2017.11.22 2020.09.09|店舗デザイン
エステサロンの内装で気をつけたい4つのポイント!
いつもきれいでいたい女性にとってエステサロンは特別の空間です。サロンを成功させるには確かなスキルや利用しやすい料金に加え、
高級感のある内装やおしゃれな外観といった「空間の魅力」は欠かせません。エステサロンを訪れるお客様が求めるものは美しくなることばかりではありません。
仕事や育児で多忙な日常を送る女性たちは、ひとときの癒しを求めています。
「がんばっている自分へのごほうびとして」「ストレス解消のため」などのニーズを満足させることもエステサロンの大切な役割です。
こういったニーズに応えるため、エステサロンの内装では「癒し」をテーマにするのが王道となっています。
コンセプトを前面に出したエントランスがおすすめ
エステサロンの内装を考えるときに最初に決めるべきことはお店のコンセプトです。コンセプトに統一感のないゴチャゴチャした印象のサロンではおしゃれな非日常感は作れません。
あらかじめ決めたコンセプトに従って内装や外観を決め、それと調和のとれたインテリアをそろえていく工夫が大切でしょう。
中でもエントランスはお客様が初めに目にするところなので、お店の雰囲気が直感的に伝わるようコンセプトを前面に出した空間にしたいものです。
外装と内装が曲線でつながったエントランスなら内部の様子が伝わりやすく、柔らかな印象を与えて入店のハードルを下げることができるでしょう。
エントランスに異国風な門や高級ホテルのロビー風受付を設置するのも効果的な手法で、非日常的な空間に足を踏み入れるワクワク感を伝えやすくなります。(※1)
待ち時間も癒やしの時間になるように
エステサロンでは待ち時間が発生するのが一般的です。しかし待ち時間が退屈だったり居心地が悪かったりすれば、せっかくのぜいたくな時間が残念なものになってしまいます。
待ち時間を含めてサロンでの特別な時間を満喫してもらえるように待ち合いスペースも癒しの空間にすることが大切です。
内装やインテリアに暖色系のものを使うとリラックス効果を高めることが期待できます。映像や音楽も適切に使って香りにも気を配りましょう。
お客様同士の距離感も重要なポイントで、適度にプライバシーを保てる工夫をしたいものです。
中でも特に大切なのがトイレや洗面所です。清潔感はもちろん大切ですが、トイレが広くて魅力的な空間だと女性の好感度は上がりやすくなります。
小物やフラワーアレンジメントなどをうまく使い生活感を感じさせないトイレの演出をしましょう。細やかな配慮をすることが、リピーターを増やす結果につながります。(※2)
施術室の内装は落ち着いた空間に
施術室にはオープンタイブと完全個室タイプがあります。どちらのタイプであれ施術室に求められる最も大切なことは落ち着ける空間だということです。
工事費は高くなりますが、完全個室にした方がお客様の満足度は上がりやすくなります。他人の目を気にしなくてすむのでリラックスできることや「自分だけの空間」という特別感が味わえることがその大きな理由です。
オープンタイプであってもカーテンやついたてを配置して癒しの空間を作りましょう。気分が高揚する配色は適さないので落ち着いた雰囲気のカラーがおすすめです。
エステサロンの衛生基準によると施術室には300ルクスほどの明るさが推奨されています。切り替えができるライトを使えば、施術内容に合わせて最適な明るさを選ぶことができるでしょう。
お客様の満足度を高めるため、肌が健康的で美しく見えるような照明や内装を取り入れることも大切です。(※3)
照明の使い方で魅力的なエステサロンに
照明はエステサロンを魅力的に見せるための大変重要な要素です。癒しの空間を作りたいなら赤みのある自然光ランプが最適でしょう。
初期費用は高くなるものの、寿命が長く消費電力の少ないLEDライトにも電球色のものがあります。
天井からのライトに加え、スタンドライトや行燈などの部分ライトを組み合わせるとおしゃれな空間を演出できます。目的に合わせて空間に最適な照明を取り入れましょう。
エントランスには部屋全体を照らすシーリングライトを使って、明るい開放感を出すと良いでしょう。
施術室ならペンダントライトやフットライトを使うと柔らかな明るさを演出できリラックス効果が得られます。
待ち合いスペースでは落ち着きのある暖色系の照明を取り入れると効果的です。廊下にはフットライトやダウンライトを使って、非日常的で魅力的な空間づくりを目指しましょう。(※3)
お客様目線で内装をイメージしよう!
内装を決めるときは、お客様目線でイメージすることがポイントとなります。
お客様はまずエントランスを入り第一印象を持ちます。この第一印象は大変重要で、その後の印象にも影響するため、エントランスの内装には充分な手間とお金をかけたいものです。
その後お客様は待ち合いスペースで時間を過ごします。その時間の中で内装を観察したりトイレを使ったりするでしょう。
この動線についてしっかりイメージし、お客様が何を見てどんな時間を過ごすことになるかを把握しておく必要があります。
それが分かれば「見てもらいたいもの」「感じてほしいもの」がおのずと明確になってきます。
施術室にいるときに見えるものについても、お客様のつもりになって実際に体験してみることをおすすめします。お客様目線でなければ気づかない汚れや居心地の悪さを発見することもあるからです。
お客様の目線に立って内装をイメージすることが、真にお客様に寄り添った快適な空間を作ることにつながるのです。(※4)
監修者
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IDEAL編集部
日本全国の美容室・カフェ・スポーツジム等の実績多数!
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