2020.11.03 2020.11.02|店舗デザイン
求められるたばこ販売店にするには?
「たばこ販売店を開業したいが、どのように設計すれば求められるようなお店になるのか」という疑問にお答えする記事です。
結論から言いますと、たばこ販売店は
・喫煙者にプラスになる商品
・たばこ屋のイメージとかけ離れたような空間
を提供できるようになれば、自ずと喫煙者に求められるたばこ販売店になります。
たばこ販売店として提供できる商品は、よくある箱売りのたばこや電子たばこ、ライターだけではありません。
喫煙者にとって”新しい楽しみ方がある”という発見を提供出来るようになれば、それだけで魅力ある店舗になります。
たばこ販売店は、設置基準を満たせばおしゃれな雰囲気にしても問題ありません。
訪れる顧客が「いい雰囲気だな」と感じられるような、おしゃれでムーディーな内装に仕上げましょう。
また、たばこ販売店開業に最低限必要な知識も合わせてお伝えしますのでぜひ最後までご覧下さい。
今回の記事では、
・たばこ販売店に必要な要素
・内装をおしゃれにする方法
・たばこ販売店開業までの5ステップ
をお伝えしていきます。
当記事の最後にIdealが施工を担当した事例をご紹介しております。
たばこ販売店にふさわしい内装デザインについて、知識を身に着けられた後に事例をご覧いただけますと、より理解が深まります。
是非ご参考下さい。
目次
たばこ販売店は「たばこを売る」だけではダメ
近年のたばこ販売店は「たばこを売る」だけなお店だと、求められなくなりました。
分かりやすくお伝えしますと、たばこだけならコンビニやスーパーでも購入できますね。
そうではなく、これからのたばこ販売店としてこの先抜き出る店舗にしたいのであれば、
・喫煙者が喜ぶ商品を提供
・たばこ販売店らしくない内装
にしていきましょう。
喫煙者が喜ぶ商品
一歩先を行くたばこ販売店にするには、喫煙者が喜ぶ商品を提供しましょう。
たばこ販売店として以下のような商品も提供できます。
[たばこをもっと楽しむためのアイテム]
・リキッド(香り付きの液体)
・バイス(バッテリー付きの本体)
・ドリップチップ(電子たばこ用の吸口)
・アトマイザー(リキッドを水蒸気化させるアイテム)
など。
こうした商品を幅広く提供することで、たばこ販売店として一歩リードできます。
たばこ販売店らしくない内装
一歩先を行くたばこ販売店を目指すのであれば”たばこ販売店らしくない”内装を目指しましょう。
『レトロビンテージ以外でいかに魅力を演出できるか』が生き残るカギだからです。
例えば、昭和初期から平成初め頃まであったような、街の片隅にあるこじんまりとした、たばこ屋さんを想像してみて下さい。
「ノスタルジックな雰囲気が良い」という評判もありますね。
ですがそれは、これまでそこに存在していた歴史が、レトロビンテージな雰囲気を演出し、より魅力的に見せているのです。
これから新しくたばこ販売店を手掛けるのであれば「え、ここってたばこ屋さんなの?」と人々がギャップを感じられる内装を目指しましょう。
たばこ販売店の内装もおしゃれに
結論、たばこ販売店の内装はおしゃれに仕上げましょう。
”たばこ屋さんらしくない”おしゃれな内装は人々にいい意味でギャップを感じさせ、好印象を与えられます。
たばこ販売店におけるおしゃれな内装を作るテクニックは以下の通りです。
・『シガー』に連想される内装
・明暗を上手く利用した雰囲気作り
詳しくお伝えしますね。
「シガー」に連想される内装
1つ目のポイントとして、シガーに連想される要素を取り入れるよう意識しましょう。
シガーという言葉から連想されるおしゃれな要素は以下が挙げられます。
[シガー×おしゃれ]
・樽
・木
・レンガ
・薄暗い空間
・ビンテージ感
・アンティーク感
・ブルックリン風
・インダストリアル風
たばこそのものは嗜好品、葉巻などは贅沢品なイメージがありますね。
ですので”優雅で贅沢な一時”を意識して設計すると形に近づけます。
明暗を上手く利用した雰囲気のある内装
2つ目のポイントとして、明暗を調整して雰囲気を作ることを意識しましょう。
