2017.12.18 2020.10.08|新規開業ノウハウ
スポーツジムの内装にかかる費用を節約する3つの方法!
スポーツジムの経営においては、まず設備投資を第一に考えることが多い傾向といえます。それは設備の充実したジムであれば、たくさんの集客を見込むことができるからです。
ただ設備にお金をかけたい一方、内装費用もばかにならないのがスポーツジムの厄介なところといえます。設備に費用をかけるためにも内装費用はできるだけ節約したいところでしょう。
ここではスポーツジムの内装費用を削減するための方法を紹介します。さまざまな設備が必要になるスポーツジムだからこそ、内装費用を節約することが円滑な経営の第一歩になるはずです。
スポーツジムの内装費の目安
まずスポーツジムを実施する施設には、ある程度の広い面積が必要です。サウナやロッカールームなどスポーツジムは設備面で多くの面積を必要とする可能性があり、その分だけ必要とされる内装資材も多くなります。
内装にかかる費用は面積にもよりますが、だいたい1坪当たり10万~30万円程度が相場といわれています。
スポーツジムを運営するなら、やはり30~40坪程度の広さが必要になるので内装工事には800万~1,200万円程度の初期費用がかかると考えておきましょう。(※1)
※1.【飲食店内装工事見積り比較.com】スポーツジムの初期投資や内装工事費用は?
ただスポーツジムは壁が少ないため、これよりも費用が安くなることもあります。また経営するスポーツジムの規模によってはトレーニングルームのみの施設ということもあるので、さらに費用が安くなるということも考えられます。
居抜き物件なら劇的に節約可能
スポーツジムの内装費用を節約するためには居抜き物件の活用も考えていくことが大切です。
とりわけ前テナントが同じようにスポーツジムであれば残っている内装設備をそのまま再利用することもできるため、初期費用を大幅に抑えることも不可能ではありません。
もちろん前テナントがスポーツジムだったというような居抜き物件は珍しい傾向です。そのため基本的には元オフィスや元事務所などのさまざまな居抜き物件を探していくというのが基本といえます。
元オフィスなどであっても給排水設備や空調設備が整っていればスポーツジムの対象として十分に候補に挙がります。
内装費用の節約のためには、まずは居抜き物件を前提に進めていくと良いでしょう。
個室はなるべく作らない
内装費用を節約するためには壁を最小限に抑えるということも考える必要があります。ワンフロアであれば壁を減らすことができ内装工事にかかる費用を節約することができるからです。
スポーツジムの中には個室を完備している施設もあります。もちろん個室も一種の設備であり経営の目玉になるかもしれません。
しかし個室を作ればそれだけ内装にかかる費用を増やしてしまうことにもなります。
個室は経営が軌道に乗った後でも設置が可能であるため、内装費用の節約という観点においては、まずはワンフロアを念頭に内装のレイアウトを考えていくのが基本でしょう。
複数社から見積もりをとる
内装工事に関する費用は専門性がとても高い分野であるため、経営者自ら業者を選定することは簡単なことではありません。そのため、より良い業者を選ぶためにも複数社から見積もりをとって工事費用を比較するということが大切です。
複数社から見積もりをとることで、それぞれの費用の違いを把握することができるだけでなく交渉を重ねることで費用を削減することもできるようになります。
ただスポーツジムはやや特殊な案件であるため、施工業者を見極める際はスポーツジムの施工実績があるかどうかを基準にするようにしてください。そうすることで費用が安くても安心して工事の依頼をすることができます。
内装費用を削減してトレーニング機器をそろえよう!
スポーツジムの目玉は何といってもトレーニング機器などの設備です。スポーツジムの本来の目的は身体を鍛えることです。
利用客も身体を鍛えるためにスポーツジムに通うわけですから設備が乏しいことには集客を呼ぶことも難しくなってしまいかねません。そのためスポーツジムでは設備投資にお金をかけることが何より大切です。
内装費用を節約することができれば、さまざまな設備機器を導入していくことも可能になります。ジムの経営をうまく進めるためにも、まずは内装費用を節約して設備投資に力を入れるようにしましょう。
監修者
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IDEAL編集部
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