2021.05.21  2021.05.26|新規開業ノウハウ

”ジム×カフェ”とは?スポーツジムとカフェのシナジーについて

”ジム×カフェ”とは?スポーツジムとカフェのシナジーについて

「カフェがあるジムってどうなの?」
「ジムにカフェを設置するとどんなメリットとデメリットがある?」
「そもそも需要あるの?」
というお客様への記事です。

この記事でお伝えしていること↓
・ジム×カフェのメリット&デメリット
・ジム×カフェの差別化ポイント

これまで、ジムを含む多くの店舗開業に携わってきたIDEAL(の中の人)が、どこよりも分かりやすく、見やすくお伝えしますね。

先に冒頭の質問にお答えしましょう。

極論を言うと、カフェタイムが楽しめるジムは「この先、注目されるジムになるのでは」と予想されています。

なぜなら「ホッと一息できる時間を過ごしたいし、でも、体を引き締められるような運動もしたいな」と感じる人が多いからです。
す。

そんな中で、ジムとして利用できて、かつ、カフェとしても利用できる施設があるとしたら、これから先ニーズがあると感じられませんか。

当記事を通して、お客様には『ジム×カフェの可能性について、ちゃん理解している人』になっていただきますね。

ジム×カフェはこんなイメージ

ジム×カフェはこんなイメージ

言葉通り、ジムとカフェが”同じ施設内”にあるジムのこと。

体を鍛えるための場所でありながらも、カフェとして一息つけるような場所でもある。

今までになかったような、新しいタイプのジムが『ジム×カフェ』です。

カフェエリアがあることで、ただのジムであることよりも、様々なメリットが得られます。

顧客だけでなく、オーナーとなるあなたにとってもメリットがあるのですよ。

ジム×カフェのメリットは3つ

ジム×カフェのメリットは3つ

メリットとは、以下のとおりです↓

・運動後に一息つける環境がある
・カフェ目的の顧客をジムへ流せる
・カフェメニュー、プロテインなど豊富なメニュー設定ができる

それぞれ詳しくお伝えしますね。

ジム×カフェのメリット①運動後にホッと一息できる環境がある

1つ目は、運動の後に一息つける環境を提供できる、という点。

一般的なジムにも、運動後に一休みできる環境はあります。
が、体は休めるかもしれませんが、心から快適な空間であるとは限りませんよね。

人によっては「めいいっぱい体を動かしたから、リラックスできる場所で過ごしたいな」と感じるかもしれません。

カフェが併設されたジムなら、顧客の「運動後はリラックスしたい」という願望が叶えられます。
それも「ジムを出て、移動して、カフェに向かう」といった手間を省けるのです。

顧客にとっては意外と大きなメリットになりえますよ。

ジム×カフェのメリット②カフェ目的の顧客をジム会員に流せる

ジム×カフェのメリット②カフェ目的の顧客をジム会員に流せる

2つ目は、カフェだけを利用する顧客を、ジムの会員に流せる可能性が高い、という点。

普段、カフェしか利用しない顧客に「ここはジムも利用できるんですよ」と、アピールできれば会員になってもらえる可能性があります。

カフェを利用する人の中には、”ジム→カフェ利用の人々”の様子を、目にすることもあるでしょう。
それがキッカケでジムに興味を持ってくれるかもしれません。

「今まではカフェしか利用してこなかったけど、ちょうど良いからジムも利用してみよう」といった流れで、集客が期待できますよ。

ジム×カフェのメリット③カフェメニュー、プロテインなど豊富なメニュー設定が可能

3つ目は、カフェとしてのメニューが豊富になる、という点。

たとえば、カフェと言えば
・コーヒー
・ティードリンク
・ケーキ、サンドイッチ系
などが一般的なメニューですよね。

それらに加えて
・プロテインドリンク
・高タンパク低脂質フード
・糖質を減らしたデザート
など、”ジム経営ならではのメニュー”を提供できますね。

そうなると、たとえば『美しい体作りのためのカフェ』といったコンセプトが思いつきませんか。
それだけで、他のカフェと差別化できますね。

ジムと併設しているからこそできることです。

ジム×カフェのデメリット

ジム×カフェのデメリット

ジムとカフェを1つにすることは、良いことばかりではありません。

デメリットも把握しておきましょう。

・カフェ経営のための資格が必須
・カフェ経営のための設備投資が必須
・”ジムの運営”と”カフェの運営”で管理が大変

それぞれ詳しくお伝えしますね。

ジム×カフェのデメリット①カフェ用に許可や資格が必須

まずは、資格です。

カフェ経営には、
・食品衛生責任者
・防火管理者(収容人数が30人以上の場合)
の2つの資格取得が必須です。

食品を扱うことになるので、必ず取得しなければなりません。

資格についての詳しい内容については、下記の記事にてまとめてあります↓

ジム×カフェのデメリット②カフェのための設備投資が必須

ジム×カフェのデメリット②カフェのための設備投資が必須

2つ目は、カフェとしての設備を用意しなければならない、という点。

なぜなら、保健所の審査をクリアしないと、カフェ経営ができないからです。

保健所の審査とは、ザッと説明するとこのようなイメージです↓
・冷蔵設備はある?
・洗浄設備はある?
・給湯設備はある?
・客席はどのくらい?
・利用客用のトイレはある?

