2018.08.09　 2020.08.12|新規開業ノウハウ

【独立開業するための資金はいくら必要？】フランチャイズ加盟にかかる資金とは？

独立開業のひとつの方法として、フランチャイズに加盟するという選択肢があります。フランチャイズに加盟するなら、必要な資金について事前にリサーチしておくと良いでしょう。

加盟金以外にも必要となる費用がたくさんあるので、独立開業を目指すならまずはイメージを膨らませておくことが大切です。

そこで今回は、フランチャイズに加盟して自分のお店をオープンさせるために知っておきたい知識について、詳しく紹介していきます。

フランチャイズ加盟に関する資金とは？
加盟後の店舗取得にかかる資金とは？
フランチャイズの開業資金が高いケース
フランチャイズの開業資金が安いケース
自己資金はしっかり貯めて独立に備えよう！

フランチャイズ加盟に関する資金とは？

フランチャイズに加盟することで、未経験でも独立開業ができることや経営ノウハウや指導を受けられるといったメリットが得られます。（※1）

ただし、加盟する際には、さまざまな費用が発生することを頭に入れておきましょう。まずは、フランチャイズ本部に加入するにあたって加盟金を支払う必要があります。

加盟金は、経営や接客・営業に関するノウハウを教えてもらうため欠かせない費用です。

本部によっては、分割払いが可能な場合や加盟金を設定していないところもあります。

ほかにも、本部のブランド力を利用する対価として支払うロイヤリティの保証金や、研修に必要な研修費も負担することになります。（※2)

加盟後の店舗取得にかかる資金とは？

フランチャイズ加盟で独立開業するためには、店舗となる物件を探しておく必要があります。店舗や設備の負担をすべて本部が負担してくれる場合は取得にかかる資金は不要です。

一方で、オーナーが土地や物件を取得しなければならない場合は、物件取得費として敷金や礼金、仲介手数料や保証金を負担することになります。

また、フランチャイズ店としてオープンするためには、内外装や設備費がかかることも考えられるでしょう。自宅を改装する場合はコストを抑えることも可能です。（※2）

フランチャイズの開業資金が高いケース

土地や物件取得にかかる費用をすべてオーナーが負担する場合は開業資金が高くなります。立地や物件内容にもよりますが、トータルで1,000万円以上かかることも少なくありません。

それに加えて、内外装・設備費がかかるので初期投資の負担が大きくなることを覚悟しておきましょう。

ただし、コストがかかる分、ロイヤリティが低く設定されていることもあります。月々支払うことになるロイヤリティがいくらに設定されているかにも注目してみることがポイントです。（※2）

フランチャイズの開業資金が安いケース

店舗や設備の準備を本部がおこなってくれるなら、リーズナブルな価格で開業することができます。

土地や店舗取得にかかる費用の負担がないので、開業資金は300～500万円程度に抑えることができるでしょう。オーナーが負担する場合と比較すると、半分以下の開業資金で済むのも大きなメリットです。

場合によっては、リース代や仕入代のみでお店を出せる可能性もありますが、コストがあまりかからないためロイヤリティが高くなることも考えられます。（※2）

自己資金はしっかり貯めて独立に備えよう！

フランチャイズ本部に加入して独立開業を目指すのであれば、加盟金やロイヤリティの保証金、研修費や店舗取得などにかかる資金が必要です。

初期投資にかかる費用はもちろん、毎月支払うロイヤリティについてもしっかり把握しておく必要があります。

売上の額に関わらずロイヤリティは支払い続けなければならないので、経営を圧迫しない範囲の金額であるかどうか見極めることが大切です。

また、店舗や土地をオーナーが負担するか本部が負担するかによって、開業資金も大きく変わってきます。

オーナーの負担が大きければリスクが高くなりますが、ロイヤリティが低い分、リターンが大きくなる可能性もあります。

フランチャイズに加盟するのであれば、契約形態を比較しながら自分に合った加入先を探しましょう。

いずれにしてもまとまったお金が必要になるので、独立開業を考えているなら自己資金をしっかりと貯めておくことが重要です。