2017.09.05  2020.09.09|店舗デザイン

古風な老舗には新規開業のヒントとなるデザイン要素がいっぱい!

古風な老舗には新規開業のヒントとなるデザイン要素がいっぱい!

老舗と呼ばれる小売店の店舗デザインを見ると、現代の店舗にも使えるようなデザイン要素がたくさん見られます。

例えば、城下町などにある飲食店や土産店には、まだ昔ながらの古い店舗が少し手を入れた状態で残っているところもありますが、伝統的な店舗だけでなく、

これから自分の店舗を開きたいと思っている場合にも参考になる要素があります。

特に、老舗コンセプトと近代的なデザイン要素の両方を取り入れると、古いものと新しいものがバランスよく調和させ、

素敵な店舗作りができます。今回は、この「老舗コンセプト」のデザイン要素を詳しく見ていきたいと思います。

老舗コンセプトによる外装のデザイン

店舗の顔である暖簾(のれん)

老舗の店先にまずなくてはならないのが暖簾です。暖簾の始まりは平安時代と言われていますが、最初に掛けられたのは、太陽光線や風や埃、そして人目などを避けるために使われたそうです。

鎌倉時代になると、その家の家紋を入れるようになりました。そして、江戸時代に入ると、店の屋号や業種を書き入れて店の宣伝の一つとして使われるようになったそうです。

今では、「暖簾に傷がつく」とか「暖簾にかかわる」などの表現にあるように、その店の格式や信用を表す言葉にもなっています。

暖簾は、遠くからでも人目を惹き、集客効果を発揮します。店舗にぴったりの暖簾をデザインしてみましょう。

風にたなびく幟(のぼり)

老舗には幟が良く使われます。幟は人目を引くために、長方形の旗を竿に通して店の前などに立てておくものです。日本に初めて来た外国人はこの幟の多さに驚くそうです。

それほど日本には店先にたくさんの幟が建てられています。では、なぜ看板ではなく、幟が使われるのでしょうか。

幟の特徴は風にひらひらとたなびき動きを造り出すことです。その動きが人の注意を引きやすくなります。また看板と違って、低コストで製作が可能で取り換えも簡単です。

ただ、あまりに多くの店舗が幟を使うため、店舗がたくさん集まっている所では、幟が目立たなくなってしまうという問題が発生します。幟を採用するかどうかは、周りの状況を確認してから決めましょう。

毛筆調の店名のついたファサード

老舗コンセプトの店舗には、ごつい板をファサードとして使っている所が多いですが、こうしたファサードには毛筆調で書かれた店名を木彫りにしたものが付いています。

暖簾と並んで目を引くデザイン要素ですが、暖簾とファサードの両方を取り付けると、少しやりすぎの感が出てしまいすっきりしなくなってしまいます。そのため、店舗の前面には暖簾かファサードかのどちらかを選んで取り付けた方が良いと思います。

老舗コンセプトによる内装のデザイン

引き戸/格子

老舗の入口のドアはたいていが引き戸になっていて、格子でできている場合が多いです。伝統的な格子戸は、光や風を通せるように素通しになっており、

網戸的な役割をしてきましたが、近代では、実際の店舗に使われる格子戸には裏側にガラスを張って、格子戸自体が正式なドアになるようにデザインされたものが多いです。

このようにすれば、格子の美しさを保ちながら、ドアとしての機能も維持することができます。また、格子は飲食店などでは、空間を区切るのに使われたり、壁の飾りに使われたりします。

梁(はり)の見える天井

梁の見える天井は、老舗コンセプトの一つでもあります。梁はもともと屋根の重みを支えるために取付ける物で、普通は天井に隠されてみえなにのですが、

日本の伝統的なデザインでは、独特の雰囲気を演出するために、屋根裏に取付けた梁をわざわざ見えるようにしたり、天井の下に敢えて飾り用の梁を付けたりします。

屋根を支えるという機能的な役割と同時に内装の一部にもなるので、梁の材料や形などは慎重に選ぶ必要があるでしょう。老舗コンセプトでは、通常、茶褐色の梁を使います。

茶褐色の内装色と間接照明

老舗で使われる色は、多くの場合、茶褐色や赤褐色のような暗く濃い色です。そのため、老舗コンセプトの店舗内は全体的に暗くなってしまいます。

しかしながら、この暗さをポジティブに考えて、間接照明やスポットライトを使うと陰陽効果が生まれ、店舗のデザインとして大きな効果を発揮します。

間接照明は、照明器具から放たれる光を壁などに一度当てて弱めることによって、柔らかな光に変換する手法です。このやり方では、

店舗内全体は少し暗くなりますが、影ができるので、ロマンチックなムードが演出され、くつろいだ雰囲気になります。

まとめ

日本には2017年に創立100年以上になる老舗企業が33069もあると言われています。この数は世界的に見ても驚くほど多い数で、日本ではそれだけ伝統が守られているということになります。

日本の老舗コンセプトのデザイン要素は、海外でも高く評価され、例えば「T2 Tea」というお茶の店舗にも取り入れられています。

今回ご紹介したように、老舗コンセプトには外装にも内装にも使える要素がいくつかあります。その中からいくつかを、これから新規開業したいと考えている店舗のデザインに取り入れてみるのはどうでしょうか。

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監修者

IDEAL編集部

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