2020.09.23|店舗デザイン
会員制バーは高級感を感じる内装へ
「会員制バーを開業したいが内装デザインが決まらない…」
というあなたの悩みにお答えする記事です。
結論から言うと、会員制バーは高級感を感じさせる内装デザインにしましょう。
高級さを伴わせた空間を提供することで、
・顧客に格式の高さと『特別感』を意識させる
・『特別感』でリピート率が上がる
からです。
高級感漂う空間にいるだけで、その人自身の価値を高める効果があります。
顧客にとって自分の価値を高めてくれる、居心地の良い空間はリピート率が高くなり、売上貢献へと繋がります。
誰でも気軽に利用できるバーと違い『会員制』と謳うわけです。
利用されるハイクラスな顧客が居心地の良い場を提供できるよう、高級さを演出することが必須なのだと理解しましょう。
また高級さを演出させるのもある程度の知識が必要です。
実例写真を参考にするだけでなく、いかにして高級感を演出させるか、ある程度の知識を身に着けながら進めて下さい。
そこで今回の記事では、
・会員制バーの雰囲気に合う内装デザイン
・高級感を与えられるインテリア
・より高級感を演出させる方法
についてお伝えしていきます。
また、本記事の最後にIdealが施工を担当した、事例をご紹介しております。
会員制バーの内装デザインについて、より知識を身に着けられた後に事例をご覧いただけますと、より理解が深まります。
ぜひ参考してみて下さい。
目次
会員制バーの雰囲気に合う内装とは
会員制バーの雰囲気に合う内装デザインは『高級感』がポイントです。
高級感と言っても様々なスタイルがあります。
・質の高さを感じさせるモダン風な高級さ
・ビンテージ感漂うクラシカルな高級さ
・豪華さ漂うラグジュアリーな高級さ
など、あなたが提供したいコンセプトに合わせて高級さを演出することが大切です。
例えば、
・ビンテージ感漂う雰囲気の中、一人で気軽にバーボンを楽しめるバー
・豪華な雰囲気の中、仲間たちとの時間優雅に楽しめるバー
など、利用される顧客がどのような気分であなたのバーに向かい、どう過ごしたいのかを想像力をフルに働かせてイメージすることが大切です。
また、様々な高級感で共通する特徴は以下の通りです。
・室内全体の照明は暗め
・ツヤ感のあるものや革製のインテリア
・ボトル棚は美しく魅せられるよう配置
詳しくお伝えします。
室内全体の照明は暗め
バー内全体の照明は比較的暗めに設計しましょう。
高級感と格式の高さをより演出させるには、明るすぎる照明は避けるべきです。
高級感を漂わせつつも、落ち着いて利用できる雰囲気を、照明を通して表現して下さい。
インテリアはツヤ感のあるものや革製
会員制バーで使用するインテリアにも配慮しましょう。
ツヤ感のあるものや本革製のインテリアなど、「本物の価値ある素材」を使用することを意識して下さい。
インテリアについては後ほど詳しくお伝えします。
ボトル棚は美しく魅せられるような配置
ボトル棚(カウンターバック)は目立つよう配置すると、より高級さを感じさせることができます。
ボトルの置き方と照明の配置を工夫して、一瞬でも魅入られるようなディスプレイにするとより高級感が漂います。
ボトル棚がより魅力的に見える照明は間接照明です。
またボトルの並べ方も重要で、見た目が美しく魅せられるよう並べることを意識して下さい。
高級感を与えるインテリアとは
会員制バーを利用する顧客に高級感漂う空間を提供できるよう、インテリアはこだわりましょう。
質感と重厚感を感じさせるために「本物の価値ある素材」を使うということです。
・カウンター
・テーブル
・ソファ
・壁紙
・照明
これら5点についてお伝えします。
あなたが考えるコンセプトに合わせて考えましょう。
カウンター
1つ目はカウンターです。
カウンターとカウンターバックはバーにとっての『顔』とも呼べる重要なポジション。
カウンターで使用するべき素材は
・チークやカリンなどの高価な木材
・天然タモの無垢材
・大理石
などが挙げられます。
予算的にカウンター全てに自然素材を使うことが難しくても「どこを一番顧客に見せたいのか」を考え、その部分にだけ自然素材を使うことも可能です。
今回の場合ですと、カウンターの面の部分が有効でしょう。
テーブル
2つ目はテーブルです。
テーブルについてはカウンターほど目立つことがありません。
そこまで高級な素材にこだわらずとも、色味などで高級感を感じさせることは可能です。
・黒
・濃い茶色
などのダーク系のテーブルに統一すると良いでしょう。
ソファ
3つ目はソファです。
バーといえばカウンターでしか飲めないイメージが強い中、ソファがあるだけでくつろげる空間なのだと印象を与えられます。
その中でも高級感を演出したいのであれば、
・ツヤ感のある素材
・アンティークな印象
などの重厚感を感じさせるソファを使用すると良いでしょう。
壁紙
4つ目は壁紙です。
壁はバー全体の印象を真っ先に与える重要な箇所。
高級な雰囲気を与えるには、あなたの提供したいコンセプトによりますが、黒をベースにした配色にしましょう。
黒は高級感、格式の高さを表現するのにピッタリな色です。
組み合わせる色はグレーか、紫、赤など。
差し色にゴールドやシルバーの高価な印象を与える色を仕様しても良いでしょう。
ただしあくまで差し色程度に。
ゴールドやシルバーは豪華さを感じさせますが使いすぎはしつこい印象を与えてしまいます。
照明
最後にお伝えするのは照明です。
高級感を与えつつ、居心地の良さを追求するのであれば、バー内全体は暗めのテイストにしましょう。
照明一つ一つの灯りの範囲は狭くし、カウンターの下ににダウンライトを灯せば、仄かに照明が当たり目でお酒を楽しめるよう演出できます。
明暗を強調し高級感を演出する
より高級感を演出するには明暗を強調することです。
具体的には、カウンター、バックカウンターなどの”あなたが見せたい部分”は明るく見せ、それ以外は暗く見せるというメリハリが高級感をさらに強くさせます。
『バーの顔』とも言えるカウンターは映えるよう、
・通路
・バーテンダーの立つ位置
は暗くし、カウンターとカウンターバックはダウンライトなどでお酒を魅せられるような照明になるよう意識すると良いです。
会員制だからこそ味わえる空間を提供
新しく会員制バーを開業したいあなたへ、高級感漂う内装デザインにするべき理由についてお伝えしました。
バーの種類は様々ですが『会員制』だからこそ提供できる空間があります。
ただ単に高級なバーにするだけでなく、あなたがイメージするコンセプトやターゲットに合わせた空間作りが大切です。
そしてコンセプトに基づいたあなたのイメージを、きちんと内装工事業者に伝えて下さい。
「この素材をカウンターに使いたい」「レイアウトはこのようにしたい」など、あなたのイメージをきちんと意思表示して、積極的に伝えていくことが大切です。
ここで、Idealが施行を担当しました会員制バーの内装デザイン事例を1つご紹介します。
Idealは、与えられた空間を存分に活かしつつ、あなたの”こだわり”を細かく丁寧に形にしていきます。
今回の事例の様に、あなたの希望を根本から理解した上で、必要な手続きを含め、内装デザインから施行までを代行します。
あなたが提供したいものを汲み取ることはもちろん、悩みや急な提案に臨機応変に対応することがIdealの強みです。
まずは一度、ご相談してみて下さい。
あなたの悩みを一つ一つ丁寧に対応、解決してくれることでしょう。
監修者
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IDEAL編集部
日本全国の美容室・カフェ・スポーツジム等の実績多数!
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