具体的には、
・店内全体の明かりを間接照明にする
・商品を見せるガラスケースにライトアップ
商品を魅力的に見せるようにするためには、店内全体を暗くして、商品にスポットライトを当てることで効果があります。
店内の照明は、シガーに連想したおしゃれな内装に合うよう落ち着き感を与えられる間接照明がオススメです。
喫煙エリアを店舗外に設置しよう
たばこ販売店で喫煙エリアを設ける際は店舗外に設置しましょう。
理由は以下の通りです。
・周囲の人への配慮
・喫煙だけが目的の店舗ではないから
・技術的に厳しいルールが定められているから
たばこ販売店が店内に喫煙エリアを設けることはルールに従えば可能です。
ですが、そのためにより厳しい設置基準をクリアしなければ実現しません。
たばこ販売店を開業するまでの流れ5ステップ
たばこ販売店を開業するためには財務省の許可を得なければなりません。
開業までの流れを以下の通りお伝えしていきます。
[たばこ販売開業までの5ステップ]
・書類提出
・JTにて現地調査
・財務局にて審査
・許可書の受け取り
・納税、領収書(原本)をJTへ郵送
順に解説しますね。
書類提出
まずは申請書類を準備します。
申請書類は
・JT営業窓口から直接もらう
・e-Gov(電子政府の総合窓口)でネット経由で印刷する
の2つの方法で取得できます。
製造たばこの小売販売業の許可 例 e-Govより
申請書類を記入後、最寄りのJT窓口へ提出または郵送します。
<注意点>
審査に2ヶ月を要するので申請書類の提出は月末以内に早めにすること。
例:5月31日に提出→7月末に許可
6月1日に提出→8月末に許可
1日ずれただけで許可取得日が遅くなります。
JTによる現地調査
申請書類を提出後、JTによる現地調査が行われます。
この時点で、内装や外観の工事は終わっていなければなりません。
調査員が写真を撮るなどして次の財務局への審査に移れるようにするためです。
このときの調査で問題がなければ、財務局による許可、不許可の審査が行われます。
財務局にて審査
財務局による、許可が、不許可の審査が行われます。
JTによる現地調査の時の資料と報告を元に審査されます。
問題がなければ、許可書が送られます。
許可書の受け取り
郵送にて、許可書と納税書が送られてきます。
許可書、納税書が届くまでにやく2ヶ月かかります。
納税、領収書(原本)をJTへ郵送
登録免許税15000円を納税後、領収書の原本をJTへ送った時点で手続きとしては完了です。
たばこ販売店は求める人々に”想像以上”を提供しよう
たばこ販売店を開業したいお客様へ、求められる内装デザイン案について伝えしました。
コンビニや駅のホームで売られているようなたばこ販売店のイメージを、いい意味でギャップを感じさせるような店舗作りをすることで他店よりも一歩リードできます。
喫煙者が「こんなアイテムもあるんだ」と思えるような商品と「たばこを売ってるとは思えない」と感じられるような店舗を目指しましょう。
ここで、Idealが施行を担当しました事例をご紹介します。
お見せした事例では、開放感を感じながらも、お店のロゴでインパクトを与えられるようなおしゃれな空間に仕上げました。
Idealは、与えられた空間を存分に活かしつつ、お客様の提供したいものを丁寧に形にしていきます。
お客様の希望や理想を根本から理解した上で、必要な手続きを含め内装デザインから施行までを代行します。
コンセプトを汲み取ることはもちろん、急な提案や変更にもできるだけ臨機応変に対応することがIdealの強みです。
お客様の思い描くたばこ販売店が出来上がるよう、悩みを一つ一つ丁寧に対応、解決させていただきます。
まずは一度、ご相談してみて下さい。
監修者
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IDEAL編集部
日本全国の美容室・カフェ・スポーツジム等の実績多数!
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