2022.02.10 2022.03.17|店舗デザイン
理想的な内装デザインを作るには?内装デザインの種類や事例をご紹介
「お店を開業したいけれど、理想的な内装デザインが思い浮かばない…。」とお悩みではありませんか?内装デザインは店舗の集客や売上を左右するため、重要な経営資源です。店舗のコンセプトを実現するための手段でもあります。
そこで本記事では、店舗における内装デザインについて種類や実例を交えながら、理想的な内装デザイン作りのポイントを解説していきます。ポイントを理解して、店舗の内装デザインをスタートさせましょう。
目次
内装デザインとは?
内装デザイン(インテリアデザイン)とは、店舗のコンセプトやブランドを表現するために内装の細部を設計することです。店舗の見た目を綺麗にするだけではなく、スタッフが働きやすい環境を整えるためにも重要です。
内装とは建物の躯体(基礎となる骨組みや屋根など)を除いた建物内部の設備や装飾を指します。具体的には床や壁、間仕切り、天井、照明器具があります。また机やイスなどの装飾品をインテリアと呼ぶこともあります。
内装デザインは、経営者が抱く店舗経営や提供するサービスの理想や想いを形にしていく作業だといえます。
内装デザインの種類
店舗を開業するときには、内装デザインの種類(スタイルやテイスト、パターン)を決めることで、統一感のある内装をデザインすることが可能です。
そこで内装をデザインする前に、どんな種類があるのかを確認しておきましょう。
ナチュラル
ナチュラルな内装デザインはカフェやサロンなどで人気のスタイルで、自然素材を活かすことで明るい雰囲気となります。自然素材を活かすために派手な色を使わず、白や緑、ベージュなどの落ち着いた色味を取り入れましょう。
IDEALの施工した「鶴ヶ峰自動車学校」様は、ウッドを基調とすることで温かく柔らかい雰囲気となり、シンプルで落ち着きある内装に仕上げることができました。
インダストリアル
インダストリアル(Industrial)は、倉庫や工場をイメージさせる内装デザインです。コンクリートやレンガの壁をむき出しのままにしたり、裸電球を照明にしたりすることで、無骨な雰囲気を醸しだすことが可能です。
イスやテーブルは黒や茶色といった落ち着いた色が使用されることが多く、派手な配色は使用されないことが多いです。IDEALの施工した「プロ―スト東京 秋葉原店」様は、まさにインダストリアルな内装デザインを実現しています。
南フランス風
南フランス風の内装デザインは漆喰や無垢材を使うことが特徴で、カントリー調のどこか懐かしい感じを醸し出します。特にカフェやレストランなどの店舗で人気が高いです。
IDEALの施工した「ねっこcafe」様は、ナチュラルと同様にイスやテーブルなどの家具に天然素材を使用したことで、温かみのある仕上がりとなっています。
アジアン
アジアンは、アジアの文化を取り入れた内装デザインです。壁紙や床にアジアに由来する絵柄を取り入れたり、アジア原産の観葉植物や家具を配置したりすれば、アジア独特の雰囲気を演出することができ、まるでアジア諸国にいるかのようなイメージを与えることができます。
IDEALの施工した「OLIVE SPA 銀座店」様は開放的なエントランスが特徴的で、優美で華麗な内装を実現しています。アジアンはサロンだけではなく、飲食店や雑貨販売店などでよく採用される内装デザインです。
リゾート
「現実を忘れてゆっくりとくつろげる空間」を提供するのが、リゾートの内装デザインです。まるで海辺にいるような感覚になることが特徴的な内装デザインで、葉の大きい観葉植物などを配置するとさらに雰囲気がよくなります。
テーブルやイスにウォーターヒヤシンスや竹などの素材を使用すると、まるで南国にいるような空間を作り出すことが可能です。具体例として、IDEALの施工した「KAJA湘南平塚店」様の内装デザインをご覧ください。
モダン
モダン(modern)はクラシック(classic)の反意語で、「現代の」や「最新の」という意味です。モダンな内装デザインにはガラスや金属などの素材が使用され、白と黒などのモノトーンカラーが基本となることでシンプルで洗練された印象を与えます。
パン屋やレストラン、サロンなどの店舗でも人気なモダンテイスト。IDEALの施工事例「GLOWクリニック渋谷院」様は、真っ白な内装空間が特徴的です。
アーバン
都会的で大人な内装デザインを演出したいなら、アーバンがおすすめです。特徴として、グレーや黒を基調とした配色が多く採用され、テーブルやソファなどのインテリアをシンプルなものにすることが多いです。
スタイリッシュで落ち着いた雰囲気を作ることができるアーバンな内装デザインは、バーやホテルのラウンジなどにおいて非日常的な空間を演出することができます。詳しくは、IDEALの施工した「CLUBLuXss」様の内装デザインをご覧ください。
ミニマルスタイリッシュ
ミニマルスタイリッシュの内装デザインは、無駄のないおしゃれな空間が特徴的です。コンクリート打ちっぱなしやホワイト一色のデザインが採用されることが多く、不要なインテリアが排除されて、必要な什器だけが配置されます。
ミニマルはヘアサロンやアパレル販売店などで多く採用されています。IDEALの施工した「株式会社ライト通信」様の内装デザインは、モノトーンでシンプルな空間を演出しています。
古民家風
古民家風の内装デザインは、特にカフェや民芸品店などで人気です。和ダンスやちゃぶ台などの日本の古き良き時代のインテリアを配置しながらも現代風のエッセンスを取り入れると、古臭くないおしゃれな内装を実現できます。
