2021.07.12 2021.06.25|店舗デザイン
内装のデザインが”美しい”と思われるためには
「お店の内装デザインって美しい方が良いのでしょうか?」
「美しい内装デザインの方が良い理由を教えてください」
というお客様への記事です。
この記事で伝えていること↓
・美しい内装デザインの考え方
・内装デザインは”美しい”方が良いとされる理由
・美しい内装デザインならではのメリット
これまで数多くのお店作りに携わった、IDEAL(の中の人)が、どこよりも分かりやすくお伝えしていきますね。
美しい内装デザインとは、自然に近いようで近くない、かつメッセージ性の強いデザインスタイルを指します。
美しさとは、人によって感じ方が変わります。
ですが美しいデザインには、”ある共通点”があります。
ここから先は『美しい内装デザインが、人々に与える影響と、店舗デザインへ取り入れるべきメリット』について解説していきます。
お客様には「美しいデザインの良し悪しを理解し、店舗デザインへの活かし方がちゃんと分かっている人」と、なっていただきますね。
目次
- 美しい内装デザインが人に与える影響
- 美しい内装デザインが人に良い影響を与える理由
- 人はどのようなものを”美しい”と思えるのか
- 人が美しいと感じるモノ、コト①フラクタルなデザイン
- 人が美しいと感じるモノ、コト②人は光も美しいと感じる
- 内装デザインにも自然的でシンプルを心がける
- 太陽光や間接照明での光も取り入れる
- 美しいと思われることのメリットは多い
- 美しい内装デザインにはこんなメリットがある①存在感がある
- 美しい内装デザインにはこんなメリットがある②ストレスが少ない
- 美しい内装デザインにはこんなメリットがある③清潔感を維持しやすい
- 内装デザインが美しいとブランドとして覚えてもらいやすい
- まとめ:内装デザインが美しいと、人とお店のつながりを強くする
美しい内装デザインが人に与える影響
内装が美しいと「人々に良い影響を与える」とされています。
その理由は、美しいデザインを目にすることで「心が満たされる、豊かになる」と感じられるからです。
美しいデザインとは、人によって捉え方が変わります。
ですが、『美しさ』を目にしたとき「心が満たされる、豊かな状態になる」という点は、どのデザインでも共通していることでしょう。
中でも美しい内装デザインとは『ホリスティックな空間』であるとも言えます。
『ホリスティック』とは、
・健康
・癒やし
・バランス
といった意味を含んだ、”全体な”という意味を持つ言葉です。
ホリスティックな空間とは、健康と癒やしをコンセプトにデザインされているのが特徴です。
ホリスティックな空間には、心身ともに癒やしのパワーを持つとされています。
美しい内装デザインが人に良い影響を与える理由
お店を含め、空間とは、人が生きる上で必要不可欠なものです。
空間の無い場所で、人々が過ごすことはありえません。
なぜなら空間とは、
・家
・駅
・公園
・お店
・オフィス
といった、あらゆる箇所で存在しているからです。
「1日の大半を過ごす場所が、どのような空間であるか」という点は、人々に大きな影響を与えます。
だからこそ、良い影響を与えられるような空間、すなわち、”美しい内装デザイン”の存在が必要なのです。
人には、癒やしの時間が必要ですよね。
癒やされることで、日頃の疲れやストレスを軽減していきます。
疲れやストレスが軽減されないと、身体に良くない症状が起きやすくなります。
美しい内装デザインを含め、きっちり整頓された状態や花、緑といった自然な風景を見るだけで、人は癒やされ、疲れを回復していくもの。
その理由は、美しいものを見ることで、脳から幸せホルモンが分泌されるからです。
幸せホルモンが分泌されることで、細胞が生き生きし、結果、明るい気持ちになれるのですよ。
人はどのようなものを”美しい”と思えるのか
人が美しいと感じるものには、共通点があります。
それが下記のとおりです↓
・フラクタルなデザイン
・光
それぞれ分かりやすくお伝えしますね。
人が美しいと感じるモノ、コト①フラクタルなデザイン
デザインには『フラクタル』という考え方があります。
分かりやすくお伝えすると、ある決まったパターンを何度も繰り返して、模様をつくりあげるタイプのデザインを指します。
『幾何学模様』がイメージしやすいでしょう。
たとえば、
・モスク内の模様
・インドの階段井戸(チャンド・バオリ)
など、模様が無限に広がっていくかのごとく、デザインが施されています。
フラクタルでは、”小さな模様”と”大きな全体”が酷似しながら、無限に繰り返していくように成り立っているのです。
それも、自然界で生み出されながらも、複雑な状態や模様を保ちながら。
フラクタルの美しさは「細かすぎる模様」あるいは「模様のパターンが多すぎる」といったことがあってはいけません。
模様の度がすぎてしまうと、違和感しか感じられなくなってしまいます。
細かすぎる模様を見て、気分が悪くなってしまうことも。
適度な大きさで、一定の模様を施されたフラクタルを、人々は”本能的”に美しいと感じるのです。
人が美しいと感じるモノ、コト②人は光も美しいと感じる
意外かもしれませんが、人は『光』も「美しいな」と無意識に感じています。
その理由は、人々にとって光とは、生きていく上で必要不可欠なもの、だからです。
もともと人は、星の光などの『ゆらぎ』を見て「美しい」と感じていたそうです。
『ゆらぎ』による、不規則にゆれる様子を見て、美しいと感じるようになったとされています。
今では、星などの自然なまばたきだけでなく、人工的に作られた照明やイルミネーションに対しても「キレイだな」と感じますよね。
街中や夜景を彩るイルミネーションを見て、ロマンチックな時間に酔いしれることもあるでしょう。
模様やカタチだけでなく、光の要素でも、美しさは演出できるのです。
内装デザインにも自然的でシンプルを心がける
内装デザインを美しくしたいのであれば、できるだけ自然に近く、かつシンプルであることを心がけましょう。
自然に近いことで、癒やしの要素が強くなります。
また、シンプルにすることで、美しさをより際立たせられますよ。
「フラクタルを意識すると、シンプルからかけ離れてしまうのでは?」と感じる方もいるでしょう。
改めて言いますが『フラクタル』とは、一定のパターンを決めて、それを無限に広げていく模様になります。
「さまざまな模様を、複雑に絡み合わせるタイプのデザイン」ではありません。
あくまで、一定なのです。
ほら、シンプルですよね?
