
あらかじめ開店日を伝えておきましょう。
許可書が無いと営業できないのでスケジュールはよく確認してください。
STEP10:器具、家具集め
ステップ10は、器具や家具を集めることです。
・調理器具
・会計用レジ
・椅子、テーブル
・お皿、コップ、ストロー
などの営業に必要な備品や消耗品などを集めはじめます。
STEP11:税務署書類提出
いざ営業を始められるようになったら税務署へ書類を提出します。
開業届は、原則、開業(業務を開始)してから1ヶ月以内に税務署に提出することになっています。
・内装工事を終えた
・保健所から飲食店営業許可も取得した
・メニューも出来て、スタッフも集まった
・あとはカフェ開店を待つのみ!
と。準備万端になったら、開業届を提出しましょう。
参考資料:開業届 見本
STEP12:開店
ここまでお疲れさまでした。
いよいよ最後のステップ12は宣伝、開店です。
経営が軌道に乗るまでが大変かと思います。
カフェの宣伝は、
・独自にホームページを作る
・SNSなどを利用する
などインターネットを通して知名度を上げていくことが広告費を抑えることにも繋がります。
開業費用を抑えるには居抜き?スケルトン?
小規模カフェの開業とはいえ、なるべく開業費用は押さえたいと考えると思います。
開業費用を抑えるには、新規物件を手掛けるよりも
・居抜き物件
・スケルトン
上記いずれかの物件であれば可能です。
ですがデメリットもいくつかありますので詳しくお伝えしますね。
居抜き物件のデメリット、メリット
居抜き物件とは、前に利用していた設備などが残った状態の物件のこと。
[デメリット]
・清掃に時間が取られてしまう
・電気代などの運営コストが高い
・ガスを使いたいのに電気コンロを使用している
・最悪の場合、故障していなくても設備入れ替えで結局出費
・設備配置が自分のイメージするオペレーションに対応できるか不安
・長期的に見ると、想像以上に電気代がかかる設備で運営コストが上がる
・スペース確保のために、グリストラップが清掃しにくい箇所に設置してある
・設備が壊れていたり、すぐに壊れてしまう可能性あり→結局安く済まない場合がある
[メリット]
・初期費用と時間を有効にできる
・物件契約から開業までの期間を短縮できる
・内装費や厨房機器費をかけなくても開業できる
・設備がきちんと稼働するのであればすぐにでも開業できる
・初期費用を回収するスパンも短く、軌道に乗せるまでの期間も短く済む
スケルトンのデメリット、メリット
スケルトンとは、床、壁、天井、内装が何もない、コンクリートなどの打ちっぱなしの状態の物件のこと。
[デメリット]
・内装などの費用が掛かるので初期費用が多くかかる
・退去時に最初の状態に戻すことを前提とし、戻す時の費用が掛かる
[メリット]
・何もない状態なので自分の好きなように内装を変えたりすることができる
・シンプルな内装に椅子やテーブルなどを設置するスタイルも流行っている(インダストリアル風)
・DIYができるなら電気工事や配管工事を部分的に業者さんに頼みながら自分で内装を作り上げていける
居抜き物件とスケルトンとそれぞれのデメリットとメリットをお伝えしました。
あなたが目指すカフェに近づける物件を見つけることが第一です。
コストも大切ですが、コストばかりを見るのではイメージ通りにはいかなくなることも心に留めておいて下さい。
小規模カフェにあった内装デザイン
小規模カフェにあった内装デザインは、写真映えするようなデザインにするのがオススメです。
その場でしか味わえない特別感をイメージすると良いですよ。
分かりやすい例えが写真映え、インスタ映えするようなデザインです。
普通のカフェとの違いはお店の大きさです。
ゆったりとは過ごせないかもしれませんが、ウキウキするような、その場にいて「幸せだな、楽しい雰囲気だな」と思えるような空間が出来上がるよう設計してみてはいかがでしょうか。
例えば、明るいパステルカラーにネオンカラーを指し色にしてみたりすると写真映えして若い世代に受け入れられます。
立ち飲みやテイクアウトも考えた店舗内装
テーブルやイスを設けたイートインスタイルにこだわらず、立ち飲みやテイクアウトにも対応できた内装デザインにしてみると差別化でき、よりあなたらしいカフェに仕上がると思います。
あなたのコンセプト次第ですが、
・カフェなのに立ち飲み
・ふらっと寄れてテイクアウトできる見た目かわいいアイスカフェ
など意外性や手軽さを兼ね備えたカフェなら、どこにでもありそうなカフェよりも印象が強く、根強いファンが増えていくことでしょう。
小規模カフェでスペースが限られているからこそ、
・立ち飲み
・テイクアウト
といった柔軟なスタイルに挑戦するのも新鮮で面白みがありますね。
小規模カフェの開業も奥が深い
新しく小規模カフェを開業したいあなたへ、必要な知識と開業までの12ステップについてお伝えしました。
小規模カフェは、あなたのコンセプト、ターゲット、商圏が上手くマッチングすることが重要です。
これらのポイントがいかに決まっているかで売上に大きく影響を与えることになります。
だからこそあなた自身が決めたコンセプトやターゲットを明確に決めていくことが重要なのです。
そしてコンセプトに基づいたあなたのイメージするデザインを、きちんと内装工事業者に伝えて下さい。
「レイアウトはこのようにしたい」など、あなたのイメージをきちんと意思表示して、積極的に伝えていくことが大切です。
ここで、Idealが施行を担当しました小規模カフェの事例を1つご紹介します。
Idealは、与えられた空間を存分に活かしつつ、あなたの提供したいものを細かく丁寧に形にしていきます。
今回の事例の様に、あなたの希望を根本から理解した上で、必要な手続きを含め、内装デザインから施行までを代行します。
カフェ開業のため内装工事を手掛けるのに、あなた自身が複数の業者とやりとりする必要はありません。
あなたが提供したいものを汲み取ることはもちろん、悩みや急な提案に臨機応変に対応することがIdealの強みです。
まずは一度、ご相談してみて下さい。
監修者
-
IDEAL編集部
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