IDEALの施工した「栗歩-KURIHO」様は、大正ロマンをコンセプトに古民家風の内装デザインを実現しています。懐かしいノスタルジックな雰囲気のある店舗作りをしたいなら、古民家風の内装デザインを採用しましょう。
癒し
癒しの空間を演出する内装デザインは、サロンやクリニックに最適です。壁や天井などの色を白や薄いピンク色にしたり、間接照明の優しい光にしたりすることで、心を癒してくれる空間を演出できます。
IDEALの施工した「美圧ヨガbesta 恵比寿」様は、女性の癒しや美しさをコンセプトに内装がデザインされています。ぜひご覧ください。
おしゃれな内装デザインを作るポイント
どんな業種の店舗を開業する場合でも、おしゃれな内装をデザインするように心がけましょう。提供する商品やサービスの質が高くても、内装がおしゃれでないために顧客の満足度を得られずに集客を伸ばせないことがあるからです。
そこで5点に整理して、おしゃれな内装デザインを作るためのポイントを解説していきます。
事例から学ぶ
いきなり内装のデザインを始めようとしても、どこから手を付けて良いか分からなくなり、結果的に失敗してしまうことがよくあります。まずは開業する店舗のコンセプトに近い競合店を数軒訪れてみましょう。
また上でご紹介した事例はもちろん、「おしゃれな内装デザイン」を紹介しているWebページや雑誌を閲覧することもおすすめです。開業する店舗に取り入れることのできるおしゃれな内装デザインの特徴をまとめておきましょう。
内装デザインの種類を決める
上でご紹介した通りに、内装デザインには多種多様な種類(スタイルやテイスト、パターン)があります。デザインする内装の種類を選ぶことで、店舗のコンセプトを表現しやすくなります。
もちろん店舗のスペースごとに内装のスタイルを変えることも可能です。しかし店舗全体においてベースとなるテイストを決めておくと、統一感ある店舗をデザインできます。
素材や形にこだわる
おしゃれな内装デザインを決める要素として、素材や形が挙げられます。例えば木や石などの自然素材を使うことで、ナチュラルで優しい雰囲気を作り出すことが可能です。
また形にも直線や曲線などの種類が色々あります。カフェやサロンなどにおいて落ち着いた優しい雰囲気を演出したい場合には、丸みを帯びた形の内装デザインを意識しましょう。
色や光にもこだわる
素材や形だけではなく、内装に用いる色や光の使い方でも「おしゃれさ」を演出することができます。内装全体のベースとなる色を決めて、差し色でメリハリを付けましょう。
バーやラウンジなどにおいては、あえて暗めの照明や間接照明を使うことで落ち着いた雰囲気を演出できます。
個性や独自性を出す
「おしゃれな内装デザイン」の事例を学び、ベースとなる内装デザインの種類を決めたら、集客や売上を伸ばすためにオリジナルのエッセンスを加えることが必要です。
競合店の事例を真似するだけでは、個性や独自性を出すことはできません。例えば「壁をレンガ調にする」、「木目の床や家具にする」などのアイデアをたくさん出しながら、内装のひとつひとつをデザインしていきましょう。
実用的な内装デザインを作るには?
内装デザインをおしゃれにするだけではなく、「実用的な内装デザイン」を作りましょう。なぜなら店舗では質の高い商品やサービスを提供したり、災害が発生した場合に対応したりする必要があるからです。
そこで4点に整理して、実用的な内装デザインを作るためのポイントをご紹介します。
動線を考える
顧客が入店して接客をする店舗においては、顧客と従業員の動線を考えることが必要不可欠です。動線を考えないままに内装デザインを行なうと、混雑時に顧客に満足いくサービスを提供できない可能性が高まります。
例えばレストランでは、「従業員がキッチンで調理をした飲食物をフロアで待つ顧客へ配膳しやすいか」はもちろん、会計する場所やトイレの設置場所などについて顧客の満足度を高めるように動線をデザインしましょう。
安全性と耐震性を考える
災害時や緊急時に顧客と従業員が被害を受けないように、耐震性のある内装をデザインすることも大切です。例えば地震発生時に照明器具が落ちてきたり、窓ガラスが割れてしまったりするしないように、おしゃれな内装デザインに耐震性をもたせましょう。
また窓や出入り口の配置を工夫して、火事の際に避難しやすい間取りにしなくてはなりません。万が一の災害に備えて、安全性に配慮した内装デザインにすることも大切です。
耐久性と修繕のしやすさを考える
おしゃれな内装デザインは集客や売上を伸ばすために重要ですが、耐久性があり修繕のしやすい内装設備を取り入れましょう。いくらおしゃれな壁や照明器具を施工しても、すぐに壊れてしまうなら余計な経費が発生してしまうからです。
断熱性を考慮する
来店する顧客の居心地を左右する要素の一つが、室温です。店舗を開業してからは、空調設備を使って室温を管理することになります。
しかし断熱性を担保する内装を施工することで、空調費用を抑えることができます。内装デザインの段階で、屋根や壁に遮熱や断熱塗料を使うことを考慮しましょう。
おしゃれで実用的な内装をデザインしよう
内装をデザインするときには、「おしゃれさ」と「実用性」を両立させることが重要です。内装デザインの事例や種類をよく理解した上で、内装をデザインしていきましょう。
IDEALは、店舗開業に必要なコンセプト設計から物件探し、内装デザイン・施工までをワンストップでお手伝いしております。
内装デザインや店舗開業をご検討中の方は、ぜひお問い合わせください。
監修者
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IDEAL編集部
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