2021.02.22 2021.03.01|新規開業ノウハウ
パン屋を開業するなら店内の動線をよく考えよう
「パン屋を開業したい。どのような動線ししたら良い?」というお客様への記事です。
当記事では、売れるパン屋の動線作りをお伝えしていきます。
結論から言いますと、人の『行動心理』を意識したレイアウトにしましょう。
・無駄のない一方通行
・全ての商品が見渡せる
・購買意欲をそそるようなディスプレイ
これらを意識し、再現したパン屋こそが、”売れるパン屋”です。
ぜひ、当記事で理解を深め、実りあるパン屋開業を目指しましょう。
目次
パン屋内の動線はどう考えるか
結論、パン屋の動線はシンプルに一方通行型を意識しましょう。
店内入り口から入って、ひと目見て分かりやすい動線だからです。
スタッフと顧客の動線は別に設定した方が適切です。
例えば、
・レジとキッチンが繋がっている
・商品エリアとレジがカウンターで分けられている
など。
結果、スタッフと顧客のエリア分けが可能になります。
レジの内側とキッチンを繋げることで、どちらかが忙しい時は、スタッフの行き来がスムーズにできますね。
同時に、商品であるパンを魅力的に見せられるような配列、照明を意識しましょう。
顧客が進むごとに、全てのパンを見渡せるような配列にするのが望ましいです。
売上UPに繋がるパン屋のレイアウト
パン屋のレイアウトを決める上では次の2点を抑えましょう。
・必ず全てのパンを見て頂くこと
・1つでも多くのパンを購入して頂くこと
[顧客に全てのパンを見て頂けるようにするには?]
入店した時に店内奥のエリアまで見通せてかつ、全てのコーナーに目が届くレイアウトにしましょう。
ポイントは
・一方通行スタイルにする
・アイランド型またはコの字型にパンを陳列する
などが挙げられます。
[1つでも多くのパンを購入して頂くには?]
パンを最も売れやすい場所に配置しましょう。
例えば、
・新商品
・季節商品
・人気商品
・ペストリー
・サンドイッチ
・食パン
・ドリンク、デリカ
などにゾーニングすることです。
ゾーニングの良し悪しで、客単価が大きく変わると言っても過言ではありません。
パン屋は「行動心理」を理解して違和感のない動線を意識しよう
結論、パン屋の動線は「行動心理」を理解した上で決めていきましょう。
ここでは、
・看板メニューの配置場所
・”左回り”という人の動き
についてお伝えしていきます。
パン屋×行動心理①看板メニューや商品は動線の中でも最も目立つ場所へ配置しよう
パン屋の最も目立つ場所とは、入り口から近い距離を指します。
入店してすぐ目に入る場所に、看板メニューを陳列することで、顧客に強めの印象を与えられます。
ただ、陳列するだけに留めず「人気NO.1商品!」「店長イチオシ商品!」など、メッセージ性のあるディスプレイをしましょう。
ですが、シンプル目なディスプレイを意識して下さい。
派手な装飾によって、パンの色合いと艶が消されてしまうのを防ぐためです。
パン屋×行動心理②「人は無意識に左回りに行動する」を意識しよう
人が自然に動くとき、経路、道順としては「左回りが良い」と、マーケティング界では言われています。
なぜ、左回りがいいのか、実は明確な理由はありません。
諸々説はありますが、ひとつが「利き足が右だから」という説。
多くの人は足が「右利き」なので、体の向きを変えるのに、右足を動かして左足を軸にする。
つまり、体が左に回転しやすい…というのが理由の一つだとされています。
店内入口から左側にイチオシ商品があることで、顧客の目にとまりやすくなります。
人気テーマパークであるディズニーランドも
「人間左回りの法則」にしたがって作られているのをご存知でしょうか。
パン屋は最終的には混雑しない動線を考えよう
結論、混雑しないような動線作りにするには、分かりやすくエリア分けすることです。
入店した時に思わず見惚れるようなパン屋のレイアウトは、エリアがしっかり分けられているのが特徴です。
[入店してすぐのエリア]
・新商品
・人気商品
・主力商品
・季節限定商品
を陳列するエリアです。
このゾーンは何を並べても比較的買っていただきやすいのが特徴です。
常にパンを並べておくことが売上UPのカギです。
[品揃えエリア]
・タルト
・アンパン
・メロンパン
・デニッシュ
などのペストリーや定番商品をずらりと並べるエリアです。
メニューの豊富さとボリューム感を演出しましょう。
[目的買いエリア]
・食パン
・バゲット
・フランスパン
などパン類を配置するエリアです。
店の奥側に大きめのパンを配置しましょう。
トレー内に余裕がある状態で、到達できるよう誘導するためです。
また、レジやキッチン付近に設置するのが適しています。
食パンのスライスや包装などの作業から、スムーズな配列をするためです。
[接客、レジエリア]
ポイントは以下の3つです。
・レジカウンターから店内全体を見渡せるか
・レジカウンターが商品エリアを分断していないか
・レジに並ぶ顧客と買い物中の顧客が互いに妨げにならないか
これらのエリアは、壁やパーテーションなどので区画されている訳ではありません。
開放的かつ、エリアを見分けられるような工夫をしましょう。
結果、混雑を避けることを意識したレイアウト作りが可能になります。
まとめ:パン屋の動線が良ければ売上UPに大きく影響する
パン屋の開業を目指しているお客様へ、売上UPに繋がる動線作りとレイアウトについてお伝えしてきました。
パン屋の動線で意識するべきは
・一方通行型にする
・エリア分けを分かりやすくする
ことです。
同時に、商品の配列の仕方と、左回りになるような動線作りを意識しましょう。
人の行動心理に合わせた設計をすることで、自然にどんどん売れるパン屋へとなっていきます。
「パン屋の動線については理解できました。ですがやることが多すぎて開店準備がスムーズに進められるか不安です」
このような悩みを抱くのであれば、ぜひIdealにご相談ください。
多くの飲食店開業に携わってきたIdealであれば、そのようなお客様の不安や負担を減らせるかもしれません。
Idealでは、
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を、お受けいたします。
お客様の理想とする、パン屋が出来上がるよう、悩みや疑問点に一つ一つ対応いたします。
まずは一度、ご相談してみてはいかがでしょうか。
監修者
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IDEAL編集部
日本全国の美容室・カフェ・スポーツジム等の実績多数!
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