ですから、ドリンク、フードを提供するのに食品を管理するための設備、が改めて必要だと理解しましょう。

たとえば
・冷蔵庫
・ミキサー
・コーヒーメーカー
・メニューディスプレイ
・ホットサンドメーカー
など。

あとは
・水道設備
・換気設備
・下水処理設備
なども、物件によっては工事が必要です。

ジムだけでなく、カフェとしての施設作りが求められるのだと、理解しましょう。

ジム×カフェのデメリット③カフェとジムの運営で管理が大変

3つ目は、ジム、カフェと2タイプ運営していかないといけなので、管理が大変、という点。

ジムの運営といえば
・施設の管理
・トレーニング器具の管理
・ジムスタッフの雇用、管理
・ジムとしての経理、業績の管理
・トレーナー、インストラクター育成、管理
といったことが挙げられます。

それらに加えて、カフェ経営を始めるとなると
・衛生管理
・メニュー開発
・食材の仕入れ、管理
・カフェスタッフの雇用、管理
・カフェとしての経理、業績の管理
が加わるようになるのです。

字面だけでみると「意外とできるんじゃないか」と感じる方もいるかもしれませんね。

ですが、店舗経営は簡単ではありませんよ。
難しいと感じる部分は、その道のプロや専門家に話を聞くなどして、よーく情報収集していきましょう。

ジム×カフェはココで差別化しよう

ジム×カフェはココで差別化しよう

ジムとカフェを併設するなら差別化を意識しましょう。

コツは以下のとおり↓
・ターゲットに刺さるコンセプト
・体作りを意識したメニューを豊富にする

まだそこまで多くの”カフェ付きジム”を見かけません。
が、今まさに注目されているタイプのジムなので、今後ライバルが増える可能性が高いです。

今のうちに「〇〇があるジムはここだけ」といったアピールポイントを決めましょう。

ジム×カフェの差別化ポイント①ターゲットに刺さるコンセプトにしよう

まずはコンセプトで差別化です。

たとえば
・ジムが利用できるカフェ
・カフェタイムが楽しめるジム

といったコンセプトだと、ターゲットに刺さりにくいです。

つまり、集客しにくくなります。

コンセプト決めのコツは「”こんな人”のためのジムだよ」と、イメージすること。

たとえば
・今より5歳若返りたい人のためのジム&カフェ
・テレワーク疲れを解消するためのジム&カフェ
・産後太りをなんとかしたいママ向けのジム&カフェ
・下半身がどうしても痩せない人のためのジム&カフェ
といった形で、”〇〇な人のための……”と絞り込むこと。

「ここまで絞ると逆に集客できないんじゃないの?」と感じる方もいるかもしれませんね。

ですが、実際は逆です。

ターゲットを細かく絞れば絞るほど、集客力がUPし、ビジネスとして成功するものだと理解してください。

ジム×カフェの差別化ポイント②高タンパク、低脂肪メニューなど体に良いメニューを豊富に

2つ目は、カフェとしてのメニューを豊富する、という点です。

せっかくジムとカフェを併設するのですから、体作りを意識したメニューを提供していきましょう。

ここでも、ターゲットを意識したメニュー開発が差別化のポイントです。

たとえば以下のようなイメージ↓
・産後太りを解消したい人向けなら:『まごわやさしい』+上質な油を使ったメニュー
・下半身太りを解消したい人向けなら:低カロリー、食物繊維豊富なメニュー
・テレワーク疲れを解消したい人向けなら:鉄分、βカロチン豊富なメニュー
など。

ターゲットに合わせたメニュー提供ができれば、顧客のファン化が進み、リピーター獲得につながりますよ。

[”まごわやさしい”とは]
ま:豆類
ご:ごま、ナッツ類
わ:わかめ、海藻類
や:野菜
さ:魚
し:しいたけ、きのこ類
い:いも類

を指します。栄耀バランスを意識した食事の考え方です。

まとめ:ジム×カフェはライバルよりも早めのアクションが必須

まとめ:ジム×カフェはライバルよりも早めのアクションが必須

「ジムとカフェを1つにするのはどう?」というお客様へ、メリット、デメリットと差別化するコツをお伝えしました。

ジムを利用したいと考える人々は「自分は変わりたい」という潜在的な願望を持ちつつも「時間がないから無理」と諦めてしまっている人が意外にも多くいます。

そのような人たちをターゲットにでき、適切に集客できればその先のニーズを大きく期待できるでしょう。

そうして
「ここは自分のためのジムだ」
「ここでしか集中して取り組めない」
と、利用客が思ってくれれば、集客に成功したジムと言えます。

「ジム×カフェの可能性については理解できました。ですが上手くデザインや施設を設計できるか不安です」

そのように感じられるのであれば、ぜひIDEALにご相談ください。
少しでもお客様の不安を減らすことができるかもしれません。

ジムの開業に強いIDEALであれば、

・必要な手続き
・内装デザインの設計、施工
を代行することが可能だからです。

お客様の理想とする、ジム×カフェが出来上がるよう、一つ一つ丁寧に対応致します。

まずは一度、ご相談してみて下さい。

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監修者

IDEAL編集部

日本全国の美容室・カフェ・スポーツジム等の実績多数!
店舗づくりをプロデュースする「IDEAL(イデアル)」が運営。
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