2019.07.11  2020.09.09|店舗デザイン

デザインされたバーの店舗・内装の作り方や豆知識

デザインされたバーの店舗・内装の作り方や豆知識

バーは、大人が夜をゆっくりと楽しむための空間です。そのため、回転率を上げることよりも、顧客の滞在時間を長くして客単価を挙げることが重要となります。顧客が長居するのは居心地のよい空間にほかなりません。バーの店舗デザインは、居心地がいいことが必須事項といえるでしょう。

しかし「居心地の良い空間」がどういうものであるか、ということがわからなければ、内装を決めることは困難です。ここでは、バーの店舗デザインはどのようにすればいいのか解説します。

バーの種類を明確にしよう

バーの内装を検討するにあたっては、どのようなお店をつくりたいのかを明確にする必要があります。一口にバーと言ってもその種類はさまざまです。まずは、スタンダードなバーが挙げられます。対面式のバーカウンターがあり、必要に応じてフロアに椅子とテーブルが設置されているタイプです。

ゆっくりとお酒を楽しむことをコンセプトとしており、落ち着いた雰囲気が特徴です。立ち飲みバーは椅子を配置せず、顧客は立ったままお酒を楽しみます。コミュニケーションに重点を置いたバーで、にぎやかな雰囲気であるケースが多いでしょう。

アミューズメントバーは、お酒のみならず、エンターテイメントや趣味も楽しめるバーです。マジックやビリヤード、鉄道など大人の趣味をお酒と同時に楽しめるので、スペースも比較的広いという特徴があります。注意が必要なのは、バーのコンセプトによって客層が変わることです。

また、それぞれ主軸となる価格帯も異なり、売上にも影響するため、内装を検討する前に開業したいバーのイメージを明確にしておきましょう。

バーのデザインは居心地の良さが肝心

バーのイメージが決まったら、目的に沿って居心地の良い空間を定義していきます。バーの照明は、暗めに設定されているのが一般的です。人間は、明るい空間よりも薄暗い空間のほうがリラックスできるといわれており、照度が居心地の良さに直結することは明白です。

一方、いくら目が慣れるといっても、あまりに暗い空間は文字や相手の顔が見えにくいといった不便も生じてしまいます。空間全体は暗めにして、間接照明でピンスポットを当てるなど調整するといいでしょう。

照明を工夫し、落ち着いて過ごせる空間をつくれば、自然と顧客の滞在時間は長くなります。ドリンクの追加オーダーを受ける確率が上がるので、客単価向上につながりやすくなるでしょう。また、椅子の座り心地や質感、トイレが快適であることも重要なポイントです。

立ち飲みバーやアミューズメントバーなど、盛り上がりが客足に影響するタイプのバーであれば、人々が集いやすいデザインにすることに重点を置きましょう。

特等席のカウンターは費用を惜しまない

一般的に、バーのカウンター席は特等席として位置づけられています。そのため、カウンター回りのデザインはとくに、じっくりと決めたほうがいいでしょう。カウンター席でバーテンダーの所作を間近で見るのは、バーならではの楽しみ方です。

これは食事をメインとするレストランとの決定的な違いであり、バーテンダーとのやり取りを目的として出向く顧客が多いことを忘れてはいけません。顧客に、より特別感のある時間を過ごしてもらうためには、カウンターに座ったときの顧客の目線に配慮する必要があります。

カウンターテーブルのデザインや素材にこだわるのはもちろんのこと、カウンター席から見える店内装飾にも十分に配慮しましょう。バーから見える光景は、顧客が「ここが素敵な空間であるか否か」を判断する重要なポイントです。視覚へダイレクトに訴えられるデザインを採用するよう心がけましょう。

利益を増やすには個室も必要

バーの経営においては、バーカウンターのみを設置して限られた顧客にゆっくりと楽しんでもらうのも間違いではありません。一方、このスタイルで利益を伸ばすのは少し難しい面もあります。バーはお酒の提供をメインとしており、フードメニューはお酒に合うもののみに限定していることが少なくありません。

1組あたりの客数が少ないことも特徴で、1人の顧客単価には限界があることも事実です。売上を上げて利益を出すためには、客数を増やして客単価を上げる必要があります。

しかし、この手法をバーで実現することは簡単ではありません。実際問題、限られた椅子の数であるバーのカウンターに5人組を座らせるのは現実的ではないでしょう。一方、ボックス席やVIPルームなどの用意があれば、比較的多い人数でも対応が可能になります。

顧客側からしても、会話が弾みやすい、内々の話題を話しやすいといったメリットもあります。スペースや予算との折り合いがつく場合は、個室の用意を検討してみるといいでしょう。

プロと二人三脚でバーのデザインを決めよう!

バーの店舗デザインは、単にきれいで高級感があればいいというものではありません。素人ではわからないことも多く、売上を上げる内装のノウハウも必要です。せっかくの開業をスムーズに行うためにも、デザインから施工までワンストップで対応してくれるIDEALへの相談を検討しましょう。

IDEALでは、内装工事に必要なプロセスを一括して引き受けます。一緒にこだわりを生かし、素敵なバーをつくりましょう。

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監修者

IDEAL編集部

日本全国の美容室・カフェ・スポーツジム等の実績多数!
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