美しいとは、あらゆる要素で、”複雑なものではない”ということなのです。
太陽光や間接照明での光も取り入れる
太陽光を取り入れることも、美しい内装を演出できます。
もし構造上、難しければ、間接照明を取り入れましょう。
”光の質”にこだわることで、心地良い空間を演出できますよ。
照明の取り入れ方で、空間のイメージがガラリと変わります。
理想の内装を作り上げるなら、”美しさ”を意識して照明にこだわりましょう。
美しいと思われることのメリットは多い
内装が美しいと、得られるメリットは大きいとされています。
具体的にはこうです↓
・存在感がある
・ストレスが少ない
・清潔感を維持しやすい
それぞれ詳しくお伝えしましょう。
美しい内装デザインにはこんなメリットがある①存在感がある
1つ目は、存在感がある、という点です。
美しいデザインなだけで、その空間の存在感を大きなものにしてくれます。
存在感が大きいと、お店としての印象が強くなります。
内装が美しいと「人々の印象と記憶に残りやすくなる」ということですね。
お店の印象が強くなることで、結果的にリピーター獲得にもつながるでしょう。
美しい内装デザインにはこんなメリットがある②ストレスが少ない
2つ目は、ストレスが少ない、という点です。
冒頭にもお伝えしましたが、人が美しいと感じるものには、癒やしのパワーがあります。
フラクタルな模様でも、自然なカタチでも、美しさがあることで人々の心と身体にプラスの効果を与えるのです。
美しさから癒やしの空間を演出することで、そのお店のファンになってくれることも期待できるでしょう。
美しい内装デザインにはこんなメリットがある③清潔感を維持しやすい
3つ目は、清潔感を維持しやすい、という点です。
美しさを保つには、当然、清潔感を維持しなければなりません。
内装デザインが、美しい幾何学模様で施されているのに、部屋の隅にホコリが溜まっているようなお店ですと、非常に勿体ありません。
また、美しい内装を維持することで、整理整頓も心がけるようになるでしょう。
いくら掃除が行き届いたとしても、書類やモノにあふれているようでは、美しい空間とは言えません。
美しさを演出するのは、デザインだけではないのです。
掃除や整理整頓を通して、衛生的に良い空間を維持しましょう。
それでこそ『美しい空間』だと言えます。
内装デザインが美しいとブランドとして覚えてもらいやすい
内装デザインが美しいと、結果的にブランディングにもつながりやすくなります。
先ほどのメリットでもお伝えしましたが、”美しい内装”というだけで、存在感が大きくなります。
存在感があるということは「ここは〇〇なお店なのだ」と、人々に根付かせることにもつながるのです。
お店の経営において、ブランディングを確立していくには、おおまかに分けて以下のステップを踏まなければなりません↓
リサーチする
↓
ターゲットを決める
↓
お店のコンセプトを決める
↓
デザインを決める
中でもデザインは、重要な要素であり、”美しさ”を直接的に伝えるための手段でもあります。
「デザインで、お店の印象が決まる」といっても過言ではありません。
なぜなら、デザインは、視覚的な情報が届く、唯一の手段だからです。
だからこそ、ブランディングを確立していくには、デザインをしっかり決めていかなければなりません。
まとめ:内装デザインが美しいと、人とお店のつながりを強くする
「内装デザインって美しい方が良いの?」というお客様へ、美しい内装デザインの考え方についてお伝えしてきました。
極論ですが、内装が美しいだけで、人々を圧倒することもあります。
美しい内装デザインは、非日常感を演出させるだけでなく、人々を魅了させるパワーがあるのです。
美しい内装なだけで、ファンになってくれることも少なくありませんよ。
当然、提供するサービスや商品のクオリティも必要です。
逆に言えば、内装が美しいと「サービスや商品にも、同等かそれ以上の質が求められるのだ」と考えられるでしょう。
美しい内装にすることで「お店としてのクオリティを上げられる」といった効果も期待もできるのです。
いろいろとお伝えしましたが、美しいながらも顧客に寄り添ったお店作りができるよう、まずはよくコンセプトを練っていきましょう。
もし「どうしてもお店のレイアウトが決められない!」ということであれば、お店作りに強いデザイン施工会社に相談する、というのも一つの手です。
中でもIDEALであれば、お客様の「こんなお店にしたい」という考えを、ひとつひとつ汲み取ってデザインに落とし込むことができます。
お客様の考えを汲みとれる理由は、これまで多くのお店のオープンに携わってきたからです。
これから初めてお店を作り上げるのに、しっかりとデザインを考えるのは簡単なことではありません。
ですが「こんな風にしたい」というお考えがあるのは理解できます。
IDEALは、その「こんな風にしたい」を、再現できるのです。
ぜひ一度、相談されてはいかがでしょう。
監修者
-
IDEAL編集部
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